2010年11月24日水曜日

0.004差・最後の勝負

スコアの集計がだいぶ進んで来た。
昨日は雨まじりの空模様で練習は没。そのおかげで終日スコア集計関係に首までどっぷり。夕方には投手成績集計だけ頼んでいたTanakaさんから連絡あり、Excel成績集計データをUSBメモリに入れてもってきていただいた。もしヤバイのが入っていたら渋谷のネカフェに行ってYouTubeに投稿してやろうかと思ったけど、期待に反して少年野球のExcelの味も素っ気もないアイコンしか発見出来なかった。

週末の南部リーグが終われば最後だ。これで年間成績はすべて出揃う。公式練習試合全51試合。ここまでの集計はほとんど終わってるから、子どもたちの首位打者や打点王などの個人成績もほぼ確定しているのだけど、唯一出塁率に関してはトップと2位との差が、0.004差(4厘差)なのだ。最後の試合で雌雄を決することになるだろう。これはスコアラだけの密かな楽しみというわけ。去年も同じケースがあった。主将ともう一人の子で長打率を争っており、最後の1試合で主将のKentaが逆転獲得したものだ。これら各賞は皆には秘密で、年末の「6年生を送る会」で賞品授与とともに発表される。結構盛り上がるので、全国の少年野球チームのみなさんも是非、式次第のレジュメに加えてみてはいかが?

成績集計はまだまだやることいっぱい。表紙などのグラフィック系のページから、対戦チームごとの集計、各ページの写真のチョイスと加工編集。最後は全ページのイラレデータやExcelデータをPDFに変換、これをイラレに取込みラインを修正し、更にもう一度PDFに保存し、CDへ落して印刷係の母へ渡す。たぶん70MBから100MBくらいになりそう。
あっ!表紙の写真は合宿の写真がいいかなあ。小生は今年合宿参加出来なかったので、母たちに声を掛けていい写真があれば提供してもらおうか。
見事表紙を飾る写真に採用された方には、副賞として小生の熱いチューを差し上げよう。
.....一枚も応募がなかったりして(^^)
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2010年11月22日月曜日

ゴールはスタート

新人戦。5年生以下の新チーム構成での公式戦となる。
今までAチームで揉まれてきた5年生、試合慣れしていない公式戦に臨む下級生。まだまだこれからですね。強いチームはすでにかなり出来上がりつつある空気を感じさせる。来春開幕というゴールを目指してやっと第一コーナーを周り、ふと前を見るとすでに相手は第三コーナーにさしかかっているのを見てるような。
でも春の開幕がゴールではなく、そこが本当のスタートライン。与えられた材料と今ここにある環境で精一杯のものを創るしかない。少々スタートラインに着くのが遅れても、そのあとどれだけ前のランナーとの差を詰められるかの努力。
下を向いても始まらない。前を走る小さな背中が、少しでも大きく見えるようになるまで走り続ける気持ちの強さを持とう。

今日はNikonP100のグランドデビュー。家に帰りMacで見てみると、やはり全然違う。古いカメラだとこうはキレイに撮れない。逆にクッキリしすぎて堅いイメージに違和感をおぼえたりして。でも頭の中の撮りたいと思ったイメージを瞬時に確実に切り取れるという感覚はさすがだ。連写も試運転。これもいい。一連の動作が手に取るようにわかる。
ただ困ったのは大容量でバンバン撮れちゃうから、あとでチョイスしたり編集したりの苦労が倍増しそう。自分で自分の首を絞めてるのだから仕方ないか(^^)

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2010年11月20日土曜日

Nikon P100

とうとう手に入れちゃいました。
コンデジ、コンパクトデジタルカメラ。コンデジのハイエンドカメラで、しかもブランドはNikon。昔聞いた話だけど、ある雑誌社がフリーの カメラマンを採用する時のひとつの基準が、Nikonを使っているかどうか?というもの。それだけ昔はNikonブランドというのはカメラブランドの最高峰だった。もちろん今でも。ただ、デジタル化を一歩先んじて進めたのがCanon。たぶん今はCanonがカメラ業界をリードしてるのかな。以上、全く個人的な推察なので間違っているかもだけれど。

今まで8年間使ってきたCanonIXY。決して素人目には画質的に大きく劣っているわけではない。じっくり構えてじっくりシャッターを切るぶんには十分だ。でも...光量によって撮影結果にバラツキがあったり、シャッターチャンスに弱かったり。集合写真などを撮ってあとでパソコンで再現した時、万一暗かったり、手ブレがあったりしたら取り返しがつかないからね。悔やんでも悔やみきれない。過去に何度か経験あるので、こればかりは勘弁願いたい。そしてなんと言っても電池寿命。フル充電で20数枚撮っただけでもうバッテリーマークが点滅。年老いたIXYには今後は使い道に応じてゆっくり活躍してもらい、余生を過ごさせてやりたいと思う。
ん?今ヤツのつぶやきが聞こえてきた。
「わしゃあ、まだまだ現役じゃけんのう。年寄り扱いはすんなよっ!」

このNikonはコンパクトデジカメとデジタル一眼の中間に位置するモノ。でもやっぱり所詮はコンデジ、レンズ交換出来ないからね。でも自分にはこれくらいがちょうどいい。ハンバーガー1個じゃ物足りないし、かと言ってフレンチのフルコースは食べれないし高いし。やっぱりラーメンに半チャーハン、プラスサービス餃子が3個付き、なんてえのがちょうどいい。
その強力なサービス餃子がこれ、液晶モニターがフレキシブルに角度可変な機能。鳥瞰やローアングルや晴天の時など威力を発揮するはず。
鳥瞰=攻守交代チェンジの時に円陣を組んだ際、腕を伸ばして円陣の上から撮影可能。とかとか。
ローアングル=今までもグランドで何回か撮ったけれど、一直線に伸びた白線を蟻の目線で撮ったり、ランニングする子どもらを足元の低い目線で撮ったり...。
晴天の時=真夏のグランドは明るすぎてモニターの画像が見えにくいことってありますよね。そんな時は角度を変えて見ればクッキリ確認出来るはず。

コーチとしてずっと夢だったのが、子ども一人ひとりのバッティングフォームを連写して、バットの軌道や腰の回転、ミーティングポイントの位置、身体の軸のブレなどをビジュアルに見せてやること。指導は言葉で伝えるのが基本だ。でも言葉だけじゃなく、プラス画像も加えて指導出来ればなおいいはずだ。耳で学習するより目で見て覚えることのほうが情報量が多いし効果的だと思う。ましてや、言葉というのは指導者によってかなりバラツキがあり、子どもの理解力の差によっても学習効果の期待値が激変するものだ。写真でいいところ悪いところを提示してやれば、言葉で言われて理解できなかったことも、スポンジが水を吸うように理解出来るのではないか。...と、ちょっと期待している。このNikonの連写機能がなかなかのもの。2MBの画像で一秒間に25コマ連続撮影可能。

