前置きが長いのがこの小ブログの特徴でもあり欠点でもある。では本題の前に....。
ジブリの宮崎駿監督の引退会見が楽しみでもあり淋しくもあった。ニュースで断片的に観ただけであったけれど、印象に残ったのがこの言葉。
「僕らは子どもたちに、この世は生きて行くに値するものなんだ、ということを伝えるのが根幹にある」....この言葉の奥底を咀嚼して行間を一瞬で読み解けば、何かしらジンとくるものがあった。もうひとつ。
「ジブリ美術館の展示物を修復せねば...そのうち自分が展示物になっちゃうかも...」
うまいこと言うなあ、この人は。改めて見るとどこかイチローの顔立ちに似てるなと思ったのは筆者だけではあるま..........。いや、筆者だけか(^-^)
もうひとつ、前置きPART2。
とにかく今年は異常である。仕事のタイミングが絶妙で、金曜で終わるから久々フレンズに行けると思うのも束の間、すぐに別件が舞い込み自転車操業ながらの大車輪。土日が休めないその繰り返しが延々続くわけで。本来なら忙しいピークを過ぎるとガックシ暇になるのだけれど、ここ数ヶ月はそれがない。
今日も別件依頼でアキバで打合。その往きと帰りにショップを5軒廻った。今奈良県の社会人軟式野球チームから依頼を受けている、BBB野球スタメンボードの基材購入のためだった。A4サイズのホワイトボードだけれど、どこも売り切れ。売り切れというよりメーカーサイドで出荷停止しているんだそうだ。アレがないと製品は完成しない。足を棒にして東京横浜川崎のショップを廻ったけれど徒労に終わる。マズイ、どうしようもないんである。Amazonやネットで調べてみて類似の別製品に切り替えるか....。
アキバでの打合の帰りにヨドバシカメラに寄った。iPhone5のストラップが欲しかったんである。いつもケツのポケットから取り出す時に、もしかしたら手が滑って落すんではないかと、一抹の不安を抱えながら日々過ごしてきたのであった。精神衛生上良くないことこのうえない。それでiPhoneカバーに穴をあけて無理矢理ストラップを付けることにした。イヤホンジャックに装着するタイプのものは簡単に抜け落ちるのでヤバイのだ。このアイデアは良かった。明日からひとつ人生の不安が解消された気分である。実際はデザインで衝動買いしたようなものだが。
DoCoMoさんよ、iPhone供給のタイミング1年遅いぞ。去年実現していればauに浮気はしていなかったのに。
やっと本題である。
先週開催されたNPB CUP女子学童野球交流大会なんである。
昼ご飯をはさんで午後はいざ山梨代表との対戦。結果は前回に書いたとおり圧勝であった。
であるからして試合内容よりも写真的コメントでいきたい。
(てゆーか、正直に言うと内容はあまり覚えてないんである。カメラを中心に構えていると試合経過はほとんど忘却の彼方なんである。嘘だと言うならみなさんも試してみるがいい。ホントだってば。嘘じゃないってば!)
