2012年6月18日月曜日

記憶のない海

「記憶のない海」....太平洋の別名である。

今日の日曜朝、突発的に書いたブログ。近所のBOOKOFFへ行った。たんまりと店内を徘徊し2冊の本と1本の映画を購入。おかげでグランド集合時間に30分も遅刻。それでもお釣りがくる釣果である。本は荻原浩の2冊。「明日の記憶」以来のファンである。若年性アルツハイマーを扱った小説。これは40代、50代の中高年にとっては、半ばホラー小説とも言える逸品。「愛しの座敷わらし」が映画化になって映画を楽しみにしていたのだが、たまたまその原作本の上巻があった。買わずばなるまいて。上巻を読了してもしBOOKOFFで下巻が見つからなかったら、都内中の本屋をハシゴする自分を想像するも楽し。実際はすぐ買えるのだけれど。

「ショーシャンクの空に」
ブラピの「ジョー・ブラックをよろしく」も迷ったけれど、自分的価値基準「もう一度観たくなるであろう映画」という基準に照らして買ったDVDはこれだった。ずいぶん若い頃、まだDVDではなくレンタルビデオ店でビデオテープを借りて観て印象に残った記憶がある。しかも相当インパクトのある....。悲しいかな、それでも内容は忘却の彼方。ティム・ロビンスと大好きな黒人俳優モーガン・フリーマンの共演。内容やストーリー展開の紹介をするのがこのブログの本意ではないので詳細は割愛するけれど、とにかくいいのである。刑務所内の男の友情と勧善懲悪的巨悪を懲らしめる爽快感、ちょっぴり「大脱走」を彷彿とさせるシーンもあったりして、更にラストの感動的場面....。映画の醍醐味を散りばめた秀作といえるわけで。
これを買って早速観た。今日は配偶者が同窓会に出席で広島へ帰郷、「男のツマミ料理」を作りTVの前にでんと居座り、ビールとウィスキー片手に独りで大音量で観ちゃったわけだ。

流行の3DやCGを駆使したもの、ドギュンバギュン、血湧き肉踊る映画ももちろん面白いけれど、ストーリーで魅せる映画が好きだ。950円の数倍の価値ある映画であった。

「記憶のない海」
全ての記憶を忘れ去り、人生をリセットして新しい生活に臨み、太平洋沿いのメキシコの小さな港町で人生をやり直す...なんて素敵なフレーズだろうと思う。(Tさんアンタ、どんだけ人生に疲れているの?なんて邪推しないように願いたい)
すでにコレ鑑賞済みの読者諸兄も多いはず。
まだの方は是非!
但し人それぞれ価値観が違うので無理強いはしません、あしからず(^^)/
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2012年6月17日日曜日

中東の途中の笛

今日は午後からの練習だった。早メシにして、BOOKOFFに立ち寄りたっぷり古本と映画DVDを物色してからグランドへ行こうと画策していたら、携帯へ連絡網が入る。今日はグランド状況により集合時間を1時間遅らせるとのこと。それでもって、空白の1時間を埋めるのにブログを書いちゃおうと思い立ち、珍しくこんな時間にアップなんである。

先日は大仕事をやった。Queensの祝勝会で筆者マイクを持って大上段に構えて言っちゃったんである「...今日は重要なお知らせがあります。...(場内シ〜ン)...実は.....」以前Queensの携帯電話待受画面を作ったことはこのブログで何度か紹介。これに加えて各個人の写真入りで選手個別の待受を作ることを宣言しちゃったんである。言ったとたん場内笑いと拍手が渦巻く。しかし、その後何かと忙しく着手出来ぬまま時間だけが過ぎて...。このままでは大言壮語の輩(やから)と思われかねない。ましてやフレンズのは未だに実現してないし。
やっと完成したんである。Qのマネージャー・スコアラーのYamaguchiさんパソコンから全員に配信してもらった。数人の方からお礼のメールもいただき、安堵のため息をはく。