撮ってモニターで見せるだけじゃ効果はわずかだろう。どうせならA4で印刷して渡したい。でも今年はもう年末までチームの仕事目一杯やること満載だから、いつになるかわからないけれどね。全員は時間的に無理としても、せめて6年生だけでも連写写真を撮ってあげたいと思う。
う〜む。カメラのことだけ書くつもりが結局野球の話になっちゃった(^^)
これからまた、Excelスコア集計を再開なのだ。トホホ...。
Macのキーボード写真はNikonで撮ったもの。
2枚目(私のことではない)は、新旧交代の写真。
IXY爺さんもまだまだイケルね(^^)

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2010年11月19日金曜日

銀座は12月

この時期のスコアブックの年間成績集計。先日Excelでの集計が2/3まで終わったところでひと安心。しかし、まだ紙データの集計が残っている。今はこれをやっつけるのに四苦八苦。これからまだまだ、新人戦もあるしちょっと憂鬱でヤバイ状況。そこでチームの父母に声をかけて、年間投手成績と試合別スコアボード表を2人に割り振ってお願いすることにした。これは簡単な入力なのだけれど、最後の追い込みを考慮するとそれでも随分と助かる。TさんOさん、よろしくお願いします。m(_ _)m

今日は久しぶりに銀座へ行った。
今年の春頃の時期は、この銀座の某百貨店の仕事でほとんど眠れない日々を3ヶ月ほど過ごし地獄を彷徨したわけだけど、地獄にも迷路というものがあり、更に袋小路も存在することを発見出来たのは、とても良い勉強になった。いくつになっても学究の徒でいたいと願う小生ではあるけれど、さすがにこんな学習だけはもうしたくない。その某百貨店のデパ地下に潜入し現場検証。金曜夕方とあって大変な混みようだ。上品な50代のミセスと、そのDNAを何の疑いもなく当然の権利として享受し生を受けたかのような若い娘の親子連れ。着ていたコートのボアが、フェイクファーじゃないことくらいはすぐ分るくらいのセレブな雰囲気。持って生まれたものは自然と滲み出るものだ。反面、近年銀座あたりで多く見かける中国人の観光客の団体。別に悪く言うつもりはないけれど、彼らが数人かたまっているだけで、遠くから見てもすぐにピンとくる独特のマイナスの雰囲気がある。高度成長期のメガネをかけてカメラをぶらさげたイエロージャップがニューヨークを徘徊していた時は、米国人にこんな感じに見られていたのだろうと想像する。だがさすがにここは銀座。かの地の中国ディズニーランドじゃないから、休憩所のベンチにランニングシャツ一枚で寝そべる輩はいなかったけどね(^^)
「持って生まれたもの」と言えば昨日の早稲田の斉藤祐樹くんのコメント。これはまた別の機会に触れてみたい。
携帯で撮ったから画質はイマイチだけれど、銀座山野楽器の横、ミキモト真珠のアプローチに出現していた一足早いクリスマスツリーのイルミネーション。これを携帯カメラで撮っているギャラリーの多いこと多いこと...。あっ、自分もその一人か(^^)

そのすぐ近くには小生の愛してやまないAppleStore銀座。ここも大盛況。iPadをいじりまくり改めてスゴイ時代になったと実感。遊びでネットにつなぎ、この「晴耕雨読」にアクセス。自分のブログを銀座のド真ん中で見てみるのは妙な気分だ。分不相応というか身の程知らずというか...。
一匹の蟻がオーストラリアのエアーズロックを登っているような気分だった。
写真は建物ファサードのAppleのりんごマークに、信号機の先端が突き刺さっているようなアングルで撮った確信犯の一枚。
縁日で見かけるリンゴ飴みたいで、女子高生的に言うと「めっちゃ、カワイイ」

2010年11月14日日曜日

負うた子に教えられる

南部リーグ第5戦、南野川ブルーアローズ戦。
試合会場は西有馬小学校スタジアム。収容能力55,000人
宮前区、いや川崎市でもトップクラスのチームだ。子どもたちの挨拶から始まり、アップや練習の様子、整列から応援まで全てにおいてこれが野球チームというお手本のような強豪軍団。試合中の控え選手の応援歌は驚くほどバラエティーに富んでいて、iPod nano8GBにすら納まりきらないに違いない。
プレーから4回終了時まで、あにはからんや、予想に反して1:2の接戦、被安打は単打2本のみ。うちは長短4安打だ。むむむ、これはイケルかも...と思い始めたのも束の間、底力に勝るチーム力で終盤打ち込まれて結果は7:1で負け。
小刻みな投手交代はブルアロYoshida監督のお家芸。投手含む守備の変更は計5回。機を見るに敏、わずかなリスクを察知すればすぐエース級を投入し出火を未然に防ぐ。実力が数段上の選手層の厚いチームならではの起用法。うちはエースKawaharaが力投したものの、味方打線は終盤1安打のみで初回の1点のみを、秋空にそびえる電光掲示板に点灯しただけに終わる。いわゆるスミイチというやつだ。

ベストプレイヤーは右中間を破る適時打の2塁打を打ち、守ってはふたつの盗塁を刺した捕手・主将のHiroto。久々だね。もう一人は5回3番打者の中前クリーンヒットを、1塁へ送球しセンター前ゴロでアウトにしたOhsumi。

話は変わって、ここ2ヶ月ほど前からうちの選手たちにいい傾向が見られる。
先のブルアロさんのように、コーチたちへの挨拶などがまずは全ての基本のひとつだと思うのだけれど、ウチは今までこれが不十分だった。声を出す子、出さない子、主将に促されてやっと挨拶する子、言われても出来ない子...。それがみんな大きな声で挨拶が出来るようになった。言うほうも気持ちがいいし、言われたほうはもっと気持ちいい。お互いに今日も頑張ろうと前向きな気持ちになれるものだ。挨拶してきた子には私も負けずに挨拶を返すようにしている。
先日もある場で言ったのだけど、「強いチームで挨拶は出来ないチーム」というのを私は見たことがない。強いチームほどこういうところもしっかりしているものだ。スポーツ全般みなそうだけれど、特に日本の野球というスポーツはこういうところに厳格な伝統を持っていると思う。きちんと挨拶ができる、年上を立てることができる、年下を思いやることができる、感謝の気持ちを素直に表現できる.....。子どもの性格によってはこういうことが苦手な子もいる。無理しなくてもいいから、その子なりの真摯さで表現出来ればそれでいい。
これは大人になり社会に出てからも全く通用する話。
逆に言えば、我々大人は普段子どもに指導していることを、自分は社会で実践出来ているだろうか?反面教師...いや、こういう場合は「負うた子に教えられる」というコトバが適切かな。→「負うた子に教えられる」(ネット辞典)
自分の胸に手を当てて考えてみよう。
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遊撃手と短い希望

昨日のブログ「シックスセンス」的〜は読んでいただけたしょうか?
おもしろい(^^)にポチクリしていただいた方にありがとうございます。おそらく同じ「ユーモアセンス」の持ち主と勝手に解釈してます(^^)

さて、今日は前回のオヤジの会話で出て来た野球の「ショート」と「遊撃手」について触れてみたい。
まずはなぜショートなのか?という疑問。1塁2塁3塁はそれぞれ、ファースト、セカンド、サードと至極全うな呼称であるのに対し、ショートはなんでショートなの?しかもサードの5番の次にくる6番の守備位置番号も不思議だし。
ネットで調べたことが全部正しいとは限らないけれど、一応3,4個の情報を自分なりに咀嚼してみるとこうなる。
ベースボールの発祥である100年以上も前のアメリカ。最初はピッチャー、キャッチャー、1,2,3塁手と外野がいたのだろう(※正しいかどうかはわかりません)。投手が投げたあと、打球がピッチャー強襲になるとどうしてもヒットになるし、投手が危ない(?)...というわけで投手のすぐ後ろ横にもう一人立たせて守備を増やしたのか。他の内野手と比べて極端な前進守備になる。つまり他の内野手に比べて打球を短い距離で処理する役どころとなるわけだ。
てなわけで、「短い」距離で打球を「止める」=ショートストップということらしい。その後徐々に変化して現在の守備陣形に落ち着いたそうだ。今では逆に1,2,3塁よりも深い位置で構えるのがショートですね。

お次はなんで「遊撃手」なのか?
そもそも遊撃ってナニ?
遊軍とか遊撃機とかの言葉があるように、軍隊用語からきてるんだろうとはずっと思っていた。遊撃とはあまり規律に縛られずに時機を見て待機し、ここぞという時にあちこちに顔を出して相手を攻撃する戦隊。時には後ろにまわり味方を援護(カバー)したりもすること。
ベースボールを野球という言葉で日本に紹介したのは明治の俳人正岡子規...というのは間違い。彼は野球好きが高じて自分の幼名「のぼる」にかけて「野球」=ノボール=としたことで有名だ。その後中馬庚(ちゅうまん・かなえ)という人が正式に
ベースボールを野球(やきゅう)と翻訳したそうだ。ショートストップは当初、「短遮」=短くさえぎる=と呼ばれたらしいが、この中馬庚さんがまるで前述の遊撃機のように動き回る様子をみて「遊撃手」と名付けたのがどうやら正解みたい。
以上Wiki、Yahoo!知恵袋、テッシー池袋、その他のネット検索による内容を小生の解釈も含めて編集した。加筆・修正する方求む...なんてね。


最後に今日もショート繋がりの蛇足話を一発。
18歳で上京し貧乏苦学生でだった僕は、兄貴が紹介してくれた新宿のイングリッシュパブで毎日終電までバイトをしていた。金がないくせに吸っていた煙草はショートホープ。そのパブでは週に2度本格的イングリッシュバンドを呼び、生演奏をしていたのだけれど、やつらのバンド名は「ShortHope」!ちゃんと日本でレコードも出していた3人組だ。当時僕の好きなバンドはやはりイギリスの「10cc」考えてみればこれもふざけた名前ではある。男の○○の分量から付けたネーミングだもんね。
賄いを食べて休憩時間に彼らと話す機会があり、カタコト英語で会話した。僕がショートホープを吸っていることを知っていて、リーダーが1本くれと言う。なけなしの1本を渡して僕は訊いた。
僕「バンド名はなんでショートホープなの?」
リーダー曰く「日本で一番うまい煙草がショートホープだったからさ。他の煙草はまずくて吸えんぞい。ワハハ」
僕「イギリスでもショートホープなのかい?」
リーダー「おまえはアホかっ!イギリスでショートホープなんて名乗ったら大笑いされちまうぜっ。ガハハ」
僕「Why?」
リーダー「ShortHope=短い希望...!?って、いったいナニ?日本人の英語はヘンなのがいっぱいだ。煙草の名前が《短い希望》というクレイジーさが気に入ったからバンド名にしたんだわさ。ギャハハのハ」
リードギターで巨漢の彼はビール腹をゆすりながら、僕のショートホープをうまそうに灰にしていったのであった。


ショートストップとショートホープ。
ショートつながりのショートストーリーでした(^^)
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2010年11月13日土曜日

シックスセンス的会話の楽しみ

今日は所用で飯田橋へ行った。5分も歩けば水戸光圀公ゆかりの名園小石川後楽園。その向こうには東京ドームという名の巨大なビニール製の湯たんぽが横たわるところだ。
地下鉄の穴ぐらから這い出てみると昼メシ時だった。近くのCafe de Crieへ入り、パスタとコーヒーをオーダーし、紫煙の立ちのぼる領域の小さな空席へすっぽり納まる。すぐ隣の席には一組の客。40代後半の縞のシャツを着た男と50代後半の茶色い靴をはいた男、二人とも普通のサラリーマン風情だ。
年齢差はあるもののお互いかなり親しげで、タメ口で話をしている。小生の見立てによると、おそらく40代の縞シャツはクライアントで、50代の茶靴はその子飼いの業者の営業本部長といったところか。打合が終わったので昼メシでも行こうか、といった感じだ。

二人の会話が否応なく耳に入る。
茶靴「...というわけで俺はサザンの桑田だったなあ。あれのデビューは衝撃的だったよね」
縞シャツ「そうそう、それまでのバンドとは全然違ったもんね」
(懐かしくて思わず小生も彼らの会話に加わった)
私「だよね。歌番組でタンクトップに短パンで歌ったりしてさあ」
茶靴「そう!あの曲なんだっけ?渚のシンドバッド...じゃねえや」(笑)
私「それはピンクレディーだっちゅうの」(笑)
縞シャツ「あれでしょアレ、勝手にシンドバッド!」
茶靴&私「そうそうそう!」
私「確か青学の学生バンドだったんだよね」
茶靴「そう確か青山学院だった。デビューは」
縞シャツ「いやあ俺は世良公則とかチャーとか原田真二とかだったんだよねえ」
茶靴「うわあ〜世良公則!あんたのバラードだっけ?」
私「いきなり、ジャガジャン、アンタのっ♪て歌が始まるヤツね」
縞シャツ「そう、でもさ2曲目からはなんだか歌謡曲みたくなっちゃったよね。」
茶靴&私「アハハ、言える言える」
茶靴「原田真二もそういう意味ではちょっと違うかなあ」
縞シャツ「まあね、彼はちょっとアイドル路線だったからね」
私「確かに」

