2020年3月15日日曜日

新型コロナと「222222」

前回ブログではコロナにまつわる由無し事を、暗鬱と、どんよりと、ぐんにょりと、今にも降り出しそうな不穏な雨雲みたいに、暗い話になってしまった。なんだか申し訳なし。TVで「新型コロナ」とだけ聞けば、数十年前ならばトヨタの新車のことだったが、この文言は今年の流行語大賞筆頭になるであろうか。併せて「今年の漢字」一文字は「疫」「災」「病」あたりが候補に上がるだろう。

さて気持ちを一変し記念誌なんである。
先のブログでもお伝えした通り、3/11にプリントパックへWeb入稿し、いわゆる作家で言えば「脱稿」した。前日深夜まで編集後記の書き直しや、目次ページのデザイン変更など慌ただしい時間であったが、なんとか「有馬の中心で快哉を叫ぶ」ことが出来たのだった。記念誌発注を終えた報告がてら、フレンズグループLINEには表紙だけPDFを掲載した。お約束通りこのブログでも表紙だけアップしちゃう。右が表紙で左が裏表紙。真ん中のフレンズストライプは背表紙の一部。冊子厚みは3.3mmと意外とコンパクト。

本文は70ページ。広告ページは全て記念誌委員会母に任せて分担して作ってもらった。ギュギュッと40年のエキスを詰め込んだ一冊である。悪く言えば詰め込み過ぎだったかもしれない。目次を作り終えた段になって、またクリエイターのこだわりが頭をもたげてきた。皆がこれを手にするのは図らずも桜の咲く季節である。急遽思うところあって、一年前小台公園で撮った満開の桜の写真を使おうと閃いた。それまでのレイアウトを全て変更し、さらにフォントのバランス見直しも図る。表紙をめくって目次を開いた時のインパクトはかなりあるはずである。次をまためくってみたいと思ってもらえたら本望。

この表紙のJ号級ボールで40thを表現しようとアイディアが浮かんだのは、昨年の早い段階だった。制作が押し詰まった時に撮ると真冬の芝が茶色く枯れた状態になるので、確か昨年の秋ころまだ緑が青々とした季節に撮影しなきゃと決行した。横浜の某公園で新品のボールを並べて四苦八苦。通り過ぎる通行人は訝しげな目で筆者を見る。露出や撮影モードを変えてパシパシ撮った枚数は50数枚。ふと気がつき数えてみたらボールの数もちょうど偶然40個であった。最後にゼロの中にフレンズ帽子をセッティング。これもまた遊びココロが閃き、近くにあった野花を帽子の穴に差し込んで撮影。帽子はヨレヨレの物をそろそろ買い替えようと思っていたので、グリーンスポーツで買った新品である。

京都の印刷会社からの納品は来週19日頃の予定。22日日曜にコロナを鑑みて大人だけ集まり、グランドで現フレンズ関係者だけに配布会を計画した。詳細は省略するけれど、コロナ状況でそれも延期となった。制作者としては1日でも早く現フレンズに手にとって欲しかったのだが、忸怩たる気分で非常に残念である。時に制作者の熱い思い入れと読み手受け取り手との間には温度差があり、埋めようのない乖離(かいり)があるから、自論だけで強行するわけにも行くまいかと、オトナの判断に至った。式典関係者には基本郵送で進呈するので、フレンズ関係者よりも早く記念誌を手にするかもしれない本末転倒的な事態となった。それは構わない、立場関係なく手にとった方達にはぜひゆっくりページを繰ってほしいものである。記念誌のみならずこの手の世界中の制作物は、作り手がそれを作り終わった時が最後ではなく、一般ユーザーがそれを手にした瞬間が完了なんである。
.....
さて、最後に。
つい先日このブログを開いたら毎日のアクセス数の下の累計アクセス数に目がいった。あらまなんと「222222」ではないか。ページビューPVは100万を超えた。芸能人の内容のないブログに比べたらちっぽけな数字であるが、それでも今までお付き合いして読んでくださった読者の方達に、感謝!

