2023年10月15日日曜日

真珠の耳飾りをしてないオジサン


秋季川少連大会、天候の関係で今日Queens(スマイリーズ)の2回戦VS麻生シスターフレンズ戦は、新築の匂いがまだそこかしこに残る等々力球場となった。今日は単独の部2試合、シスターの部2試合、いずれも準決勝である。単独では宮前勢のモンタも進出している。

しか〜し、なんである。例によって写真選択が終わったのは先ほど22:30、今から書くことはほぼ自殺行為に等しい。「晴耕雨読」的に例えて言うなら、土砂降りの日に傘も持たず帽子もかぶらず外出するようなものだ。筆者などはあっという間に「平家の落武者」状態になるわけで。おめおめと合戦の場に己の髑髏(しゃれこうべ=どくろ)を晒すわけにはいかないのだ。よっていつもながら、ブログは次回に持ち越しなんである。明日は雨予報にて早々に延期が決まっているし。

...........

とは言えなんである。試合当日と翌日のアクセス数を考慮すると、訪れた読者さんに申し訳ない思いもあり、少しでも写真にて空気感をお伝えしちゃう。秋晴れの新しい球場は実に心躍る気分である。隣は川崎フロンターレの本拠地、三苫薫+田中碧の古巣である。サッカーの話になっちゃうと長く脱線しちゃうので今回はグッと我慢。フロンターレサポーターが公園内のゴミ拾いをやっていた。W杯のたびに世界中から称賛される日本の原点でもある。

下の写真は4試合終了後の球場外の空。いつの間に秋らしいウロコ雲が広がっていたのだった。川少連全体の打合のあと、宮少連のみで軽くミーティング。週末の決勝戦は大師となった。

さて球場内へ。「Todoroki KAWASAKI」。全体を入れるためこれをiPhoneの広角でも撮ってみた。

バックネット裏の本部では川少連の面々と宮少連メンバーも、各自の職責を全うしつつ和やかにかつ粛々と役割分担をこなしていた。

Uchimura副会長(県連役員)の許しを得て、ここからグランドレベルでのショットを数枚。モンタ戦であった。やはり観客席から俯瞰して撮るのとは臨場感が違うのである。これはあくまでもQueensとしてではなく、宮少連広報としての撮影である。他にもジャイアンツ球場や、フレンズ2015年の高円宮賜杯での神宮球場のプロ記者席からも写真を撮ったことが懐かしい。この神宮の時も「晴耕雨読」を書いているブロガーということで特別に許可をもらったのだった。

さてここの隣は電光掲示板を操作したり、ウグイス嬢アナウンスなどの部屋がある。その部屋にいた宮少連のFujisawa、Ueki、Nishimuraの3名が額に汗して(かどうかは定かではない)、仕事していたのである。一枚目を撮ったらFujisawaさんが手前に大きく写り込み、向こうのNishimuraさんが隠れちゃった。

ならばともう一枚パシャリ。うむ、三人ともちゃんと撮れた。

ちょうど偶然Nishimuraさんがこっちを向いた瞬間だったので、目線が合ったのである。

.....

彼のつぶらな瞳を確認した途端、一瞬でまた「晴耕雨読」的遊び心がムクムクと湧き起こったわけで。先日グリーンズのYamakawaさんとTVに出ている俳優が激似だとして、二つの写真を開陳したことは記憶に新しい。今回もこの写真を見て閃いたのである。では上の写真をアップにしたカット。

このつぶらな眼差しを見て筆者が誰を連想したか、アナタガタ、ワカリマスカ?誰も絶対わからないだろうという自信がある。「嘘だろ」「まさか」「そんなこたああるわけない」「お前はバカか」...そんな喧々囂々(けんけんごうごう)、罵詈雑言(ばりぞうごん)が聞こえてきそうだ。誰を連想したか?それはかの有名な誰でも一度は目にしたことがある、フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」なんである。

オッサンと少女の関連性をまだ理解できない読者諸君は、きっとこう言うに違いない。「マジか!」「ふざけんな!」「フェルメールを侮辱する気か!」「お前の目は節穴か!」

いいえ、そんなことはありません。真面目だし、ふざけてないし、侮辱するなんて気はないし、筆者の目に穴はあいてないし。穴があいていたら、本当の髑髏(どくろ)になっちゃう。むしろ筆者の鋭い観察眼と慧眼(けいがん)と豊かな想像力を称賛して欲しいくらいである。

理解してもらうために二人の写真を並べてみた。「真珠の耳飾りをしてないオジサン」

ほらね!どーよ?