小生はパスタにパルメザンをたっぷりかけて口に運びながら談笑し、3人の会話はいつの間に野球の話に...
縞シャツ「...だよねえ。ところでショートってなんでショートなんだっけ?」
茶靴「ああ、あれね。なんだっけなあ、外野からもっと前に前進して短い距離で打球を捕るからショートだったと聞いたけど」
私「そうなんだ!そう言えばショートのことなんで遊撃手って言うんだろうね」
縞シャツ「アレはなんで遊撃手なのかなあ?」
茶靴「俺も知らないよ」
私「おしっ、帰ったらネットで調べてみよっと」
縞シャツ「さあて、ボチボチ行きますか」
茶靴「行きましょうか」
私「じゃあまたねえ」

縞シャツ茶靴のふたりは私には目もくれずに立ち去ったのであった。
ワカリマスカ?
上記、私「 」の部分を削除して読んでも会話は成り立っていることに気づいたでしょうか?

ブルース・ウィリス主演の映画「シックスセンス」→シックスセンスあらすじ
ここでは詳しい内容は伏せるけれど、劇中とあるレストランでブルース・ウィリスが妻と食事しながら会話をするシーンが印象的。ラストシーンの大どんでん返しは鳥肌もの。まんまとしてやられた感じで素晴らしかった。大好きな映画のひとつ。
今の3人の会話はこの映画の食事シーンと同じなんである。
実は縞シャツと茶靴の会話を隣で聞きながら、小生は心で話に加わったのだ。
私は見ず知らずの他人といきなりタメ口で会話出来るほどの、勇気もないし能天気でもない。でもこれって結構楽しい。
自分が幽霊のブルース・ウィリスになって2人の会話に参加したようなものだけど、終わってみればあの2人に妙な親近感を抱いたものだった。






さて文中の「ショートストッパー」「遊撃手」については今ネットで検索済み。次回ここでまた書いてみたい。

全くの蛇足だけれど(^^)
小石川後楽園のベンチから見上げた東京の空には、無数のモミジの小さな手のひらのフィルターがかかっていた。
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2010年11月12日金曜日

エクセルにアクセル

最近やっとスコアブックの年間成績集計をExcelに入力出来るようになった。
でもまだ7月くらいの打撃成績まで進んだに過ぎないし。
10月以降のスコアは手書きの集計すらまだだし。
それにこのあとは投手成績から6年生通算成績、対戦成績、etcを入力し、更にこれのパターンをBチーム用にイチからまたやらなきゃだ。
ましてや、今日みたいにTVの「アメトーク」なんか観ながらやった日には、TVが面白すぎて全く手がつけられない。もっとも、何かに気を取られながらやると確実に絶対入力ミスを犯すので、CMの時だけ集中してやるのだけれど...。
今年は分業制にしてExcel使える人と共有でやろうと思ったけれど、そのためには肝心のスコアシートの原本がひとつしかないので、目論みは頓挫してしまった。シートをコピーして、同時進行でやろうかな。Aチームは小生、Bは誰かに、投手成績はまた別の人にとかとかとか...。東京とっかとかきょく。
宮部みゆきの小説に「火車」(かしゃ)というのがあるけど、まさに台所は火の車。
今はこれが尻に火が燃え移り、アッチチの状態。
全身火だるまになる前に手を打たねばヤバイ。高須はドバイ。

「だったら、こんなブログ書いてる場合じゃないだろーが」と思った貴兄、

ご明察です。
エクセルにアクセル入れてあくせくやるっきゃない。



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2010年11月10日水曜日

スコアラー目線

スコアラーとは何なのか?
グランドの現場で黙々とスコアブックをつけ、年末の成績集計地獄に息も絶え絶え、小冊子を発行するために毎年徹夜を覚悟し....。
これだけではスコアラーとは言えない。
子どもたちにスコアラーから見たアドバイスをしなきゃ意味がない。
....前回の打席で相手打者がレフトオーバーの2ベースを打っている場合。
=レフトとセンターの守備位置を確認後、少しレフト寄りにバックなどの指示。
(但し投手の力量と打者のスイングスピードによって都度調整、臨機応変)
....2アウトを取ってから四死球が多い投手の場合。
=2死後、3アウト欲しさに投げ急ぐ場合は、一度深呼吸ないし、ランナーへの牽制球、またはロジンバッグで気分を転換させる、モーションをゆっくり目にさせる。
....失点は多いけれど、自責点はほとんどない投手の場合。
=投手には自信を持てと言い、他のナインには守備面でのハッパをかける。
etc....。
時に出しゃばりかなと思うこともあり、反省することもたましば。
でもやはりスコアラーは単に記録者に徹しなきゃいけない場合と、チームアドバイザーとして意見を具申しなきゃいけない時と、両面あっていいと思う。高校野球やプロ野球の場合はわからないけれど。

さて、以前のこのブログで「スコアブック年間成績集計」をExcelでオリジナルで作ったので、どうぞ持って行って下さい、的な文章を書いた。
スコアブックExcel集計


先日嬉しいことにご所望なさる方が現れたので、メールでデータを送ってさしあげた。全国のどこのどんなチームのスコアラーなのかは定かではないけれど、こんな小さなことで少年野球の世界が繋がっていくことが何より楽しい。
その際に私がメールした文面を以下に写真に撮ってご紹介。
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2010年11月9日火曜日