横浜DeNAベースターズガールズのピンク少女軍団。それを指揮するのは横浜青葉の少年野球チームの監督、29番は我が宮前から送り込んだ精鋭Queensの名将Koshimizuさん、更に28番コーチ。この3人は偶然皆、ちょい悪オヤジ系の風貌で髭をたくわえているのであった。監督、29、28が全員髭オヤジというのはなかなかないと思う。筆者も髭歴は19歳あたりからずっと伸ばしている。学生バイト時代と会社員になって2,3年だけつるりと剃った記憶があるが、それ以外はあご髭も含めてウン十年の長きに渡る。同じヒゲオヤジを見ると親近感が湧くのは筆者だけではあるま..........。いや、筆者だけか(^-^)
1回戦では先発のマウンドに上がったものの、2回戦目はまったりとボールガールを務めたHinata。肩は大丈夫か?他のメンバーに比してボールガールはずっとヘルメをかぶらねばならぬ。前試合のNoeriもそうだ。熱中症は大丈夫か?筆者がボール(オールド)ボーイをやったならば、3回裏あたりでヘルメを投げ捨ててシャワーを浴びに敵前逃亡するに違いない。
この2試合目もHimariが大活躍だった。2試合通じて出塁率は凄い数字だ。ところでこの大会、女子野球だけのルールなのかどうか?いわゆる「走者のリード」が許されないのだ。投手がボールを投げるまでは離塁が許されない。だから皆、ベースに片足を着き投球と同時に第一リードに入る。よっていわゆる第二リードはない。その理由を聞いたら驚いた。真偽のほどは確証がないのでここではつまびらかに出来ないけれど、まるで都市伝説を聞いたようなものだった。
Queens5年生Noeri。体操選手としても有望視されてる彼女は、少女野球との二足のわらじ。神奈川の精鋭女子が集合したチームでは2試合ともさすがにベンチウォーマーだった。それでも皆と一緒に一生懸命グランドに声援を送っていた姿は、きっとナインの姫たちにも届いていたはずだ。期待以上の結果をもたらしたのは、実力以外に彼女たちのベンチの陰の応援があったからに他ならない。
筆者は1塁側と3塁側の記者席を行ったり来たり。負けが濃厚だった相手ベンチの暗い裏通路を通る時に、少女野球ではあまり耳にしたくないような指導者の怒声が聞こえてきたことも....。
3塁側からファインダーを覗いてみるとバックネットごしにQueensの28番Mochidaコーチがいた。炎天下ずっとこの姿勢で球場を凝視していた。普段はQueensのベンチスタッフであるが、今日だけはHimariのいちオヤジとしての目線で、肩の荷を降ろし、じっと見つめていた。....いや違う。Himari他、Hinata、Noeriの父母はむしろQの時とはまた違った感覚で、手に汗を握っていたのではないか。選手としてよりも純粋に愛娘を見守る親の眼差しであったと思う。
筆者も含めてOBコーチとなった読者諸兄。自分が親コーチだった時を想い起こして欲しい。
我が子が打席に立った時の緊張と不安と期待は、OB指導陣になった今とは比べようもないほどだったはずだ。OBコーチにはチームに対してそれなりの責任感と楽しみと思い入れがあるが、現役親だった頃の高揚感と感情の起伏は今とは比べようもないくらい最高だったはずだ。連盟の重鎮や全国のOBコーチ読者諸兄もそれぞれの胸に去来する映像があるに違いない。
泣いて笑って存分に今を楽しんで欲しいと思う。子どもも親も。
筆者は100回笑ったことに匹敵する1回の涙を経験した。それは悔しさの涙と同時に感涙の熱い経験である。親でしか経験しうることの出来ない熱い思いってあるものである。
圧勝に終わった2回戦。
まだまだ元気な姫たちは円陣を組んでエンジン全開であった。
このあと、帰りの車中で祝勝会やるかという当然の帰結的な話になり、地元に帰りKasaharaさんの号令のもと酒を酌み交わしたのは言うまでもない。連盟会長Sohmaさんが「せっかくだからTさんとも呑みたいじゃん」と言っていただき嬉しくなり、Murataさんとも3人で昔話に華が咲いた。
しかし、「力道山の街頭テレビ中継」や「片岡千恵蔵が全盛の頃」の話にはさすがについていけなかったが(^-^)、宮前少年野球連盟に旧態依然ではない新しい風を吹き込みたいと常に考えている会長の熱い姿勢には感服した。
決勝戦は今月末である。
Queensの女子野球シーズンも到来。こちらも行きたいのだが、仕事で思うに任せない状況だ。ぼちぼちフレンズのスコアブック集計の季節到来でもあり、頭が痛いことこの上無し。
フレンズ用、Queens用、仕事用、それぞれのパーマンコピーロボットを3体用意して働かせ、生身の筆者本人はワイキキビーチで美女のビキニ姿に鼻の下を伸ばし、冷たく結露したブルーハワイのグラスを片手に、オレンジ色に輝く夕日に乾杯するのを夢想する筆者なんであった(^-^)/
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