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2023年10月12日木曜日

世界に一つだけのオリジナル


先日の「晴耕雨読」にて宮前区少年野球連盟の新ロゴキャップをご紹介。オリジナルロゴにこだわった結果、大変な労力と日数を要してしまった。その期間ふと思い立った。自分の「テシマデザイン事務所」のロゴマークを使って一個だけキャップを作っちゃおうか。少なくとも連盟よりは簡単なデザインだし、多少は安くオーダー出来ちゃうに違いないと....その考え実は甘かったのだった。

連盟キャップがほぼ発注間近となった8月頃からボチボチ考えるようになり、ネットで様々なサイトを渡り歩いたのである。サイトによって値段はバラバラで条件が揃わないのである。こちらの条件で高くなる要因は、注文は一個だけ、ロゴはオリジナルデザインである、立体刺繍があること、こんな程度なのだが、サイトによっては受注条件が3個以上でないとダメとか、1個だけだとベラボーに高いとか、オリジナルロゴはデザイン料(実際はデザインとは言えずデータ作成料)がかかるとか、立体刺繍は出来ないだの、オリジナルロゴそのものは無理だの、なかなかコレって言うサイトがないのである。

ネットの海を漂流すること幾星霜。手元のノートのメモ書きでは17社にも上った。ここならと試しに見積だけ取ったサイトがあり、2社に見積依頼したのだが。連盟キャップより少しでも安い価格、4,5千円代を期待していたのだが、なななんと、J社は¥14,000、S社は¥15,000....。こんな値段はハリウッドセレブじゃないと買わねえぜ。俺はデュカプリオでもなけりゃ、ましてやジョージ・クルーニーでもあるまあに、ジョルジオ・アルマーニってもんだ。

すっかり気落ちしたのだが、ここで諦めたら今までの努力と時間が無駄だったことになる。今ハマっているセカオワの曲「サザンカ」の歌詞にもあるではないか。

『♪ここで諦めたら、今までの自分が可哀想だと

  君は泣いた

  夢を追う君へ♪...』

それが嫌で多少高くてもこの1社に絞って見積を取ったんである。意地でも作っちゃうぞと。ここは一個でもOK、オリジナルロゴでもOKだったが、そのロゴ加工費が不明瞭で見積を取らないとわからないのだった。前例のように高ければアウトなのだが。横浜の実店舗を構える帽子屋サイトで、すぐに上がってきた見積は、約¥6,000(税抜)!!帽子代¥2,700だから刺繍代¥3,300。およそ連盟キャップと同額であった。総合的な見地からすれば、より複雑で二か所も刺繍がある連盟キャップは、むしろ安いとも言える。型代やデータ加工費が無料だったのが大きい。ここから画像を数枚。発注した際の筆者の指定データがこれ。

ムフフ、なんである。「晴耕雨読」ヘビロテユーザーまたは映画「ブレードランナー」好きならば、お気づきか。ロゴ下のフォント「TESHIMA DESIGN」は映画ブレランで使用された、映画独自のオリジナルフォントで、米国の無料サイトからダウンロードして使用。本来筆者の名刺ではここは普通の明朝系フォントだが、どうせならと遊んでみたんである。筆者のブレラン愛はここで過去何度か書いた。

数年前「デッカードブラスター」のレプリカとブルーレイを購入した時の箱のロゴと、そのレプリカ本体。

連盟キャップは特殊だったけれど、中国生産もあって見積から試作製作、修正、本番製作、納品まで3ヶ月要した。それがここはどうだろう、ネットで見積を依頼してから、1,2回やりとりがあり、納品まで脅威の僅か1週間であった。短納期で良心的価格、何よりオリジナルロゴをきちんと安価に受け止めてくれたことが嬉しかったのであった。横浜フリーダムファクトリーさん、ありがとう。若干白縁取り刺繍に難点があったけれど、看過したい。

筆者は今でこそデザインからは距離を置き、設計図面に特化しているが、50代前後まで何十店舗もデザインしてきたので、デザイン=オリジナリティーにはこだわりがあるわけで。多くの少年野球チームキャップは、オリジナルではなく安価な既成フォントやエンブレムか、またはオリジナルロゴであってもシール的な物を貼ったのが多い。中学高校部活と違い予算をかけられないので当然である。銀座近くの某小学校なら、それこそアルマーニ特製の5万円くらいの野球帽を作るかもだが。でも一つくらいは贅沢に世界に一つだけの花...じゃない、キャップがあっても良いではないか。自分へのご褒美に。

快晴で理由もなく外に出てみたくなるような、青く澄み渡る空の下で自撮りしてみた。セカオワの自分だけのプレイリストを聴きながら。iPhoneのAppleMusicからBluetoothのイヤホンで。楽曲は「RPG」

