2025年10月31日金曜日

偶然一致のロゴデザイン

MLBのブルージェイズとドジャースの戦いも佳境を迎えている。今シリーズの大谷翔平は今に始まった事ではないけれど、数々の記録を塗り替えて、しかも単なる記録にとどまらず大いに人々の記憶に残る記録を連発しちゃっているわけで。延長18回にも驚いたし、投手陣が枯渇した際に山本由伸が監督に登板を志願していたという逸話にも感銘を受けた。チームメイトか記者か、誰かが大谷に対して言っていた言葉「彼の凄さを表現する言葉はもう言い尽くした」...そーなんである。「宇宙人」だなどとの言葉もあった。筆者的に言えば「もはや少なくともこの地球上に棲息する生物ではない」ではいかがだろうか。

さてそんなポストシーズンをTV観戦していたらあることに衝撃を受けた。ブルージェイズのユニフォームの袖のロゴを見て「あらま、どこかで見たような...」このグリーンのロゴである。※ブルージェイズHPより

「な、な、なんじゃこりゃあ〜!」と松田優作のように心で叫んだのだった。筆者は「晴耕雨読」ブロガーではあるが、何を隠そうテシマデザイン事務所の代表でもある。互いのロゴがあまりに酷似していたのだった。

筆者はテシマデザイン事務所のCEOである。CEOとは、ちょっと・エロい・おじさん、...じゃなかった、ちょっと・偉い・オジサンの略である。テシマデザインホールディングス執行役員からは、ブルージェイズとウチがスポンサー契約したなんてゆー話は聞いてない。ならばと、ちょっと調べてみたら...。TDとはカナダの「トロントドミニオン銀行」の略称だそう。日本でTDといえばカセットテープのTDKか、弊所テシマデザインのTDWと相場が決まっている。相当昔に作った筆者の名刺印刷原稿がこれ。

トロントのTDとウチのTDを並べるといかに酷似していることか。単純にアルファベット2文字でオリジナルロゴをデザインしようとすると、当然こういう偶然の酷似は生じざるをえないだろう。なので「国際著作権保護連合」(そんなのあるのか?)に訴えることは控えておこうじゃないか。と、鷹揚に構えてみるのであった。

さてついでに余談を。以前書いたような覚えもあるけれど、ドジャースの袖に付いているロゴ「グッゲンハイム」が気になっていた。筆者にとってグッゲンハイムと言うと、ニューヨークセントラルパーク近くにある、フランク・ロイド・ライトの「グッゲンハイム美術館」が脳裏にあるからだ。30歳の頃実際に一人で行ったことがあって感銘を受けたものだった。螺旋状のフォルムで有名な建築である。内部も螺旋状のスロープになっており、壁に展示された美術品を鑑賞しながら最上階からスロープをゆっくり降りてくる仕組みである。※Wikiより

それでもってドジャースのグッゲンハイムである。グッゲンハイムは米国の巨大な投資グループで、ドジャース低迷期に買収した筆頭株主オーナーなんであった。本題はここから。このワッペンを付ける位置が問題なんである。最近Queensで応援Tシャツをデザイン作成したけれど(Qの母デザイナーの傑作である)、20周年記念ロゴを付けるのは右袖か左袖かの質疑あり、左袖にした経緯があった。神奈川県連、市学童のユニフォーム規定では左袖に「神奈川(英文可能)」や主将マークを入れることがマストなので、Queensの赤ユニの円形シンボルマークは、右袖に入れてある。しかしながら両袖とも空いている場合は、通常左袖にマークを入れるのが世界的に通例(「晴耕雨読」調べ)である。(下記シンボルはデザイン筆者)

それでMLBはいかがなものか気になったので、「晴耕雨読」調査班を米国へ派遣して調べてみた。MLBの規定ではスポンサーロゴは打者を基準にして「右打者は左袖に」「左打者は右袖に」が基本なんであった。ちなみに投手の場合は利き腕の反対側の袖に付けることとある。なぜか?沈思黙考すること5秒間。わかったぞ!TV中継時にセンターカメラから投手越しに打者が映った際、右打者は左袖しか映らず、左打者は逆なんである。つまり打者が立つたびにしっかりスポンサーロゴが放映されるように計算されているからに違いない。(「晴耕雨読」アカデミー学院調べ)ちなみに二刀流大谷翔平は投手よりも打者基準が優先されるので「左打者は右袖」が適用されている。左袖はドジャースのLAロゴがある。

こんなふうに観戦時ちょっと視点を変えて、斜め見することも楽しいものである。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

0 件のコメント:

コメントを投稿