2010年4月19日月曜日

母は強し.3

少し前「母は強し」...というブログを書いた。今回はその3...ではない、正確には。
今日日曜日は午後からの練習。グランドに行き10年前の20周年記念事業の資料を探しに、オンボロ倉庫の奥へネットの隙間を縫って目的の棚へ分け入る。
あったあった、コレコレ、このブルーの箱の中に資料が...
ん?「クハ----!クハ---!」なんか変な音、てか声がする。どっかで聞いたような声。
おお、黒猫がこっちを向いてついでに牙をむいて威嚇してるではないか!


小生ブログ「ぴあの」にも書いたけど、家で黒猫を飼っている動物好きな私は瞬間的に手を伸ばしてコミュニケーションをとろうとした。けど、やはりダメ。威嚇の姿勢は変わらず。こういう時は下手に手を出すと大やけどをするのは学習済み。でもこのままでは資料が取れないし...。
しゃあない、ちょいと箒(ほうき)で追っ払ってみるか。
猫は普通こんなことをすれば一目散に逃げ出すはず。
しかし、いくら突ついても頑として動こうとしない。むしろますます牙をむき出して...ん?これはもしかして子どもを産む直前なのでは?または大怪我して動けないのか?と思った瞬間箒を手放した。
しばらく様子を見よう。子どもたちに話すと余計に悪い結果になるから話さないようにしよう。ちょいと母たちに相談しよう。ついで家内にもTELして知恵を授かるか? 
一時間後気になってまた覗きに行った。猫はいない。ホッとしてケースを取り出してみる。


参った。
産む直前ではなく産んだあとだった。ちいさな命がみっつ、すやすやと寝息をたてて寄り添っている。
次の瞬間、母猫の心境に思い至った俺は愕然とした。知らなかったとはいえ俺はなんという惨いことを母猫にしたのだろう。彼女は子を守るため必死の思いで、恐怖と憎悪を身にまとい人間に抵抗していたのだ。悪いことをした。ごめんなさい...。
昨今ニンゲン界の若い父母の育児放棄のみならず、幼児虐待などの報道が連日のように目にする。彼らの言い分は聞くに値しない唾棄すべき幼稚な理由がほとんどだ。子どもが子どもを産んでいるようなもの。
ニンゲンは猫以下になった...と言えば猫に対して失礼だ。
練習終了後の帰り際、どこかへ消えた母猫がやっと戻って来て、ソロソロと子どもたちの待つ倉庫へ近づいていくのが見えた。
改めてごめんなさい。しばらく様子を見てあげたいと思う。
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2010年4月18日日曜日

BOOK3...本を買うこと



恵比寿の有隣堂へ....。
あったあった、いくらでも置いてある。今回のBOOK3は新潮社の戦略で秘密裏に全国一斉発売とし、売り切れ書店が出ないような作戦をとったらしい。前回は品切れで待たされた客もいたから、新潮も慎重になったのかな(^^) 
定価¥1,900 高いけどでも、
村上春樹なら....タイ米を炊いても、おいしくない!
ん?....................大枚をはたいても、惜しくない!
おお、久しぶりのビッグなダジャレ炸裂しました。みなさん、職場でご自由にお使い下さい。筆者のダジャレは突然天から降臨してくると、勝手に指がキーボードを叩きはじめ、このブログに放出してしまうので読者の方は油断してはいけません。
好きな作家が新刊本を出すごとに買っていると、本棚は重くなるし財布は軽くなる。これではたまらんのでよっぽどの事がない限り、高くて電車で読みにくい単行本は買わない。今回は「よっぽどの事」だったので買っちゃった。つい宮部みゆきの文庫新刊にも手が伸びたけどガマンガマン。文庫本も最近はBOOK OFFで買うよう心がけている。理由はもちろん安いからだけど、それより...中古の本を買って最初にページを開いた時に本の中から微かな声が聞こえてくるのです。「また私を読んでもらって嬉しいっ!」と。何度もいろんな人に読まれるほうが本も本望というもの。
因に「また私を呼んでもらってうれピー!」と言うのはキャバ嬢の営業トーク兼常套句なので、その手の店がお好きな諸兄はご注意を。
くわあ〜!今週は徹夜仕事もあり、記念誌の仕事はほとんど手につかず。
「うまい、早い、安い!」は吉野家の宣伝文句だったけど、今週の筆者は、
「マズイ、遅い、ヤバイ!」の負の三拍子揃った一週間でした。