今週後半からは溜まりにたまっているスコアブックの集計作業に着手。
毎年10月頃から焦りまくってやっている事実を考えれば、今年は俺、優秀じゃん。過去の試合を振り返りながら一人ひとり集計をすると、その時分には気づかなかった、また違った子どもたちの一面を発見することがある。とかく打撃で華々しく活躍した子に注目されがちだけれど、投手成績などをカウントしてると、失点が多くても自責点が1点だった子や、四死球の少なかった子など見過ごされがちな活躍があるものだ。たとえ負けた試合でも、こういう面を見いだして試合後ベンチスタッフに声をかけるようにしているのだけれど、改めてスコアブックを自宅で集計していると、更に隠れていたいい面(逆に悪い面も)を見いだすことが出来る。スコアラーとしての楽しみのひとつではある。

昨日は更に独自開発のExcelスコア集計をリニュアルした。
昨年まで使っていたものを細部点検し、罫線の太さを変えたり、全体のフォントをボテボテのMSゴシックから一気にスッキリスマートなMacのヒラギノに変えたり.....。全国の方へ無償でこれを差し上げてきたのだけれど、これからはもっと気分良く使ってもらえるに違いない。それにしてもMSのExcelの罫線というのは、線の太さの自由度が低く参ったまいった。Macユーザーからしてみると、信じられないくらいのレベルなんである。ネットで調べても思いどおりに指定出来ないことが判明しガッカリ。「罫線」という概念が日本人よりも米国人は重要視しない傾向にあり、MSもまたしかりなんだそうだ。同じ米国でもAppleは違うぞって思っちゃった(^^)
このへんのリニュアルしたExcelスコア集計ソフトはまた機会があれば紹介しようと思う。

先ほど筆者と同じスコアラー兼ブロガーの、Tsudaさんの向丘サンダースブログをのぞいてみた。わんさいど・さんだーす
昨日川崎市代表として全学童県大会の決勝まで進み、惜しくも準優勝だったとのこと。同じ宮前区の同胞として誇らしいではないか。すぐに連盟HPでトーナメント表PDFをダウンロードしてみたら、なんと特別延長戦だったらしい。昨年から「特別延長戦」づいている宮前区ではある。でもアッパレ・さんだーすである。

おお〜ヤベッ。時計を見たらこんな時間。時計なんかほっとけい、とも言えずそろそろメシ喰って出かけるか。
ん?...時計といえば、あのサッカーワールドカップ最終予選の対豪州戦、最後の本田のFK。ありゃあないよね。そもそも、あの中東の審判はだな「中東の笛」てゆーか、「途中の笛」だろっ!更に....。
これを書き出すとまた止まらないから、もうやめた。
今、このブログのタイムアップの笛が聞こえたような気がする(^^)
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2012年6月14日木曜日

「はやぶさ」流星の帰還


※昨日のブログ「OnlyOneとNo.1」への追記です(6月14日PM16:30)

下のブログを書き上げたはのは正確には14日のAM1:30頃であるけれど、筆者は昨日の夜、つまり6月13日に書き始めたんである。感覚的には13日に書いた感が強い。薄れかけた記憶の引出しから朝日の記事を引っ張ってきて書いたのだった。
今朝になってある事実が判明し超驚いたんである。
6月13日は「はやぶさ」の日なんだそうである。全く知らなかった。

2003年に地球を旅立った「はやぶさ」が当初計画よりも3年も多く孤独に宇宙を彷徨い、なんと7年の歳月をかけ60億kmの旅の果てに、2010年6月13日にふる里地球に奇跡的に帰還したのだった。持ち帰った小惑星「イトカワ」の粉塵が入ったカプセルだけをふる里地球へ投入し、その任務を全て終えて身も心もボロボロになった彼は、大気圏で流星となって燃え尽きたんである。
以来JAXAは6月13日を「はやぶさ」の日としたのだそうだ。
(※日経新聞Web版2010/12/29付より筆者要約)(写真はJAXA)

上記日経の記事を読み出したら止まらなくなり感動すら覚えた。
偶然とはいえ、何か因縁めいたものを感じてしまった。渡辺謙主演の映画「はやぶさ 遥かなる帰還」は8月にDVD化されるらしい。
絶対観よっと!!