『♪空は青く澄み渡り

 海を目指して歩く

 怖いものなんてない

 僕らはもう一人じゃない♪...』

Bluetoothイヤホンをする自分を初めて見た。ちょっぴり「イケオジ」に映ることを淡い期待と共に撮ったのだが、コレじゃあどー見てもBluetoothイヤホンじゃなく、老人の補聴器じゃないか。自分でも苦笑しちゃったのであった。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2023年10月9日月曜日

川少連Queens初戦突破

 川少連大会、Queensにとっては10/7日曜が初戦となる、お馴染みの多摩川河川敷グランドなんであった。この日は曇天、この後大曇天返し...いや大どんでん返しの荒天が好天に好転する気配は微塵もなく、重く垂れ込めた灰色の空を吹き飛ばすような歓声に包まれて開催されたのだった。※集合写真はQ-Hiori母カメラマンより

Queensは早朝から他グランドを借りて練習。筆者は途中から馳せ参じた。会場では諏訪+瀬田の両面で宮前単独チームの花フラとモンタの試合が同時進行、熱を帯びていたんである。まずはその試合写真にて。

こうやって写真だけ羅列すると、あたかも花フラとモンタが戦っているように錯覚する。できれば決勝で宮前対決を観たかったのだが。試合は花フラの苦戦に対し、モンタは快勝ペースで進む。

両軍明暗を分けた結果になった。花フラは0-1、奮闘虚しくコールドで花が散り、モンタは4-1、月に向かって快哉を叫ぶ快勝となった。前の試合でレッパが敗退し、これで宮前勢はモンタと連合クラブのみが残ったことになる。

いよいよQueensである。川少連では連合扱いなので宮前スマイリーズだが、このブログでは伝統的にQで表記。シートノックも掲載しちゃう。Ueshimaコーチが子供用ヘルメを被るとこうなる。これを「晴耕雨読」的には伝統的に「サーティワンアイスクリーム状態」と表現する。

対するは川崎ニュースターズであった。まずは初回Qは先頭主将Sakiが初球を強振しいきなりのツーベース。彼女はここでヤングの時にかつて柵越えどころか、多摩川へダイレクトでホームランを叩き込んだ逸話の持ち主なんである。Hioriの内野ゴロの間に1得点。Suiは相手PBで更に本塁を踏み、初回2点先制となった。

Qの先発マウンドはKaede。超遅球のスローボールピッチャー、いつ打たれてもおかしくないハラドキの登板なのだが、初回は無難に切り抜け無失点。

2回にはMomoが内野安打で出塁すると、盗塁を経て諸々の要因で本塁帰還し、3:0と追加点。

川少連ならではの光景なんである。同じ区同志の単独チームが応援観戦する場面。つい先ほど敗退し傷心(しょうしん)の花フラ軍団が、ここでは一転しQueensへ盛大な応援をしてくれた。Kaedeがいることも要因だろうけど、監督Tadaiさんのチームらしい温かい応援に、Qナインや父母も実に嬉しいのであった。更には試合後知ったのだが、応援のみならず差し入れまでいただいた。実に感謝なんである。

2裏に川崎に1点を返され3:1。しかし3表には Q更にSuiのライト線ツーベースなどで2点追加し5:1とする。

この試合通じて川崎強力打線の何本もの大きなセンターフライが、中堅Hioriを襲ったのだが、大事な場面、点を取られそうなシーン、難しい強烈なライナーなどをことごとくHioriは淡々と、(いや本人は大緊張したと思うが)ナイスキャッチしまくって、チームの窮地を救ったのである。その度にベンチも応援席も大盛り上がり大会なんであった。

5回表には更に追加点をあげるQ。我らが大将いやアンタが大将、いやいやQの副将Ainaが強烈なセンター前ヒット。今日2打席いいところがなかったのでさぞかし溜飲が下がったはずだ。Aina スマイルも炸裂。続く三者は凡退に倒れたものの、なんとか本塁を踏み6:1となった。

最終回川崎に2死から連打を浴び1点返されるも、Sakiの熱投で後続を断ち6:2で勝利。

まずは初戦突破のQueens。試合後には応援に駆けつけてくれた母やOGたちと旧交を温める。この代は特に今でもLINEなんかで繋がっているようだ。懐かしい面々とあちこちで談笑となるのだった。Queensならではの光景である。差し入れもありがとう。

総監Koshimizuさんは仕事の関係上なかなかQへ来れないわけで。しかし日曜ならばOKだ。この後Qのオジサンどもは溝口へ参集し、試合を肴に酒宴となったのだった。昔はこんなQの飲み会は毎週のようにやったのだけれど、今では貴重な機会なんである。さて準決勝は天候順延の関係で14日土曜に新生等々力球場での試合となった。次戦もQナインの奮闘を期待したい。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング