2022年2月24日木曜日

ふたつの春に思う

 ひとつ目はこちら。自宅から徒歩5分ほどのところに「梅公園」なる公園がある。毎年「晴耕雨読」にアップしているけれど、今年もちょっと寄ってみた。梅の樹種によって咲き具合が違うけれど、赤いのが満開で、白いのは八分咲きと言ったところか。子どもが子供の頃は....なんか変な日本語である。賢明な読者は分かりますね。野球やサッカーや虫取りによくここへ遊びに来たものであった。偶然である。メジロが二羽せわしなく枝から枝へ飛び回って花の蜜を吸っていたのだった。これも過去に何度か書いたけれど、ウグイス色はあの黄緑色を想像しがちだけれど、実際のウグイスはほんのり淡い黄緑やくすんだ茶色である。途方もなく警戒心が強く何度も写真に収めようとするも、気配を察知して逃げていってしまうのが常だ。対して間違いやすいのがこのメジロちゃん。ウグイスよりも黄緑色が濃く、警戒心は薄く人前でも平気で飛び回る。目の周りが白いからメジロなんだろうと想像す。iPhoneで拡大すると画像は荒れるけれど撮ってみた。動画もどーぞ。

さて、ふたつ目の春は違う日に横浜の別の公園へ。お馴染み牛久保公園方面である。こちらではカワセミが佇んでいたんである。過去に何度かここで目撃しているけれど、実に可愛いくてシュッとしている。鮮やかな羽を広げて空中で一瞬静止する、そんな羽ばたいたところがカワセミ写真の真骨頂である。それを狙わんとマニアのアマチュアカメラマンのレンズの放列、いや砲列か。望遠レンズだけで数十万するはずだ。枝を離れて羽ばたくところを狙うため息を殺し1mmたりとも動かない。それを忖度して周囲の一般人も抜き足差し足で静かにスマホで写真を撮る光景だった。

もう何年も前からここの東家東屋(あずまや)に住み着いているふたりの住人がいる。ニャンコである。野良は警戒心が強いがそれはニンゲンのせいであって、優しく接すれば犬や猫も人に懐くものだ。ここの野良の住人は人が近づいても我関せず、ニャンコの王道、我が道を行く、ゴーイングマイウェイニャンコなんであった。周囲のニンゲンが優しく接している証拠であろうと類推するのだった。坂上忍の動物番組に倣って、下の写真の中にニャンコがいるのを発見できるだろうか。正解はこちら。アップで撮ったもの。フカフカの枯葉のベッドで温(ぬく)もりを享受している。相棒のミケ茶トラも淡い陽光を少しでも体に吸収しようとまんまるに佇んでいた。

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広大な池には僅かな数の鴨たちが残っていた。以前も書いたが冬が終わるとカモたちは日本を離れ故郷のロシアのシベリアへ帰って行くんである。今日筆者は思った。君たちどーしてあんな国に帰るのか?他者の命を奪ってまで自身の利益だけしか眼中にないかの国へ。あんな国に帰らずにここ平和な日本にいたら良いだろうと。まさかのウクライナ侵攻が始まってしまった。筆者は政治的発言はこのブログでは控えているけれど、北京五輪の審判判定疑惑、ロシアのドーピング問題。ここ数年の中露のやり口は、あまりにも目に余る暴挙と言わざるを得ない。グローバルスタンダード、国際共通認識から逸脱しているわけで。彼らにしてみれば、自分たちの方がスタンダードと主張するだろーけれど。

以前の日本の複数のニュース番組では、専門の識者がウクライナ情勢で「いやいや、戦争になることは絶対ないので大丈夫です」と笑って意見を述べていた。マスコミも驚きの急展開となった。

筆者若い頃、新築のビルをスポーツショップにするデザイン設計の仕事で、大阪へ出張することが多かった。大阪に着いて常宿としているビジネスホテルでチェックインしてると、フロントのテレビで湾岸戦争勃発の夜間のミサイル攻撃映像が流れていて、慄然としたことがある。フロントのお兄ちゃんに「とうとう始まったんだね」と唖然として言ったのだった。

今回も下手するととんでもない展開になるかもしれない。「目には目を、武力には武力を」という一方で「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」というキリストの教えもある。米国は軍事力を直接ウクライナへ投入出来ない事情があるらしいが、それをまんまと見越してのプーチンの暴挙。一体どーしたものか。ただでさえコロナ禍でうんざりなこの世界に加えて、北京五輪終了を見計ったかのようなタイミングで戦争勃発。本当に一体どーしたものだろうか。

せっかく早春の兆しに心和むブログを書こうと思ったのに、反して気分を害する今日なんであった。この日はもしかすると5年後の中学の歴史教科書に載るかもしれない。

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