OnlyOneとNo.1

フリーで仕事をしていると、とかく人との会話がなくなりがちだ。今日のように仕事の電話を2本かけてメールを数本書いて送り、他人との会話がないかわりに、やたら話しかける相手は愛犬の「りん」という始末。そんな日に限ってTVやラジオで見聞きし記憶に残ったコトバがずっと頭の片隅に居座るわけで。このブログカテゴリーでも「本と言葉」というのがあるけれど、コトバの話に特化してブログを書けばネタは尽きない。
今日はふたつあった。何も大層な立派な言葉ではない...それどころか低俗なコトバなんである。
ラジオで「五感に響く」と聞いて筆者はすぐ言葉を変換....「股間に響く」(^^)
もう一つは、若い女の子が中年男性に対して言った言葉を受けて、
「キミ、おじさんて言うな、失礼だろっ、このおじさんに対して」...アンタも失礼だろって。

さてオチャラケはこのへんで。ここからは結構マジメなブログ。
前出の「言葉の記憶」で思い出した。いつか書こうと思って新聞の切り抜きを引出しにしまっていたことを。朝日新聞の2月ころの記事。小惑星探査機「はやぶさ」のPMを務めた川口淳一郎さん(宇宙航空研究開発機構シニアフェロー)の講演の記事である。(「はやぶさ」は映画化もされているはず)この講演を端的に要約して記事にした朝日の記者の能力も優秀だと思うけれど、川口さんの講演内容の言葉が、一つひとつ筆者の胸に響く。
切り抜きを写真に収めて公開したいけれど、それをやると朝日新聞はウルサイのでやめる。昔ブログに書いたかどうかわからないけれど、「著作権・肖像権・所有権・知的財産権」諸々の理由で、新聞写真を個人ブログといえども勝手に掲載してはいけないんである。法令遵守も大切だけれど、庶民には「大岡裁き」的、懐の深さがあっても良いのではないかと思うのだが....。

いけない、横道にそれてしまった。川口さんの講演の言葉であった。
以下記事を転載しつつ、私見を挟みたい。許諾なしの転載すら本来イケナイ行為であるらしいが、クレジット挿入は最低のモラルなので記載。
2月28日(?)頃の朝日新聞朝刊から

●「閉塞感 アイディアで破れ」...はやぶさが示した日本の可能性
(前略)......
我々が目指したのは、ナンバーワン、世界一になることかというと、正確にはそうではない。ナンバーワンは、決勝で勝てばいい、...(中略)...我々は世界初、オンリーワンになろうとしたのです。オンリーワンであることは自動的に世界一です。
この一文で連想したことはとりもなおさず筆者が携わる少年野球のことである。
大会で優勝することはナンバーワンになることだ。あらゆるスポーツ競技の常でナンバーワンを目標とするのはいいことだ。優勝を逃した、あるいは予選にすら通過出来なかったチームは、ならばオンリーワンを目指せ。優勝したチームにはないものを持っていれば、たとえ負けても胸を張っていい。エラーをしても悔いのない思い切ったプレー、たとえ三振しても一球に対する集中力は誰にも負けなかったという自負があればそれでいい....。

●プロジェクトを進めるうちに、多くのことを学びました。一つは迷うくらいなら、どっちでもいいということ。99点を取る索と100点を取る索の区別に何年もかかっているとプロジェクトは一歩も進みません。....(中略)...。
全くもって目からウロコが何枚もこそぎ落ちた。仕事でどっちのデザインにしようかと迷うことたましばある。悶々と悩むことの時間が実作業に匹敵することすらある。二者択一。自分的にはどちらも甲乙つけ難いけれど、結局は大同小異、どちらもそう変わらないということだ。100点も99点も大差ない。1点の差に拘ることが誇りと思うこともあるけれど、大局的見地で物事を睥睨してみれば実は馬鹿らしくなるくらいどっちでも良かったりすることってあるわけで。
「迷うくらいならどっちでもいい」....肩の重荷が下りる爽快感をもらった。
日々仕事をしている読者の方もそう思いませんか。

