2018年2月5日月曜日

天使の分け前、悪魔の取り分

土曜日は午前中Queensへ。午後は帰宅し仕事であった。日曜は二日酔いを抱えつつ仕事だったんである。
第一公園スタジアムは度重なる雪でかろうじて内野が使える状態。木曜の雪には実際参ったものである。やっと先週の残雪が消えかかったところに木曜の積雪は、脚を骨折しやっと退院した怪我人の松葉杖を横から奪うようなものである。傷口に塩をすり込むようなと言うべきか。グランドはぐちょぐちょというよりはもっと粘度が増したねっとり、もっそりしたような塩梅の土であった。

これはどーしたものだろう。スタジアムには立派なスコアボードが建設中なんであった。あのボロボロのボードに代わって、新築の素晴らしいボードがほぼ完成間近の姿を現出させていたんである。前会長Sohmaさんにいきさつを訊いた。
うーむ、どうしよう。「あるところ」からの寄贈なのだった。しかしこれをこの時期に勝手にここでつまびらかにして良いものだろうか?周年行事を控えてまだ公式にお披露目されてないのに、フライイングしてリークしちゃったらマズいのではないか。すでに知っている人は知っているだろうし、関係者に訊けば公開の可否は簡単に分かるだろうけれど、今回は自粛しようと思う。いずれシーズンが開幕すればまた記載しようと思うのだった。
いずれにしても素晴らしい寄贈品であることに違いない。感謝、深謝の念に堪えない。
ありがとうございます。

練習後、午後のメイツにグランドを明け渡すために丘の上に移動するQueens。ここでサプライズがあった。29番コーチSatohさんのバースデイにQ姫から(Q母たちの気持ちだろう)、プレゼントが渡されたのだった。今季主将Yurikoから手渡され、更に「ハッピバースデイ、トゥユー♪」の合唱。めっちゃ照れながら、ありがとうと返すSatohさん。

その晩は友人たちとしこたま飲んじゃって、翌日はちょっと二日酔い。しかしその晩になるとまたウィスキーにちょろちょろと触手が伸びるのは飲んべえの常である。今週半ばから新しい仕事が始まる予定。某有名設計事務所が手がける京都のホテルの実施設計協力なんであった(守秘義務のため詳しくは書けない)。2月いっぱいはかなり忙しくなる。ならばその前に溜まっていたTSUTAYAの映画を今のうちに観ようと沈思黙考し画策。大好きな役者、モーガン・フリーマンが出演する「ジーサンズ(邦題)」。年金だけが頼りの老人3人が、年金支給を奪われることに端を発して、一念発起、銀行強盗をやっちゃうというヒューマンコメディーなんである。モーガン・フリーマンは、この人でないと出せない味わいのある演技、唯一無二の役者、この人が出てるだけでその映画の腰骨がしっかりするような、抜群の安定感がある俳優である。ただし、この名前モーガン・フリーマンは、どーしてもすぐに思い出せない役者名前の代表格なんである。同じ黒人俳優でもエディー・マーフィーやデンゼル・ワシントンやルイス・ゴセット・Jrなどはすぐに出て来るっちゅうに。他には昔はケビン・コスナーがすぐに出てこない名前だったが、「ケビン・コスナー=花瓶、こするな」と覚えれば良いと何かの本で読んでからは忘れないようになった。余談ではある。それにしても洋画の俳優の名前ってなんでこうも、すぐに出てこないのだろうか。年のせいではない、若い頃からそうだった。

上の写真に写るサントリー山崎は数年前にもらった前会長Sohmaさんからの頂き物である。もちろん今は中身は安い酒でAmazonで購入している「樽香る」、4リッターのペットボトルのウィスキーを詰め替えているんである。香りが良くガツン系の重いウィスキーなので気に入っている。
ここで何度も書いているけれど、昨年ブレードランナー2049が公開されて劇場に観に行き、ネットでこのグラスも購入した。しかし先日やっちまったんである。限定品的な品だから値段は高いくせにモノはチープなのは理解していたけれど、ついに台所で割ってしまったのだった。いとも簡単にパキリコンとあっけなく。今はアロンアルファでくっつけて置物になった。道具としての機能は消失したが、飾り物として眺めれば割れて欠けたグラスも悪くないものである。バカラのグラスだったら泣くに泣けないだろうけれど。

まだウィスキー繋がりの話は続くんである。下の写真。
右端はチリの赤ワイン。チリワインの赤はガツン系で重くフルボディーが多いし、おまけに欧州ワインに比べたらかなり安価なので、年に何回かはコンビニやスーパーで買うことがある。すぐに飲まなくても棚に1本あるだけで安心しちゃうのだった。「おし、今日は映画観るぞ」という休日前のそんな時に、この赤ワインとブルーチーズかピスタチオなんぞがあれば至福の時を過ごせるわけで。

左端にあるのはジムビーム。ただのジムビームではない。「DEVIL'S CUT」(デビルズカット)。これもちょいと高めだけれど昨年衝動買いしちゃったものである。
ウィスキーは樽に入れて醸造し数年から数十年寝かせて熟成したのち、やっと商品になるわけで。その間毎年、数%が蒸発し中身が少なくなるんである。10年ものになると8割くらいに減っちゃうのだった。しかしこの蒸発分があってこそ旨いウィスキーなんである。これを「天使の分け前」と言う。実に素敵なネーミングではないか。若い頃それを知った時にちょっと感動したのだった。それは知っていたけれど、この「デビルズカット」という単語を見た時にまた興味が湧いたんであった。「デビルズカット」とは「悪魔の取り分」なんである。8年、12年経ってやっと樽から出してボトル詰めする。一滴残らず出し尽くすわけで。しかし空っぽになったそのあとも、樽本体の木の中にはまだ幾分かの酒が含浸(がんしん)されている。これを独自の技法で搾り取ったウィスキーを「悪魔の取り分」という。蒸発して天に昇った分が「天使の分け前」に対し、樽の木に含まれた酒を無理矢理搾り取ったものが「悪魔の取り分」。人は実に素敵な言葉を考えるものである。

中央にどどんと構えているのは、ジョニ黒の「ダブルブラック」
ジョニ黒12年を更にヘビーにブレンドしたもの。普段安酒ばかり飲んでいる筆者には手が出ない代物だ。ジョニ黒を買ったのは以前ここでも書いたように、ブレードランナーの影響である。それがこともあろうに更にその上を行く「ダブルブラック」なんである。ああ、当分封は切れない。そーだ、3月になればブレードランナー2049のブルーレイが手に入るので、その時に飲もうか。
実はこれも頂き物なんであった。筆者には何でもない普通の行為なのに、それに対するお礼としてある団体の方たちからの贈答品なのだった。感動してしまった。しかもちゃんとこの「晴耕雨読」を精査して筆者の好みを見極めていただいたらしい。さすがはあの団体なんであった。いつかはお返しをしようと思う今日この頃なんであった。

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