2013年4月18日木曜日

文章について

3物件の同時進行の仕事。「仕事は重なる時は重なる」のは昔からよく言われることだけれど。でもってAM2:30急な対応の仕事を終え、就寝前にブログ書こうかと思いきや、浅田次郎でもない筆者は、書き出してからはたと気がついた。
「テーマはなんなの?」
テーマを何も決めずに書き出すことほど、無謀なことはない。石川達三の「見る前に跳べ」という小説のタイトルが好きだけれど、もはや青年工員でもない筆者には、プロットが大体頭に入ってないと、冒険は出来ないお年頃になっちゃったわけで。

このブログの文章のお手本は、神である村上春樹、師匠である浅田次郎、「昭和軽薄体」の椎名誠、.....などなどを咀嚼して渾然一体の文体となっていると思う。

枚挙にいとまがないが、あえてもうひとつ挙げれば朝日新聞の「天声人語」であった。
毎朝愛読しているが、先の3月末に執筆者が定年退職(?)した模様で、4月からはどうやら新任が書いているように思う。思う、というのは、飽くまで推測だからだ。なぜなら、文体や言い回しが前任者と微妙に違うんである。前任者が60歳前後と想像するならば、後任は50歳半ばあたりか。朝日の「天声人語」を書く人物ならば社内でも文章を書くのに秀でたのみならず、人生経験豊かな人格者の、相当優秀な方に違いないのであろうが、筆者は前任者のそれが好きだった。今の文章はちょっと若さが垣間見えてしまうんである。前任が起伏に富んだ読者を飽きさせない文章を書くに対し、現在は平坦な道を歩んでいるような印象。

もっとも、かく言う筆者。
そのお手本となる「天声人語」の、数億分の1にも及ばないのであるからして、偉そうなことを宣(のたまわ)ってはいけないんである。人間、謙虚になることが大事だ。
謙虚の先には進歩があるけれど、
傲慢、慢心の先には「裸の王様」的、四方行き止まりの壁に囲まれたような、四面楚歌しか待っていないからだ。
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