●(中略)...同じことをしていては競争力の復活はないわけです。製造の国から創造の国へ変わらなければいけない。....(中略)...。
戦後復興の原動力は日本人の勤勉さと努力を惜しまない国民性にある、とよく言われてきた。欧米の工業技術を学び、資源の乏しい日本は原材料を輸入して加工製造し、更に世界に負けない製品を輸出することで、工業・製造立国となった。しかしもはやそれにも限界がある。今までの技術力は生かしながら更に必要なのは、「創造性」なのだろう。某経済急成長隣国のように、臆面もなく人まねをして創造性のかけらもないのに平気でいられる姿を見ると、なんだか大昔のニッポンを見てるような気がするのは私だけではあるまい。昔の日本が某隣国と同じだったとまでは思わないけれど。「創造性」は「オンリーワン」と同義語なのかもしれない。

●アップル社が宣伝に使った「Think different.」という言葉。考え方を変えてみよう、ほかの人がやらないことをやってみよう、あまのじゃくの勧めと思っています。(中略)...
筆者の小さな脳味噌の片隅といえど常に屹立して存在するのがこれなんである。ド真ん中ではないけれど、いつも頭の端っこにこれがある、厳然と。「Think different.」はAppleのかなり昔、30年も前のIBMかマイクロソフトに対抗する宣伝キャッチフレーズだったと思う。社会人になりたての筆者には衝撃的なコトバであった。そのコンセプトを曲げずに今に至ったAppleは現在世界一のトップ企業となった。ナンバーワンとオンリーワンを同時に獲得したような企業である。Appleに心酔している筆者の場合は結果が伴わずにいるけれど(^^)

講演の記事の最後の言葉だけ転載しておこうと思う。
●...中略.....創造できる国だという自信と希望を持てる、そんなふうに感じさせられたこと、それこそが私たちの成果だと思います。....(中略).....それこそが日本復活、そして復興を目指す方々の励ましになるものだと確信しています。東北だけではありません。日本全体で頑張りましょう。
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2012年6月12日火曜日

踊る白球

少年野球に携わる子どもも大人もみんな、白球を見るとどうして、こうもワクワクしちゃうんだろうか?サッカー小憎だった筆者は真新しいサッカーボールを見ると、居ても立ってもいられず無性に蹴っ飛ばしたくなるのだが、同様に真新しい白球を見ると、居ても立ってもいられず無性に投げてみたくなるんである。新しいボールを手にした時に、手のひらに残るあの白い粉末さえ愛おしいものだ。
バックネット裏の大会本部でたまたまそこだけ陽が射したボールにはっとしてレンズを向けた一枚。

宮前区子ども会大会の開幕。前日のQueensの体験会やBBQ大会を、無慈悲にも白紙にしてしまった憎き雨雲はどこへやら、第一公園スタジアムは大快晴の午前8:30。

開会式のあとは各チームクモの子を散らすようにわらわらとそれぞれの会場へ移動、有馬フレンズは富士見台ウルフの本拠地、富士見台小学校球場へ向かう。対戦相手は水沢ライナーズ。昔の記憶では強豪であった。最近のデータ、特に今年の状況など全く分らなかった。前日に記念誌のページを繰ってみると、6年生が10人ほどいるはずだ。侮れない....。
「プレイッ!」
試合が始まってみれば惨憺たる結果....
....だったのは相手チームであった。詳細は避けるけれどスコア記録的にはこうだった。「2回裏フレンズの攻撃・打者3巡、22打席・6安打・被四球13個・全員得点・満塁での連続押し出し得点7点.....。」うちも強豪相手には何度かこういう煮え湯を飲まされてきた経験があり、相手の子どもたちや指導者の気持ちが分るだけに、最後はなにか悲しい気分になってしまった。3回コールド16:0。勝負師的指導者ならばこんな時も更にガンガン点を取れと指示するんだろうけれど、筆者には出来ない。
勝たせてもらった試合ではあるけれど、ベストプレイヤーは投げては無四死球、打っては3打点のTakumiと、2打数2安打2本の2塁打2得点4打点のKoutaに決定しちゃう。ライナーズさん、お互い頑張ろう!