禍い転じて福となっちゃった

さてさて、あさって、しあさって。
日曜の南部リーグ4戦目、対松風スラッガーズ戦だ。
強いチームだしたぶん今まで負け越してる相手だけに、試合前の若干の緊張感は否めない。(子どもじゃなく、小生だけかも)
6年生1人を欠いてのスタメンオーダーでプレーのコール。
1回表フレンズの攻撃。1得点。3回裏に1:1の同点とされて、次の4回表。
Ohtakeの2ベースヒットを足がかりにOtoの四球とOnoの絶妙なスクイズバントが決まり、先日に引き続きまたしてもツーランスクイズ成功。Otoの果敢な走塁が実を結んだ結果に。これで3:1の勝ち越し。
松風スラッガーズはこんなものでは引き下がらない。絶対反撃のノロシをいずれ上げてくるはずと思いつつも、いつの間に最終回。ウッソ〜。嬉しいぞ(^^)
6回裏、松風スラッガーズの攻撃。中邪飛の1アウト後、内野安打でランナー1塁。スチールを決められて走者2塁へ進塁。
ここからが「禍い転じて福と為す」
4番打者が5球目を叩くとレフトへ一直線のライナー。...やられたか!?
これをOtoが猛ダッシュして捕球2アウト、2塁ランナーが飛び出していたのをベンチは見逃さず、「2塁を刺せ!」すかさずOtoは2塁へ送球!
ライナーゲッツー完成でチェンジか?
....暴投を投げちゃった。頭ポリポリ。
結果、2アウトでランナーは2塁に生きたまま。
ところがである。この時、小生時計を見たら1時間28分。
もしゲッツー完成でチェンジになっていたら、次の回表裏をやらねばならない。
逆転される可能性は十分ある。
こうなれば、もうゆっくりゲームを運ぶしかない。
5番打者の1-2からの打球はまたしても痛烈なレフトライナー。
これをOtoが無難にキャッチ、3アウトである。時計はちょうど1時間30分。
もう新しい回へは進まない。ほどなく主審の「集合!」のコール。
あそこで2塁へ暴投したのが逆に命運を分けたような試合だった。

それよりもやっと(準)公式戦で一勝を挙げたのが何よりもとてつもなく嬉しかった。
BPベストプレイヤー賞は、Onoのスクイズバントと、Otoの守備&走塁に決定。
それからKawahara。強豪相手に6回90球四死球2で失点1は立派だ。
奇しくも6年生ではなく5年生の活躍で僅差をものにした試合だったけど、写真は6年生の特集で(^^)
南部リーグが終わり、新人戦が始まるといよいよ卒業生と親たちには寂しい季節がやってくる.....。

2010年11月7日日曜日

少年野球の原点

6日の土曜は上作延ノンキーズとの練習試合。名物監督Ishiguroさん率いる付き合いの長〜いチームである。今回も2試合やろうということになった。
1試合目は6年生が日光へ修学旅行のため、5年以下の新チームにて。10:1で久々に勝ったものの、ノンキーズ投手の制球難でスコアブックにはB,B,DB,B,B,の羅列によっての得点。更にWPも重なり一気に9点をもらった形。対するうちのチームは伏兵の活躍による打点を挙げた。
BP賞はOtoのライトオーバー、植え込みに突き刺さる見事なツーベースヒット。ボールが地面にめり込み、そのまま地球の裏側まで到達し、チリの炭坑事故の現場まで達するかという勢いの打球だった。
まだいるよ。Shouyaの2の2、1打点も立派。
また、最近やっと引っ張る打撃が出来るようになったOno。この日もレフトへのライナー性の痛烈な飛球のヒット。この3人に決定。

2試合目は先のブログにもUPしたように、チビスケ軍団中心のオーダー。たまたま写真に撮れなかった下級生にはご勘弁を。この試合爆笑の連続だった。リードの仕方がわからず試合中に塁審から教わる子、グラブをはじいたボールの行方を見失いあたりをキョロキョロして途方に暮れる子、自分の身長の倍はあろうかという暴投を背伸びしてまで打とうとする子...いやはや楽しかった。何か心が洗われるような気分で、少年野球の原点を思い知らされたような気がする。しかも新チームの上級生よりも活き活きして声も出て頼もしい限りだ。
この試合BP賞は...全員にあげよう。ただし公式ではなく特別賞としてね(^^)
ギャラリーは寒そうだが、試合は熱いぞ。
試合前の整列もサマになってきた!
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1年生はチビッコ

自画自賛の写真です!
このアングルを発見した瞬間、小生欣喜雀躍、すかさずカメラを構え、思わず笑顔に。
昨日も2つ練習試合があり、そのうちの1試合は新チーム・チビスケ軍団の試合。
たくさん写真を撮ったので昨晩載せようと思ったら、Macを起動する間もなく瞼と頭が撃沈。
3塁塁審はフレンズ卒業OBの現川崎北高野球部、Shohta。彼の股ぐらに注目。
1年生のレフトYuutoがスッポリ納まっている。
どんだけ小さいの〜!?大仏の下で野球やってるみたい。
今からまた練習試合だ。出がけのその前にUPしとこ。
では行ってきます。

2010年11月5日金曜日

目の前の一勝より来春の一勝

3日の練習試合もFF対決となった。対二子フェニックス戦である。
1試合目は新チームで、2試合目は6年生も入れた構成で開催。最近はめっきり日が短くなり寒くもなってきたから、おちおち遅くまでテレンコテレンコやってられない。もっとも夏だからといって、ダラダラやっていいということにはならないが。

久々にYanagisakiコーチが顔を見せたので主審を頼み、プレーのコール。
スコアは初回だけ師匠Kanedaコーチに頼み、小生は卒業生の写真を撮るために、「戦場のカメラマン」渡辺陽一ならぬ「球場のカメラマン」となる。試合は先発投手が四球の連続で一死もとれぬままRyuunosukeへマウンドを譲る。これは前回も、いやこのところずっと似たような展開だ。私は野球経験者ではないから専門的・理論的な指導は出来ないけれど、他のスポーツ経験者ではある。また、野球技術からは一歩引いた眼で子どもたちを見るのが自分の仕事だとも思っている。ストライクがなかなか入らないと分ってる投手をずっと先発で使い、四球連発したら交代させるというのはいかがなものだろう。彼も一生懸命やろうとしているはずだ。でもストライクがとれない。一番悩んでいるのは本人なはず。なのにこういうパターンが続くとかえってその子が可哀相だと思う。性格が明るい前向きな子だから、今はなんとか頑張っているけれどね。試合慣れしていくうちに制球力も自然に備わるという考え方もあるが、もう少しコントロール・制球力を身につけるまでじっくり育てるべきじゃないのかな。彼には来季のエースになる素養があると思うからこそ、今を大事にすべきだと思う。
目の前の一勝より来春の一勝だ。
前者の一勝がピンポン球ならば、後者のそれは砲丸投げの球ほどの重みを持つ。
さて、試合結果は6:5で負け。BP賞は4回裏1アウトから二遊間をきれいに抜けるヒットで2打点を挙げたTaguchi。彼の「試合に出たい!」という強い思いが実ったような安打だった。