2010年4月17日土曜日

1Q84=1Q84億

1Q84...とうとう出ましたね、BOOK3が。
筆者熱狂的なハルキニストではないけど、小説を読むのが大好き活字中毒一歩手前のニンゲンとしては腰が落ち着かない一日でした。好きな小説家は誰?と訊かれれば躊躇なく村上春樹と即答出来る。早く手に入れたいのは山々だけど仕事の都合で買いに行けず。仮に買えたとしてもちょっと読む時間がなく、敢えて手元に置かないことにした。落ち着いてからゆっくり読みたいもんね。
でも...明日も恵比寿で夜から打合。たぶん本屋のインクの匂いに誘われてフラフラと立寄り、夢遊病者のようにBOOK3の売り場へ向かい、気がついたら本を手に取りレジに並んでいるに違いない。もし売り切れならそこで俄然覚醒し、都内中を血眼で探しまわるかもしれない。桃ラーを探すエネルギーの1Q84億倍くらいかけて。
「風の歌を聴け」で今までにない作風に開眼し、「ノルウェイの森」で小説世界の素晴らしさに全身が痙攣し、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」でどっぷり活字を追うことの快感に浸り、「ねじまき鳥クロニクル」で消えた猫の行方を案じ、「海辺のカフカ」で図書館の15歳の少年に成りきり、そして「国境の南太陽の西」の主人公のような男の人生に憧憬の念を抱きつつ、未だにその男から1Q84億光年も離れたところにいる自分を発見しては、嘆息を漏らし毎日を暮らしている...。
若者の活字離れ...と言われて久しいけれど村上春樹が1Q84人もいれば日本の出版業界も活況を取り戻すに違いない。でも村上春樹「的」作家は昨今たぶん存在すると思うけど、やはり村上春樹は世界中にひとりしかいない。オンリーワンの存在だからこそ読者は新刊を渇望するのだろう。
こんなヘナチョコ「晴耕雨読」ブログだけど、いろんな作家の文体や言い回しなど影響を受けているんだと思う。例えば村上春樹の絶妙な比喩的表現。一つひとつが、キリマンジャロの頂上に置かれた一個のダイヤモンドのような白い輝き。時にはヴィクトリア瀑布の滝壺に沈む一個のエボナイトのような黒い輝き...みたいな。どちらにも共通してるのは研磨され尽くしているということ。
この写真のようにページをめくらずとも村上春樹の本という存在を眺めているだけで、バーボンのオンザロックが1Q84億杯はいけちゃう私です。もっとも村上さんはスコッチ党だけどね(^^)



2010年4月14日水曜日

333と6666



仕事の見切りをつけたらフレンズ記念誌の見積とスケジュールをたててと、...
などと思っていたら仕事の電話。夕方から急遽麻布の現場と恵比寿で打合に出かけることに。東麻布から見上げて思わずパシャリ!東京タワーは夜景に限る。
昭和33年生まれの男が33歳の3月3日に333mの東京タワーに上ってみる...というアホなプランを本気で考えたことが昔、あった。
実現出来なかった。33歳のその日は鷺沼の病院で診察を受けていた記憶があるのみ。看護師のオバチャンと世間話をしていたような...。
そのあと恵比寿で21:00から打合。去年のブログでも何度か大好きな街として書いたけど(恵比寿にて)いつ来てもホッとするね。歩いている途中恵比寿ガーデンプレイス横のイルミネーションにレンズを向けてパシャリ!クリスマスでもないのに人はなんでこんなに夜景のイルミに魅力を感じるのだろう。


