2020年3月25日水曜日

ニャンコも人も、それぞれの

日毎に刻々と変わるコロナ情勢とその世界の対応。朝令暮改と言っては例えは妙だけれど、昨日の話は今日になって変わる、変わらざるを得ない、そんな数日である。「猫の目のように」ここにきて大きな動きはTOKYO2020開催の是非。今日やっと一年をメドに延期に踏み切ることに大きく舵を切ることになった。様々な要因と利害とが輻輳(ふくそう)して、やっとそーなったかの感が否めない。これには日本が経済的にも大きな痛みを伴うことになるけれど、総合的に判断して致し方ないことだと思う。中止となれば7回裏コロナ戦に負けたことになり、延期であれば特別ルール適用でコロナに勝つことを意味すると思う。

自粛。東日本大震災での自粛は鎮魂歌として、失われた人命に対する思いを表現するために自主的に行われた。日本人のモラルとして不謹慎にならぬようにと。しかし今回のコロナ自粛は意味が違う。確かに同じくコロナで亡くなった多くの方への精神論もあるけれど、それよりも世界の人の命を守る、自衛のための自粛である。同じ自粛でも意味が違うと思うわけで。

さて、毎日コロナ疲れでは身がもたない。せめて不謹慎にならぬ程度にこのブログは続けたいと思うわけで。連盟、Queens、フレンズ広報担当としての野球ネタはまだしばらくは書けない。

先日の三連休初日に息子家族の元へ遊びに行ってきた。南町田である。息子の住むマンションの外廊下、遠くの山並みからヒョッコリ富士山が頭だけのぞかせていた。疫病が世界中に蔓延してる中、富士山を見ただけでウィルスが払拭され、心が浄化されたような気分になる。

息子はフレンズの前監督Itohくんと同期である。某IT企業でとんでもない仕事をしている。ブラック企業となってしまうのでここでは企業内容は詳しくは書けないが、夜中の1時に帰宅して自宅で仕事の続きをやり、少し仮眠して朝早くまた出社の繰り返し。筆者が10年前の50代前半の頃勤務していた会社では、1ヶ月の時間外労働が250時間を超えたことがあったが、話を聞けばそれを超えているらしい。しかも会社始まって以来の最年少管理職への飛び級の昇進で、全社的に一目置かれる存在になるも、周囲から妬み嫉みもあって心身ともに疲れているようだ。しかし、息子はどこかそれを楽しんでいるように日々仕事をしているようだった。単純に30代だから体力的に出来るというのではなく、おそらく彼の性格なのだろう。筆者も若い頃はそんな精神的気概はあったものの、バイタリティーの面では彼に及ばない。親としては頼もしく思える反面、身体には気をつけてもらいたいものである。

夕刻になって息子宅を辞去。がしかし、この日は息子の嫁さんの誕生日でもあり、南町田駅へ戻って皆で晩飯にしようとなって、息子家族と一緒にアウトレット施設、新生グランベリーパークへ。かなりの人出だったが、コロナがなければもっと混雑していたに違いない。偶然ではあるが筆者は昨年某社の依頼でこの一角のキッズゾーンの一部を実施設計したんである。クライアントとの打合に訪れた当時は、鉄骨が林立しクレーン車と仮設事務所のプレハブだらけだったが、今は駅舎も含めて全面リニュアルとなってすっかり生まれ変わった。全てゼロから建て替えたと言っていい。富士山はすでに闇に消えかかっていた。

娘には女の子が二人いる。上の子は昔ブログに書いたMinamiである。2才になる直前に重度の白血病にかかったがなんとか紆余曲折を経て今はとても元気にしている。20才になるまでは再発の可能性が否定できないとのことで、今でも年に数回検査通院。事もあろうになんという因果だろうか、つい先日下の妹のMiuが入院した。別の大病であった。この4月には小学入学を控えた矢先である。無事退院しても毎日インスリン注射を欠かさず、一生付き合っていかねばならないもの。母親(娘)の苦労はいかばかりか。個人的にはコロナなんて吹き飛んでしまう家庭事情。
そんな中で娘は病院へ、息子家族に遊びに行くことを楽しみにしていた、娘孫のMinamiだけが一緒にここへ来たのだった。
焼肉屋で晩飯をとり、ついでに「猫カフェ」に行った。筆者もしチャンスがあったら一度猫カフェに行きたかったんである。たまたま近くにあったので千載一遇のチャンス。今は家にミニチュアダックスのRinがいるが、かつてはニャンコ二匹と同居したことがある。20代の頃恵比寿のアパートで「ももこ」と、40代今のマンションで「ぴあの」。もしもう一度ニャンコを、となれば数種類候補がいる。そのうちの一種がアメショーだった。ここにもアメショー他、いろんなニャンコたちがマイペースであちこちのんびり徘徊していた。犬と違って唯我独尊マイペースなのは、ニャンコの愛すべき最大の特性だ。

下の写真のニャンコはここのボスらしい。いつもこの箱の上が定位置で、横になってガムシロやミルクなどの残量を監視しているようだった。

アメショーと一緒に撮ったMinamiとYuuga。いわゆる、いとこ同士になる。

前述のように南町田はグランベリーパークの新規建て替えに伴い、駅舎も全面新築となった。駅名も「南町田グランベリーパーク」駅と改称。階段から俯瞰するホームはまるでミニチュアのジオラマを見るような光景だった。ホームの向こうに滝が流れている。近未来映画のCG画像みたいであった。コロナがなければもっと混雑していたに違いない。

2020年代後半には筆者の地元鷺沼駅も新築される。規模はこれほどではないが、いったいどんなデザインになるのだろうか。設計事務所はどこが請け負うのだろうか、なんて今から楽しみである。
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付録。余談。蛇足。
娘の家では昨年ニャンコを飼った。それがアメショー、アメリカンショートヘアである。名前は「コチョ」と言う。昨年夏娘たちが家族旅行へ行くと言うので、2日だけウチでこの子を預かることになった。実に可愛い。Macで仕事をしていると目の前の図面資料にズデンと居座り、なんか文句あるか?と言わんばかりの泰然自若の、人間界の規範や習慣の空気を全く読まない立ち居振る舞いが、逆にまた可笑しくて可愛いんである。以前同居していたニャンコ「ぴあの」と同じである。なかなかのイケメンであった。

桜も咲き始め、陽気もよく、反して閉塞感漂うコロナショック、これを払拭(ちょっとダジャレ)する1日だった。しかし相変わらずウィルスとともに暗いムードが蔓延しているこの地球。人それぞれの立ち位置で考え方も千差万別、人それぞれが抱えている悩みも千差万別。世界中の人々が一刻も早く、この暗渠(あんきょ)からの脱却を希(ねが)うのは筆者だけではないと思う。
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