次は6年を含めた今年のメンバーでのゲーム。
結果は6:3でまた負け。4試合連続の6失点。勝ち負けより大事なものがあるべき、今の時期だと思うけれど、しかしそれにしてもずっと勝ってないぞ。
BP賞はOhtakeが連続受賞。このところナニカ吹っ切れたのか打球に伸びがある。同じヒットでも途中で失速するのと違い、しっかり芯をとらえた打球が最後まで勢いを失うことなくグランドを弾んでいく。チーム初得点を叩き出したセンター前へのクリーンヒットもさることながら、出塁後の2盗から7番打者のスクイズで3塁を蹴り一気に本塁も落した、結果ツーランスクイズ成功の果敢なランニングも良かったからね。
もう一人はそのスクイズを決めたShouya。非力なバッターでも出来ることはたくさんあるぞ。

その日は前述コーチ仲間と地元の居酒屋その1で冷や酒をシコタマのんで帰宅。
シコタマといっても4個の玉を呑んだわけでは決してない。これが効いたのかどうか、玄関を開けて仕事部屋に直行して....気がついたら帽子をかぶりバッグを肩にしたまま床に寝ていた。目が覚めた時、「ここはどこ?私は誰?」状態だったのは言うまでもない。こんな酔い方も久しぶりだった(^^)

写真は秋の本格的到来を感じさせる、日差しの柔らかさ、長く淡い影、秋色に変わりつつある樹々の葉...。
もう一枚はベンチ横でエラそうにふんぞり返る主将Hiroto。本人の名誉のために言っておくが、これはあくまでわざとオトナコーチの真似をして遊んでいたもの。それにしても妙な貫禄があるなあ(^^)
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2010年11月3日水曜日

長打率と守備率の陰に

11月に入りこの一ヶ月くらいで、スコアブックの記録集計をやっつけなきゃいけない。野球ほど多彩でかつ多岐にわたる記録をつけるスポーツは他に類を見ないだろう。規則が複雑なのもおそらく世界一に違いない。現場で手書きでつけたスコアシートを持ち帰り、自宅で深夜更に細かい計算を書き足す。やっかいなのは選手交代があった時の対処。例えば失策は誰が何回やったかなどの検証作業。5回にショートエラーの記号...(6E-3)...などがある場合、選手交代で5回にショートを守っていたのはどの選手だったかの確認をしなきゃいけない。子どもの年間最終成績に記録されるので手を抜けない。

一口に記録集計といってもみなさんはナニを想像するでしょうか?
単純にスコアブックに書き入れる集計の升目の数を数えてみた。打席数・打数・得点・単打・二塁打......三振・残塁・失策、更に投手成績の勝ち負け・投球回数・打者数・打数・被安打.....失点・自責点など、現場でつける試合経過の欄は別として全222項目。これが1試合2チーム分あるから倍の444項目。代打や投手交代があればその分も更に増える。実際はゼロの空欄も多いのだけど、これをほぼ自宅に持ち帰り集計している。
「一週間頑張った自分へのご褒美に、金曜の夜はワインを奮発して買って帰りま〜す」なんて言うOLがいるけど、小生がそれをやったらワイン中毒になっちゃいそうだ。もっとも買って帰るのはワイン1本だけじゃ済まないけどね。

この手書き集計のあとに、いよいよこの全データをExcelに入力していく。また春先の1枚目のシートからコツコツ。このExcelで打率などが自動計算されるのだけど、昨年の集計で気になったことがあり、スコアラーのバイブルと崇めているサイトへ飛び研究。以前も何度も書いたけれど、すごいサイトがあるんである。
氏曰く「草野球や少年野球がスコアをつけるのが一番難しく、また面白い」
たぶん試合やプレーがセオリーどおりにいかないからという意味だろう。
草野球のためのスコアブックのつけ方
184万アクセス、一日700アクセスなんてザラ。ここでたくさん学習させてもらった。昨年の集計で調べたのはブログタイトルの「長打率と守備率」。
「長打率」一般には長距離ヒッターとか、スラッガー(強打者)の証とか思われがちだけど、ここでクイズ。
イチローが打った安打は全て内野安打で100打数で100本打ちました。
松井が打った安打は全て3塁打で100打数で30本打ちました。
さて公式記録ではどちらが長打力のある選手でしょう?
答えはイチロー。この矛盾を無くす為に昨年はこの長打率を計算するのに、シングルヒットは除外するようにExcelを設定した。
草野球のためのスコアブックのつけ方(記録集計項目より)

もう一つは守備率。下の写真にもあるように、「守備率の高い選手は守備がうまい」のではないんですね。「守備率の高い選手はエラーの少ない選手」というのが正解。もっとも、「エラーの少ない選手は守備がうまい選手」という変形三段論法が成り立たないわけではないけれど。
草野球のためのスコアブックのつけ方(記録集計項目より)

ナニを言いたいか。ショートやサードの子どもがエラーの絶対数が多いのは、決して守備が下手なのではなく、他の選手に比べて守備機会が圧倒的に多いからで、ポロリの数も必然的に多くなり、また、守備範囲が広く球際にどん欲な選手ほど、エラーにしてしまう機会も増えるということだ。
穿った見方をすれば、場合によってはエラー数の多い子どもをむしろ褒めてやることも出来る。
我々少年野球の指導者は記録の数字やイメージだけで子どもを評価してはいけないと思う。時にはこういう逆評価をしてやり、それを他の選手にも解らしめた時に、エラーをした際、他の野手から心から本当の「気にすんなよ!ドンマイ!」の声がかかるのではないだろうか。
それにしても....
高校野球やプロ野球では「今のはどう考えてもエラーだろっ」というプレーが、TVの公式記録では結構ヒットに記録されることが多いと感じているのは私だけだろうか?守りの選手に泥を塗るより、打った選手に花束を送ったほうがいいのは少年野球なら解るけどね。
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2010年10月31日日曜日

南部リーグ・F対F

台風一過のさわやかな秋晴れを期待していたのに、あにはからんや、相変わらずのはっきりしない曇天の空模様。期待にそぐわず大ドンテン返し...なんて。
今日は野川台フォルコンズさんとの南部リーグ。その前に少しだけ新チームでの試運転的練習試合をやろうということになり、急遽メンバーを招集。たった、2回だけの展開だったけれど、それなりの収穫はあった。
Nabeの2打席連続ライトオーバーの大飛球。Otoの2打点、タイムリーツーベース。いつもは振り遅れが多いOnoが、今日はレフト横へ引っ張る得点打、1打点。守備では制球難に苦しむ先発からマウンドを引き継いだRyuunosukeが2番手で登板。5点ビハインドから2回を投げて1失点、2四球、2奪三振。何が良いかといえば最近ピッチングを覚えたばかりというのに、投球数36球中ストライクが19球。やはり投手はまずコントロールからだ。
ベストプレイヤー賞は、来年の長距離砲に期待してNabeと、これからの伸びしろを大いに期待してRyuunosuke。ただし社会の窓はちゃんと締めとけよ(^^)
写真は試合前の整列時、1年生Shougoのカメラ目線オトボケVサイン。