因に恵比寿ガーデンプレイスの38階にある鮨屋さんは小生のデザイン・設計。
あの時は本格的に飲食店舗の設計を覚えた頃で、苦労と喜びがないまぜになって感慨深いものがある。懐かしい。
先日このブログのアクセスが5555になったのを書いたことがある(5555ありがとう!
ムフフ、今日は6666のカウンターのデスクトップの絵を撮影に成功。
これからもよろしくお願いします(^^)

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2010年4月13日火曜日

母は強し.2

昨日の続き...
このブログでグズグズ言っても始まらないし、
フレンズ歴の長い年長者(?)である自分にも、皆をうまく啓蒙出来なかった責任はある...と思う。こんなことを言うとアンタ何様?と言われるかもしれないが、小生が動いていなければ、今頃はまだゼロの状態...う〜ん、やめよう!
清濁合わせ呑めるオトナになんなきゃだ。
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頭のどこかにモヤット感を抱えつつも、とりあえず実行委員が父母会に承認され、正式にキックオフになった。小生の大きな狙いのひとつはチーム全体に事の大きさを認知してもらうことと、委員メンバー人選の承認を得ることだ。チームに諮らず勝手にメンバーを組んで勝手に具体的に企画を進めたら、のちのち紛糾するに違いないしね。そう言う意味ではホッとして会を終了。
校門の外で一服し、ふと後ろを振り返るとそこには母たちの数人ずつの小山が出来ていて何やら喧(かまびす)しい。
早速、記念誌の広告資金集めの打合!
このスピード感、このチームワーク!
プチ感動しちゃった。ああだこーだ言うばかりで行動は他人任せの野郎どもとは大違い。(ウチにはいないけどね...?)
誰かオヤジコーチが「母のチームワークは抜群だけど、子どもの野球のチームワークがイマイチなんだよなあ」なんて言って爆笑。話がぽんぽん小気味よく進んでる様子。速攻TコーチもTeshimaDesignWorksで広告主に。28番Kコーチも自分の会社の野球チームから全ページブチ抜きの大スポンサーになる。
母たちのチームワークに脱帽。


お決まりの居酒屋その1でYYG2(ワイワイガヤガヤ)やったあと、帰宅。それから昨日のブログを書いた。
ん、そーだ今日父母会にこの為にわざわざ来てくれたOB母Yさんにお礼をしとこうと思い、携帯メールをぷちぷち打った。程なくYさんから返ってきた文面を引用。(本人から了承済み)
「...30周年記念は、フレンズ母メンバーが若い方々が多く、ポジティブでイイ感じですね(Vサイン絵文字)私もお手伝い出来ることがありましたら、いつでもご連絡下さ〜い(ニッコリ絵文字)...」
小生...アリガトウ!(m(_ _)mの顔文字)


更に今日月曜日...。
この広告に関して早くも「お願いの案内状」をExcelで作成し、校正を依頼してきた実行委員O母。携帯とPCメール数回のやりとりで応えた。
小生の大好きな石田依良の小説「池袋ウェストゲートパーク」のスピード感に若干似てる展開。
ほぼ毎日、日中の仕事を切り上げてから夜フレンズの仕事。スコアのまとめやらブログやら、なんやら...。
Wワーカホリック。ウカウカしてられないぜぃ。
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2010年4月12日月曜日

母は強し

西有馬小学校にもしっかり春はやって来ていた。
昨年のちょうど今頃、このブログを書き始めた時にエントリーしたのがコレ。
「西有馬小の春」
「春の来ない冬はない」「朝が来ない夜はない」なんて言われる世知辛い昨今に希望を持たすコトバは数多あるけれど、こうして毎年花壇の花を見て「春」を目の当たりにすると、ココロの底がほっくりするのは小生だけではあるまい。
そんな学校の校庭で今日は初めての発見。
生まれて初めてキツツキなる鳥を見た。子どもの頃ディズニーアニメが大好きだった頃、キツツキといえば...そうウッドペッカーみたいな赤青黄色のまるで信号機みたいなヤツ。