「2」と言えば。過日の式典は2020年02月02日(令和2年)である。記念誌にも多少デザインを誇張してページを割いて制作。日本人はこーゆーゾロ目が大好物である。昨今のコロナ狂想曲に思うのだが、もし式典がもう少し遅れての予定だったら、いったいどうなっていただろうかと。例えば2月下旬や3月の今頃だったなら。イベントや大きな集会、不用意な外出禁止、学校休校などの嵐が吹き荒れている時期だったならば?想像するだにおぞましい。延期または中止に追い込まれただろうか。或いはやっても来賓OBなどの参加者は極端に減少したろうと想像する。コロナは既に日本に忍び寄っていた頃だが、ギリで2/2で開催できたことは実に幸せだったと言う他ない。

連盟からの活動自粛要請は、正式に当初の15日から22日まで延長となった。先日川崎市内で初の感染者が出たけれど、このままじっと待てばほんの少しでも収束に向かうのか。あるいはむしろ拡大し他区や宮前や有馬にも感染者が出る可能性とて大いにある。これまでの経緯を振り返れば後者の可能性が大きいけれど。それでも私たちは過敏にならず何がベストかを考えて、日本の未来を背負う子どもを守り、我々は相手の気持ちになってオトナの行動をしよう。

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2020年3月14日土曜日

新型コロナに思う、いつまで?

ここ1週間余りの連日の新型コロナマスコミ報道、Yahoo!ニュースは上から下までほとんどがソレで埋め尽くされている。世界的にも次々と各国蔓延の知らせが日を追うごとに増加する。中国では沈静化に向かっているとの報道もある中、むしろ政治的な策略で感染者数の数字を操作しているのではとの見方もあり。更にフェイクニュースとかではなく、米国の著名な生物化学者のインタビューでは、中国武漢の生物化学兵器研究所から漏れたと断じる記事もあり。イタリアや米国はじめ欧米では当初、対岸の火事を見る思いが、自分の足元に火がついた途端に右往左往、感染予防に対する文化の違いや、マスクに対する価値観の違いもあり感染拡大に歯止めがきかない。当初の日本の対応を冷やかに見ていた節があるが、あっという間に日本の数字を追い越すことに。偏見に満ちたアジア人への暴行などは記憶に新しい。実は日本だって加害者ではなく被害者なのに。中国発症であるにも関わらず、かの政府は沈静化に向かっていると「どーよ、凄いだろウチは」的に胸を張ることはあっても、決して世界に対して「ウチの国から全世界に迷惑をかけて申し訳ありませんでした。今後気をつけます」的な謝罪の言葉はない。もしこれが日本発症なら、筆者は世界に向けて土下座して謝罪しちゃうに違いない。しかもあろうことか、かの国の政府関係者は、今回のコロナは米国軍人がウィルスを意図的に武漢でばらまいた疑いがあるなどと、なんの証拠もないのに反論コメントしちゃう有様である。隣国韓国に至っては詳細を書くのもゲンナリしちゃうほどの政府対応と日本に対する反発である。一体どーなってんだこの世界は。人種や肌の色の違いを越えて協力しなきゃいけないパンデミックの事態なのに、人命よりも政治的な思惑が渦巻くこの世界。ゼウスが世界中のあらゆる災厄を箱に閉じ込めてパンドラに贈ったものの、彼女は誘惑に負けて箱を開けたら魑魅魍魎が全世界に飛び立ち蔓延する。いわゆるギリシャ神話「パンドラの箱」を想起したのは筆者だけではあるまい。神話では箱の中に残ったのはたった一つの「希望」だったと言うオチがついているが、果たしてその「希望」は今の世界にあるのだろうか。

転じてスポーツ界。春のセンバツが無観客試合になるだろうことは容易に想像できたが、まさか中止になるとは思わなかった。ちょっと衝撃であった。TOKYO2020オリンピックの行方も大いに気になるわけで。世界中の野球やサッカーなどプロスポーツも中止に追い込まれる中、アフリカ某国でも日本人の発症が確認されたらしい。アフリカでは十数国め。アフリカ大陸の医療機関の現状は詳しくないけれど、医療の整っていない国や地域に回ってしまったら手のつけようがないだろう。アフリカと言えば「エボラ出血熱」は遠い昔の話だが、感染拡大となれば急に現実味を帯びて来るわけで。

更に世界から局所的にこの辺の周りへ目線を転じれば、先日ついに川崎市多摩区でも感染者がでた。川崎市内では初。飛沫感染と言う性質を考えれば、どこの市やどこの区と言うのは意味を持たない。海の向こうの対岸の火事の火の粉が、とうとう頭に降りかかってきたわけである。十分予想できることだった。我々一般市民が出来る予防策はマスクや手洗いなど至って簡単明瞭なことを粛々とやるしかない。

先日このブログでフリーランスの立場の不公平を嘆いたら、与野党から疑問の声が上がり数日後には政府から自営業者も補償の対象にすると後追い発表があった。正規非正規約8000円に対して、自営業は一日4時間?日額約4000円?って、おいおい、ないよりはマシってか。但し筆者は小学生の子がいるわけではないし、クライアントからコロナ関連で仕事を失ったと言う証拠を提示できるわけではないので、その恩恵にあずかることはなく、全く関係ないのであるが。フリーランス=自営業で企業と契約を結び定期的な仕事をしている、かつ子供をもつシングルマザーの救済には厳しいに違いない。筆者のようなジジイではなくそんな若い人を救済してほしい。いやはや人の心配している場合ではなく、筆者も目に見えて仕事が激減している。生活の不安はサラリーマンの比ではない。建築内装業界はリーマンショックの時も全く仕事がなく、あの時の恐怖が目の前に横たわる。

もっと局所的。ここ数日の世界と日本のコロナ情勢を見ていれば、おのずと宮前少年野球にも考えが及ぶわけで。現段階では15日までの活動自粛だけれど、ここ1週間の情勢を鑑みれば延長になるのではと半ば予想はしていた。連日連盟連絡網で役員、事務局のメール会話が飛び交う。正式通達はまだなのでここでお知らせすることは出来ないが、自粛期間延長は避けられないだろう。甲子園が中止なのに小学生の身を危険に晒すわけにもいかないし、世間体を慮(おもんぱか)るオトナ的忖度もあるだろう。上部組織川崎連盟と政府の意向を鑑みて様子伺い。日本の少年野球の他のブログをざっと咀嚼(そしゃく)しても、活動自粛延長が大勢を占めているようだった。
ひとつ決定されたのは、本日上部組織からの連絡により毎年恒例の「ライオンズ杯」は延期ではなく中止となったことである。夜、連盟から一報が入った。これは決定事項なのでここで公表してもいいだろう。活動自粛期間の連盟の判断にも拍車がかかるはずである。女子野球Queensはただでさえ年間大会数が少ないのに、残念なことである。

晴れて、子どもたちに思い切り野球をやらせてあげたり、元気に学校に通わせたり出来る日はいつなのだろうか。先が見えないことが1番のストレスな今日この頃なんであった。
※文中、フェイクではないと判断した報道を要約した文章以外に、個人的見解も含まれます。

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2020年3月8日日曜日

有馬の中心で快哉を叫ぶ

ふっ.....
ムフッ....
ムフフフふ.....
んがーーーーーーーー!(笑)

ほぼほぼ、記念誌が完成したんである。この土日で最後の表紙と裏表紙のデザイン制作を終えたのだった。いやはや長かった。フレンズ30th、連盟20th(一部)、Queens10thに続き4冊目だけに、余計に力が入り、過去の二番煎じにしてはならず、新しいデザインを模索しつつのフレンズ40th記念誌。筆者の悪いクセは足し算を一気にしてしまうんである。その後引き算を試み、贅肉を削ぎ落としブラッシュアップして完成形にするわけで。ところが思い入れが強いと、引き算が出来ない時がある。詰め込みすぎは自分自身よーく分かっているのだが、あとからの削除割愛に罪悪感を感じちゃうカラダになってしまったのであった。写真はおろか、文章に至っては書いたのちに不要部分をバッサリ一行削除した後、事もあろうに二行書き加えたりしちゃうんである。「晴耕雨読」の1ページと最後の「編集後記」では5,6回は推敲(すいこう)しただろうか。記念誌は本文70ページにコンパクトにまとめたつもりだが、もし「晴耕雨読」と「編集後記」を際限なく書いていたら、この二つだけで70ページ分書いていたに違いない。
写真は最後の校正のためにA3で出力した全ページの紙データ。

表紙は色校も兼ねて写真用紙で出力した。本番の印刷では光沢アリの分厚い用紙を選んでいる。全体はまだ公開できない。今週印刷会社に発注したのち、フレンズLINEには公表するつもりである。そののちこのブログでも公開予定。

昨年から記念誌をやり始めて、実行委員会資料も含めて記念誌資料がどっさり積み重なった。サイドテーブルは普段は仕事の図面資料が山積みなんであるが、記念誌の資料がそれを凌駕して余りある。過去の手持ちの写真、寄稿文の原文原稿、20数年間の「成績表」と「フレンズ名簿」、印刷の紙サンプル帳、フレンズ30th、連盟、Queens、レッパ、花フラ、川少連の30thたまなみ、練馬の強豪シニアチームなどの参考記念誌群、etc。模倣にならないように気をつけた。