南部リーグ本番。6年生も入って今度は空気がピリリと変わる。
がしかし、結果は負けた。6:1の完敗。
今日はフォルコンズの「アジアの大砲」4番Ta選手の打席は空砲に終わったが、しかし次の5番Ma外野手の目の覚めるようなセンターオーバー、5万人の観客席が陣取るプール付き外野席へのエンタイトルツーベース。また、遊撃手Moくんの難しいバウンドのゴロを捌くナイスフィールディング。正面の凡ゴロを捕球するのは誰でも出来るが、軟球独特の高いバウンドを処理するのはプラスセンスが必要になってくる。
う〜ぬ、相手チームを褒めてどうすんの。いいプレーはうちの子たちにも素直に見習ってほしいからだ。
フォルコンズ監督「かっこよさも群を抜く」Komatsuさんと「永遠のShuheyダビッドソンライダー」Fukumotoさんが晴れやかな笑顔でグランドをあとにしたのも当然のことだ。

さて、この試合のBPは?
後半ワイルドピッチが多かったけれど6奪三振に加え、打っては左中間をきれいに破る2塁打を放ったKawahara。これだけならBPは見送りだけど、前述のRyuu同様、コントロールが良かった。7回を完投し無四死球だったからだ。
もう一人はOhtake。唯一の1得点をもぎとった右中間へのタイムリーを含む2安打と安定した守備・走塁。今年は打撃で伸び悩んだが、このところいい活躍を見せているぞ。
それにしてもここ2カ月で、たった2勝しかしていないのは一体どうしたことだ。
筆者もスコアブックの集計作業が遅々として進まないのも一体どうしたことだ。
明日から11月。いよいよヤバくなってきた(^^)
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2010年10月30日土曜日

偶然×2乗×天文学的数字

先日の「..77の偶然」というブログの最後に、皇室の「偶然」をチラリと書いて終わった。あの最後の短い文章を読んでピンときた方も多いかなと思う。たぶん知ってる人は知っているけど、知らない人は知らないという、とっても当たり前のお話。一応知らない方のために。
一般市民の中から皇室にお嫁に行く確率というのは、いったいどれくらいなんだろう? 幼なじみや同級生や、職場で知り合ってとか、合コンで出会ってとかの結婚とは訳が違うワケだ。ひと組の男女が出逢う確率という意味においては、市民も皇族もみな平等だと思うけれど、ひとりの女性が皇室という特殊な環境の中に嫁ぐというのは、やはり想像を絶するくらいの小さな確率であろうと思う。
小和田雅子さんと川島紀子さん。
全く赤の他人同士の二人が、日本の皇室の中で出会う。この出会いの確率も更にまたミクロの世界。
名前を「ひらがな」にしてみる。ふたつ並べてみる。
上の行が小和田さん、下の行が川島さん。
ここで赤い矢印に沿って読んでみて下さい。

これだけでも相当面白い偶然なんであるが、更に驚くべきことは、コレ。

つまり互いに一字一句全て寸分違わず、タスキがけで互いの名前が読めてしまう。「まさこ」さんが「あさこ」さんでも、「かわしま」さんが「かわした」さんでも、一字変わっただけでこの法則は成立しない。

この気が遠くなるような、天文学的な数値に値する「偶然」はいったいどうしたものだろう。
この偶然を「ふ〜ん....」で終わらせるかどうかは、人それぞれの価値観や感受性の問題だから、どうこう言うつもりはないけれど、少なくとも筆者は鳥肌が立つくらい驚いた。
星飛雄馬が消える魔球を編み出した時くらいびっくりした。
夜空に満月が二つ浮かんでいるくらい驚愕した。
10数年前にネットで知りえた話でした。
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2010年10月29日金曜日

MacintoshのMacのこと

マックといえばマクドナルドじゃなくて、MacintoshのMac。
筆者、アップルコンピュータのMacintosh、通称Macが大好きである。
99年に仕事の必要に迫られて初めてパソコンを買ったのがPowerMacintoshのG3、ボンダイブルーのスケルトンデザインのやつ。当時やたらスケルトンが流行したのは、このMacのおかげ。その後iBookのノートパソコンを購入、今はこのiMacで仕事をしブログを書いてる。そもそもパソコン黎明期にパソコン画面のアイコンというものを発明したのもアップルだし、近年ではiTuneのネット配信音楽やiPhoneの大ヒットで全世界右ならえの二番煎じ状態。何しろ先鋭的・革新的でそのデザインセンスはどこも真似が出来ないと思う。いや、真似は出来ても追いつく事ができないのだ。

パソコンに弱い人にはうまく伝わらないかもしれないが、ハードとソフトの関係性をご存知だろうか。世界の9割のパソコンがMicrosoftのWindowsというOS(オペレーションシステム)を使っているといわれる。これを搭載しているハード、つまりパソコン本体メーカーは星の数ほど。IBMやNECや富士通や日立、東芝、パナソニック、シャープ、ソニー...etc。これらメーカーはWindowsのOSを入れて初めてパソコンとして稼働する。ところがMacは自給自足。本体もOSのソフトもみんなアップル製なわけだ。いわば...F1のマクラーレンホンダ(古い!)などほとんどのチームがマシンとエンジンが別々のメーカーなのに対して、フェラーリやトヨタは本体もエンジンも純正同一メーカーなのと同じスタイルなんである。

以前も書いたような気がするけど、MacにはまるとWindowsの画面など見れたものじゃない(言い過ぎか!)。WinのVistaが出た時の最大の売りは、Macがとっくの昔に開発していたものをやっとパクッただけのような感じだった(言い過ぎか!)。筆者がMacが好きなのは、その唯我独尊的孤高の存在感とデザインセンスの良さである。
ではなぜみんなMacにしないのか?...高いのだ。値段が。それにアプリケーションソフトの互換性に弱いなども理由のひとつかな。またiPhoneなどもメール打ちの際の使いにくい操作性なんかもあると思う。でもそれらのマイナス点を補って余りあるものをアップル製品は持っている。

さてそんな筆者、昔、アップルのキャップがどうしても欲しくてさんざん探したことがある。銀座のアップルストアに電話して訊いたことも。ついに発見したのがネット上でのヤフオク。正規品じゃないようだったけど、タイの出品者から競り落として送ってもらった。ネットオークションのスリル感にはまり、これに味を占めてヤフオクで集めたのが...マグカップ・名刺入れ・キーホルダー2種・ポロシャツ・マウスパッド3種。写真のモノたちだ。ちょっとチープだけどね(^^)
ネットオークションの話はまた別の機会に書いてみたい。
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2010年10月26日火曜日