実際にはどうなんだろうとGoogleしてみた。いるいるいろんなヤツが。例えば...。


今日見かけたキツツキも「コゲラ」という名のキツツキの仲間らしい。これ。ウッドペッカーに比べたら若干地味だけどね。


写真ではうまく伝わらないけど、間違いなくコイツだ。超速でカツカツコツコツ木を突ついているのを見ていると、こっちの脳みそがズレてしまう気分になるカワイイやつ。


先日チームロゴのステッカーの話を書いた。今日は満を持してInoueコーチがNIKEのエナメルバッグに搭載して登場。更に制作者(ボク)立ち会いのもとに、愛車HONDAステップワゴンのリアのどこに貼るかでさんざん悩んだ挙げ句、ここに決定。ビシリと決まった。すんげえ〜嬉しい(^^)
こんなちっぽけなステッカー一枚でも、この「輪」が広がりチーム全体の「」になれば本望である。


そして....。
有馬フレンズ30周年記念事業について父母会を開催。
言いたいことの半分も言えなかったかもしれない。
伝えたかったことの1/4も伝わらなかったかもしれない。
言うだけなら誰にでも出来る。俺も向こう側に座って好きに意見を言えるのならこんな楽なことはなかっただろう。
誰かがやらねばという思いから委員会を起ち上げたけれど、正直ジレンマに陥り忸怩たる思いもした。
でもこんなことがありつつも、終了後大いに感動した場面もあった。
母たちのチームワークとパワーである。
7月までの無謀に近い短い時間の中でもこれなら行けるぞ...と。
この続きはまたいずれ(^^)
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2010年4月10日土曜日

若くてピッチピチの...adidas



本日の練習試合は対諏訪ウィングス。高津のチームであるがなんと監督は子どもの頃はこの有馬小学校の出身とのこと。こんなこともあるんですねえ。
試合は...エースKawaharaが三本間にはさまれキャッチャーにタッチアウトの際、本人のよけそこないで脚を怪我。交代の2番手ピッチャーはMuroi。調整なしの突然の登板となった。もっとも調整しても変わらないと思うが。スコアは情けなや...。先週もそうだったけど、今年は代わりの投手がいないのが難点。エースが打ち込まれた時、または連投だった時など不安材料はいっぱい。
打撃ではOtoのバッティングがちょっぴり光ってた。初回の打席にはセンター横へのツーベース。今回も1回表裏だけKaneda師匠にスコアをお願いし、小生はネット裏からカメラを向けていたのだけど、Otoのバットは当たった瞬間ピタリと止まっていた。球威に負けている証拠。しかし腕力とミート力でヒット。これに腰の回転が加わればもっと遠くへ飛ばせるのだが。BestPlayer賞というより印象に残った選手はOtoに決定。また、先週に続きOhtakeの2安打、Inoueのツーベースヒットなども飛び出した。春になってやっと目が覚めたのなら万歳だね。
写真はいつものベンチからのアングルではつまらないので、これからもいろいろな角度から挑戦したいが...その前にいいデジカメ欲しいなあ。一人ひとり連写してバッティングフォームを子どもらに見せてやりたいものだ。


さて小生は高校までサッカー小僧だった。当時スポーツ用品メーカーはMizunoなど聞いたこともなく、アシックスは鬼塚タイガーで、マンダムは丹頂チックだった。マンダムはちゃうか(^^)ナイキに至っては全く生まれてなかった。サッカー小僧の憧れは1にadidas、2にPumaの二大メーカー品。というわけで先日10年近く使い込んだショルダーバッグがとうとうブチ切れてお釈迦様。ボロボロになるまで使ったので本人もこの世に思い残すことはあるまい。待ってましたといわんばかりに憧れのadidasのエナメルバッグを購入。これ...長年連れ添った古女房と別れて、若いピッチピチのとびきりイイ女に乗り換えるようで良心の呵責がないではないが...。
早速フレンズステッカーをペタリ。ロゴのピンクと散った桜のそれとが微妙にいいバランス。
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