あまりに乱雑になったので途中から過去の「成績表」と「フレンズ名簿」はアクリケースの上に避難させた。他の資料に侵食されそうになったためである。写真の1996年の成績表は当時の父のリーダーだったIigaiさんやスコアラーのOchiaiさんらが中心になって作ったもので、筆者はもらう側だった。Iigai父はもう代表とKumadaさんと筆者しか知る人がいない。当時のフレンズを支えてくれた父であった。息子と一緒に現フレンズのItohくんも表紙に収まっている。まさかこの十数年後自分が作る側になるとはつゆ知らず。Iigaiさんはプロカメラマンで、試合が終わると写真をすぐに現像プリントして皆に配っていた。(当時まだデジカメはなかった)サンダースTakahashiさんもそうだった。Iigaiさんは更に写真を駆使して「フレンズ通信」というA4サイズ一枚の新聞を作って翌週チームに配っていたんである。卒団の時に彼に言われた。「俺はもう卒団しちゃうけど、TeshimaさんはまだKanako(妹)がいるから。だからこの「フレンズ通信」はTeshimaさんに引き継いで欲しいなあ」と。筆者は「ムリムリ」とムリクリ断ったのだけれど、図(はか)らずもこれも十数年後この少年野球「晴耕雨読」BLOGとなって結果的に意志を継承したカタチとなった。実は筆者、小学生の頃は新聞部長でクラスや学校の話題を取り上げて、壁新聞を手作りしていたんである。
Iigaiさんは今回の40th式典では出席がままならず、代わりにご祝儀を頂いたのだった。息子の主将だったTakumiくんは、仕事でタイに渡り今は結婚し、先日お孫さんが生まれたそうである。Iigai父とのショートメールのやり取りで知ったのだった。

さて、まだ記念誌は「ほぼほぼ完成」であって完全な「脱稿」ではない。現在記念誌委員会のTakahashi母を中心に最後の全体校正作業に入っている。編集後記にも書いたけれど、母たちには本当に感謝に耐えない。これを受領したのち、筆者は修正すべきところを修正し、VectorデータをPDFに変換、それを更に別アプリPhoshopで開いて所定の加工をして、文字化けのないように画像処理しもう一度PDFに変換し、やっとネットでWeb入稿となる。今週半ばには入稿が完了し発注となる。その日が脱肛...いや脱稿と言えようか。その後は納品を待つのみ。
ちなみに下に下りてしまい残念なのが「脱肛」であり、上にも昇る気分で爽快なのが「脱稿」である。
もう一丁ちなみに言えばスーパーカブのオーナーが集まってツーリングすることを「カブ主走会」と言う。思い切り走りたければ千葉県へ行く。そのココロは「暴走半島」

脱稿のその時は心の底からセカチュー、いや、有馬の中心で愛と快哉(かいさい)を叫びたい。
「ぬ、ぬ、ぬ、ぬおーーーーーー!!!」
終わったぞ〜〜っと。(^-^)
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2020年3月6日金曜日

新型コロナ「狂想曲」と「協奏曲」

日々雑感的新型コロナなんである。連日TV、新聞、ネットはほとんどこのことで埋め尽くされているわけで。脅威に対する危機感は日毎に募る一方、微かに頭のどこかで自分は大丈夫、と根拠のない自信も正直あったりして。これが宮前で感染者が出たりしたら、一気に戦々恐々の空気感に拍車がかかるのだろうけれど。

マスクをする人は数ヶ月前までは「風邪を引いた人」「ウィルス予防の人」「花粉症の人」「カッコつけてファッションでする人」「芸能人が変装する時」「ヤンキーファッションの必須アイテム」「コンビニ強盗が犯行に及ぶ際の小道具」と相場は決まっていたが、ここにきてプラス「新型ウィルス予防」と「新型ウィルス拡散防止」と「エチケット、マナー」でする人が激増したんである。筆者はマスクは全く興味がなかったけれど、今は外出する際は「エチケット、マナー」でかけるようにしている。マスクはずいぶん前に購入したセットがあったので、これ幸いと同時にしぶしぶ仕方なくかけている。このままマスク信奉が続くといつか将来、外でマスクを取るとあたかもパンツを脱いだような、恥辱感に苛まれるかもしれない。それにしてもあの黒いマスクは如何なものか。まるで映画「東京グール」を連想してしまう。