...77の偶然か必然か

先日の日曜日、ペーパードライバーで車を持たない小生は、いつものごとく有馬小学校のグランドへてくてく歩いて向かっていた。
ほぼ中間地点のラーメン屋さんに差し掛かった時、駐車場に止めてあった2台の白いミニバンに眼が吸い込まれる。
仲良く2台並んだTOYOTAのアルファードとHONDAのエリシオン。
ナンバープレートを見て欲しい。同じ川崎の「..77」である。
これって偶然?それともナニカの必然なのだろうか?
とんでもない偶然なら面白いし、「こんなの珍しくないぜ」というのならガッカリなんだけど、とりあえず写真をパチリ!(クリックで写真拡大)

2年ほど前の話。我がチームの父母所有のアルファードのナンバー「○○-○○」と4ケタが全く同じナンバーのアルファードを、池袋西武の駐車場で発見したことがあった。片や川崎ナンバーで池袋のアルファードは練馬ナンバー。同じ車種でナンバーも全く同一というのは全国に何台もあるから珍しくないだろうけど、それを一人の人間が発見する確率というのは非常にモノスゴク小さいと思う。
こういう偶然ってなんとも楽しいものだ。

そう言えば、皇室にお嫁に行かれた方の、あまりにも信じがたい「偶然」というのをご存知だろうか?ホントにビックリ仰天間違いなしですよ。
10年くらい前にネットで知ったことだけど、瞬間全身チキン肌になっちゃった。いろんな「偶然」がある中で、これは世にも不思議な「超偶然」と言えよう。
図解しないとたぶん理解できないので、いつかここに描いてみたいと思います。
コレ、小生が忘れた時は催促して下さいね(^^)

2010年10月25日月曜日

オトナの草野球報告

10月23日土曜、川崎は等々力ドーム、午後18:00プレイボール。北半球リーグを勝ち抜いた鷺沼ヤングホークスの精鋭と、南半球リーグを制した有馬フレンズの猛者たちが一堂に集結した。全世界シリーズの開幕だ。1戦のみで世界の草野球の頂点を決する闘いが始まった。

先発はハーレー・井上。独特のピッチングフォームから繰り出す魔球は、相手打者を翻弄するのに十分な威力を持っている。対するヤングのマウンドに立ちそびえるは喋るピッチングマシーンの異名を持つペヤング・坂本。ホームベースの巾を目一杯使いながら、内角・外角をミリ単位で刻んでくる恐るべき相手だ。主審のキットカット・勝氏のコールで試合開始。

序盤戦で圧倒的な長打力を誇るヤング打線が猛打爆発。水も漏らさぬフレンズ守備陣のレフト、トーホク・藤家など若干のほころびを突き大量4点をスコアボードに点灯させる。イニングが変わるたびに、、我が軍ベンチに不気味な地響きをたててやって来ては、選手を攪乱し翻弄する敵将監督クロス・黒須。親分不在の敵ベンチを垣間見ると、シートノックの鬼、参謀イッシー・石倉が不敵な笑みを浮かべている。

監督のドラゴン・川上率いる我が名門有馬フレンズは、スタメンにメタボリック・西を4番に据え、現役コーチオヤジ、現役オヤジ、OBオヤジ、オヤジの息子(フレンズOB)、オヤジの先輩後輩友人知人親類縁者一族郎党の、超重量複雑怪奇打線。
フレンズ軍中盤戦は「投手は35歳以上」という草野球世界公認「野球規則2010オフィシャルルールブック」126ページ7.08の(b)を無視した姑息な手段を使い、弱冠27歳の若きエース、ユースケ・佐藤マリアを2番手に起用する。この展開に最年長70ウン歳の名誉監督ハマーダ・金田やエスプリモ・大坪ら総勢18名の選手が応えて打線に火がつき、4点を返し俄然盛り上がる。観衆97,000人をのみ込んだ等々力ドームが割れんばかりの拍手に包まれたのは言うまでもない。

終盤ヤングに1点を勝ち越され、5:4のまさに黒須監督だけに、クロスゲーム。
【1点ビハインドで迎えた最終回、フレンズ軍の攻撃は安打、四球、6-4-3のダブルプレイで2死ランナー3塁。ここで一打同点、一発大きいのが出れば逆転サヨナラホームランだ。ここまで共同通信報道班として、グランド狭しとボロカメラ片手に黒子に徹していた私、テッシー・豊島は腰痛と陣痛と睡眠不足と資金不足を理由に、自分の選手起用に異を唱えていたが、やはり白羽の矢が立ってしまった。しかたあるまい、名門フレンズ復活のためにひと肌脱いでやるか。監督ドラゴン・川上が主審に代打を告げ、バックネット裏のウグイス爺アラガネーゼ・荒金が私の名をアナウンスすると、等々力ドームが地鳴りのような歓声に揺れる。
底なしのスタミナと体力の持ち主、ペヤング・坂本との勝負はツースリーのフルカウント。3塁走者を鋭い目線で牽制しつつ放った渾身の第6球目。私が鋭いインローのカーブを腕をたたんで強振すると、白球は夜空を切り裂き定規で引いたような軌道を保ち、ライナーでレフトスタンドフェンスの遥か上空を飛行し、黒い闇の中へ吸い込まれていった。
6:5の劇的サヨナラゲーム。いつのまに135,000人に膨れ上がった大観衆からはスタンディングオベーションの惜しみない拍手の嵐.....
.....?.....むむむむむ...】

目が覚めた。もちろん【 】内は私の夢想である。(^^)

結果は5:4の僅差で惜敗。
腹痛と破水と視力低下と気力低下に悩む私は、2打席立ち三振とPゴロの予想どおりの結果。本当の実力(?)を出し切れずに無念。それでもこうしてオトナ同士が和気あいあい、チームの垣根を越えて楽しむのはいいことだ。
試合中現役父がファーストの守備の際、足を怪我して病院へ。せっかく家族で来てもらい楽しんで欲しかったが残念。なんだか申し訳ない気持ちだ。お大事に。
他にもフレンズの現役お父さんや助っ人に来ていただいた方に感謝。
さらに、宮前区少年野球のご意見番、黒須監督をはじめとする盟友鷺沼ヤングホークスさんに感謝。
場所を移して鷺沼駅前に戻り、「居酒屋とんちゃん」でノーサイドの宴会23時。
ここまで沈黙を守って来たフレンズのエスティマ・西原が、俄然水(酒)を得た魚のごとく元気になったのは周知のとおり。
こんな遅くまで宴会をやってて、ええんかい?
案の定、本日日曜は腰痛と寝不足と......に加えて更に筋肉痛に悩むはめになった。
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