第二試合は強豪富士見台ウルフと長沢ドングリーズ。
ドングリにはQueensのIzumiが在籍している。先発投手で5番を打つらしい。彼女の魅力と武器はなんと言ってもその屈託ない笑顔だ。試合前にスコアラーであるIzumiちゃんの母と連盟公式審判員の父、Hadanoさんがご挨拶。エールを送る。
ドカベン殿馬のお株を奪う「秘技!白鳥の湖打法!」ならぬ投法!なんである。
...でしょ、ねっ!(^^)

ところでここ富士見台スタジアムは歴史と伝統とその輝かしい戦績と、更に名将の名を欲しいままに享受する大監督Ogasawaraさん率いる「富士見台ウルフ少年野球クラブ」の本拠地である。フレンズ黄金時代には何度も肩を並べ切磋琢磨した仲であった。筆者オヤジコーチ時代には、うちが中盤までに5,6点差をつけて優位に立ってもOgasawaraさんは涼しい顔をして平然と構え、終わってみれば1点差くらいで逆転負けという試合がいくつもあった記憶がある。近年は連盟の副会長も兼任す。ヤングのKurosu監督同様、存在そのものにオーラがあるんである。
いろんな意味で大きな存在である。
どんだけ大きいかって、こんだけ大きいのだ。ほらね、校舎の上からグランドを睥睨するくらい。(しかして実際は細やかな気配りが出来る人なんである。野球は老獪かつ緻密である)この写真誰かウルフ関係者が見ていれば、是非ウルフに配信して欲しいものである。

勝ち残りで第三試合はフレンズ対向丘キッズ戦。2塁塁審はIzumi父のHadanoさんが務める。

これがうちの今年一番の試合になるだろうとは誰も想像しなかったに違いない。
初回表キッズの得点は1。その裏フレンズも1点を返しイーブン。2回表また1点リードされるも3回裏に1点奪取しまた追いつく。4回にまた1失点するが裏にまた1点で同点。同点に追いつくも逆転が出来ない打線の細さを露呈。更に6回表にまたしても追加点1点を取られてしまう。うちもウチだが相手も地団駄を踏んでるに違いない。スコアブックには見事に「1」がズラリ。
ここまで4:3のビハインド。6回裏のフレンズ。先頭打者8番Yuusukeが安打で出塁、2盗、暴投がらみで3塁へ。1番バッターShouyaの内野ゴロの間にまたしても1得点で4:4の同点。4回繰り返してきたパターンである。アウトカウントは2死ランナー無し....。

実はこの日ここへ来た時に6年生の副将Koutaに言った言葉がある。
「おう、Kouta。ここはな、結構ホームランが出やすいグランドなんだよ。ライトフェンスは遠いけど、レフト側は以外に思った以上に近いんだよ。おまえがドンピシャのタイミングで振り切ればイケルぞっ、頑張れ」
筆者の昔の記憶ではここで何本かホームランを見ているんであった。野球センスは抜群なのに、普段目立たないKoutaに活躍してほしくて声をかけた。

2死ランナー無し....。
打席はKoutaではなく5年のMamoruだった。また同点のままで7回に突入かと思われた3投目を強振しMamoruのバットが火を噴いた。滞空時間の長い高い円弧を描きながら白球は左翼手のネットの向こうで躍り上がる。思わず全員が起ち上がる「入った!」
逆転のソロホームランである。初めてこの試合優位に転じた。
歓喜に沸くフレンズベンチ。弱小チームの汚名に甘んじて幾星霜。それを見事に払拭する快音であった。
結果は最終回にまたも冷や汗をかいたものの、最後はTakumiが締めてゲームセット。この試合を肴にオヤジたちがその夜うまい酒を呑んだのは言うまでもない(^^)
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