先日宮前少年野球連盟の通達メール。3/15まで活動自粛「要請」があった。宮前のみならず、全国の少年野球ブログをザックリ検索すると、ほとんどが同じ態勢をとって活動自粛期間に入っているようだ。フレンズも例外ではない。自粛期間中の毎日の自主練メニューがLINEグループに入ったけれど、老婆心ながら内容は高学年と低学年とで分けるべきだろうと思ったのだが、「ジジイのタワゴト」と解釈されかねないので、提言するのはやめた。しかしこの長期間自主練メニューをチームに課すことは、ナイスなアイディアであり素晴らしいことだ。野球抜きにしても、学校休校、ただでさえ閉塞感漂う子どもたちにはエネルギー発散の機会を与えることになると言う、そんな大きく見た付加価値があるわけで。大局的見地ってヤツである。

休校である。筆者のマンションはバス通りに面しており、普段は朝元気にわんわん登校する子どもたちを眼下に見下ろしつつ、仕事の為にMacを起動するのが常である。西有馬小は4日から実施のようだった。前日までは子らが賑やかに行き交っていた舗道も、4日朝はしんと静まり返って実に静かだった。クルマの往来も極端に減ったように思う。
今日(5日朝)いつものように起床し、アイコスを吸いながらぼんやり窓外を睥睨。懸念されている学童保育に行くのであろうか、数人の子がパラパラと西有馬小へ向かっていた。その中で一人の子がマスクをせずにトボトボ歩いていたんである。すると後方から猛ダッシュでママチャリに乗ったお母さんとおぼしき女性が迫ってきたのだった。まるで箱根駅伝の選手に伴走しようと追いついた大学スタッフみたいに。交差点でやっと追いつくと一声かけてその子にマスクを手渡したのだった。窓越しで会話までは聞こえなかったけれど、おそらく彼女はこう言ったに違いない。以下これは筆者の「個人的見解」である。

「ごめ〜ん、マスクを持たせるの忘れちゃった。はいこれ。ちゃんとマスクして学校行くんだよ。ママ、これからお仕事だけどいい子しててね」

....そのあと彼女は更に加速して鷺沼駅方向へ坂道を登って行ったのだった。
仕事を持つ母親(特にシングルマザー)には本当に厳しい今の新コロナの日本である。連日マスコミで喧伝されている通り。どんな家庭環境かどうかは筆者には知る由も無いが、十数秒のこの光景を垣間見て、ナニカ少し俺も頑張ろうと思ったのだった。「勇気をもらった」なんて言えばちょっぴり気恥ずかしいけれど。

転じて。先日安倍首相が政府の責任において「正規、非正規問わずバックアップする」と宣言したことはみなさんご存知。「非正規社員」は昔のパートタイマーと違ってかなり手厚く保護されるようになった。社会保険などや残業代などが代表例である。しかし思った。筆者のようなフリーランサー=自営業は対象外。会社のバックアップがなく個人で国民年金保険料を支払っているから、それに見合う年金支給額もスズメの涙程度。おそらく年配の会社員には信じられないくらいの。社会的弱者と言ってはもちろん論外だけれど、もう少し公平な判断をして欲しいものである。こっちだってちゃんと国民年金も税金も納めているんだから。今日たまたまそんなフリーランサーの苦悩を取材したTV番組があったので、思わず書いてみた次第である。

今日は新型コロナウィルスによる日本列島の「狂想曲」を徒然(つれづれ)なるままに書いた。
日本人皆がココロをひとつにして、昨今報道されているような横浜の醜悪なマスクを巡る傍若無人な蛮行に至らず、そりゃあ自分や家族が一番大事だけれど、同時に隣人にも心優しく、人の立場になって行動し頑張ろう。

「狂想曲」が「協奏曲」になる日を願って。

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2020年2月29日土曜日

新型コロナ「戦々恐々」

記念誌制作はいよいよ佳境を迎えた。最終ページとその前後を行ったり来たり、テキストの精査や写真の選別、残すは全体校正の修正と、目次ページ、表紙と裏表紙のデザインである。記念誌はフレンズ30th、連盟20th、Queens10thと関わって来て、いずれも表紙のデザインは最後の作業であった。しかし今回のF40thはすでに表紙デザインの構想は頭の中では決まっていて、あとは細部をどうするかである。ここ1,2週間で全てが終わる。

「ここ1,2週間」と言えば、言わずもがな新型コロナウィルスなんである。連日ニュース報道で既知のことと思うけれど。当初の中国武漢発症第一報では、かの国なら「さもありなん」と静観であったけれど、あれよあれよと言うまに新型コロナの蔓延スピードにマスコミ報道が後追い取材。人類が見たことがない新しい脅威に解析が追いつかない。そうこうしていると中国チャーター機帰還から始まって、横浜(全国的に見ればほぼここの地元)のクルーズ船、タクシー感染、中国での虚実入り混じり報道、イタリアはじめ欧州での感染拡大、韓国での新興宗教大量感染や、あまりにお粗末な文大統領政権へのバッシング、北海道や全国的規模での感染蔓延の報道。当初の静観が身近な戦慄に変化したのは、横浜クルーズ船もそうだが、すぐ近くの「横浜センター北での映画館」HPに記載された情報を、Queens関係から聞かされた時であった。観客の中に感染者がいたのではないかとの憶測が流れたらしい。真偽のほどは不明だが身近に迫った脅威であることは否めない。

「真偽のほどは不明」と言えば、先日山形39LINEグループに耳寄り情報が入った。「晴耕雨読」ブログ顔負けの実に長文で事細かに多少の専門用語も交え「お湯を飲めば感染予防できる」と言うもの。これを見てピンと来た読者も多かろう。そう、あのフェイクニュースであった。リアルでまことしやかな文面の中に一点、「27°でウィルスは死滅するからじゃんじゃんお湯を飲め」っておいおい、人間の体温は36°前後だから体内に入った瞬間ウィルス死んじゃうじゃんか。しかも日本語の表現に怪しげな「テニヲハ」があったので、すぐにネット検索すれば、やはりフェイクだと判明。しかし実に巧妙なフェイクニュースであり、うっかり筆者もフレンズLINEに流そうかと逡巡したほどだった。グループLINEに転送して来たメンバーはもちろん善意で教えてくれたのであるが。同時に偶然マレーシア在住の兄貴からも同じ文面が転送されて来た。小学校の時に「不幸の手紙」をもらった記憶がある。今はチェーンメール。最初の発信者は何が楽しくてこんなことを流すのだろうか。そんな時間と労力があるならマグロ漁船に乗って遠洋漁業にでも力を使え。この他にもネット上にはフェイクが溢れかえっていた。みなさん、極端に疑心暗鬼になるのも問題だけれど、しっかり踊らされずに聡明な自己判断を。

再びの「ここ1,2週間」ここ1,2週間が剣ヶ峰、鷲ヶ峰、霧ヶ峰。拡散防止には正念場であるとマスコミ報道。我々子どもを扱う団体にとっても、また子を持つ親御さんにとっても、昨日政府から驚愕の発表があった。小中高を春休みまで休校とのこと。最初は春休みの前倒しか?と思ったが、そーではないらしい。各学校には柔軟な対応を、と逃げ道を作っていたが、全国自治体はほぼ右倣えに違いない。
宮前連盟でも川崎からのトップダウン的事項に戦々恐々、侃侃諤諤。ここ数日で3/1の春季大会は延期決定。中止ではなく延期。そんな折今度は今日、つい数時間前である。政府報道で半ば予想はしていたが、川崎市の学校施設開放は政府意向に準じて3/2から3/25まで中止との一報が入る。長期間校庭が使えないのでは春季大会どころか、年間通じた抜本的なリスケを迫られる連盟であろう。いったい今年はどうなることか。昨年の台風影響による川崎や他地域を席巻した予定変更の嵐は記憶に新しい。学校校庭が長期間使えないのは致命的だが、それはともかく第一第四公園使用はどうなんだろうか。?マーク満載で今年も多難な船出となった。

以下の添付画像は川崎市教育委員会HPから出典。(施設開放に関するもの)子どもたちは3/2月曜から春休みまでもし休校となれば、春休みも含めれば約1ヶ月学校に行けない。前代未聞である。山形39LINEに確認したところやはり同じ状況らしい。今後のウィルス感染推移にもよるが子らは外出ままならず、大好きな野球も出来ない環境で可哀想である。学童保育は対応すると言うけれど、なんだか本末転倒な気もする。フレンズや宮前他チーム始め、全国の子どもスポーツ団体はどう対処するか。

そんな中で筆者は明日も粛々と記念誌の追い込みに没頭する。
フェイクニュースが蔓延する中、しっかりと自分のアイデンティーを見つめて、この難局を乗り切りましょう。
ちなみにトイレットペーパーはほぼ国産、日本から枯渇することはないので買い占めはやめましょう。ただ筆者の業界では中国製の建築資材がストップして、現場が徐々にフリーズし始めているとのこと。大人の世界も参っている。

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