北部大会なんであった。
国道246を境にその南方に位置するチームを中心に開催される南部リーグに対し、これに触発された北に本拠を構えるチームで結成したのが「北部大会」.....と、筆者は昔聞き及んでいる。筆者が現役オヤジコーチ時代はなかった。今ではその境界線は曖昧で地域関係なく参加している。良いことだ。
2013年対する初戦は宮崎台シャークス。
経過はどうにも心苦しく詳報は書きたくない。相手チームにはとても失礼な話であるが、「勝って当たり前」の試合というものがある。うちだって、強豪にしてみれば「カモ」と思われることだってあるはずだ。その大方の予想を覆して格上チームに勝った時は、普通の一勝の100倍嬉しいものだ。中堅クラスのフレンズはそうありたい。
この試合は試合前からうちが有利と分りきったものである。
結果と記録の記述だけにしたい。
3回10:0のコールドゲーム。投げては9人の打者を一塁を踏ませず四死球もなしの完全試合達成。打っては8本の長短打で毎回得点。
ベストプレイヤーは投手Mamoru、3打数3安打1打点のRui。
シャークスはかなり歴史のあるチームなんである。しかし全体人数がいつも少なく、反してレギュラーメンバーには小さい子が多く、益してや内野手には3人の女子がいる。チーム事情というものがあるのだろうことは想像に難くない。フレンズは普段の負けのうっぷんを晴らすかのように伸び伸び野球を展開。対してシャークスは失策の連発で意気消沈。我がチームが自信をつけるのは良いことだが、これに甘んじてはいけない。上と対戦すればとたんに声を失うのはうちだということを忘れてはいけない。
毎度上から目線で恐縮であるが、フレンズの県大会常連だった黄金時代と、反転初戦敗退の暗黒時代の両面を経験している筆者の言うことだから、心して聞いて欲しい。
「勝って兜の緒を締めよ」とはよく言ったものだ。
大会後今度は点差も時間も関係なくして練習試合。
正直言って格下チーム相手にこれはあまり好きではない。相手が可哀想になってしまうのが火を見るよりも明らかだし、自軍にしてもバカな大振りをする子が増産されてしまうからだ。「勝負の世界に情けは禁物」という。すんごくワカル。勝ちにこだわる姿勢で試合に臨むのは当然だ。けれど少年野球では勝ち負けよりも大事なことってあると思う。
俺はキレイ事を言ってるバカに過ぎないのだろうか。
15分後に練習試合。そんな時こそこの自家製マグネットボードが真価を発揮しちゃうんである。サクサクとオーダーを変更し速攻でメンバー表もきっちり書き込める。今回はメンバー表からOhmori父に作成してもらった。スコアラーもスピード勝負だ。
前回ブログにも書いたように、スコアラー泣かせの内容。5回までやって相手安打1本のみ、失点1。フレンズは...父母の共同作業でつけてもらった手元のスコアブックを見てみたが、分析するのもイヤんなっちゃうくらいのてんこ盛りの内容。
筆者はセンターから写真撮影に勤しんでいたが、Ayutoが安打で出塁してあれよあれよと言う間にダイヤモンドを一周し、ホームイン。遠くでフレンズベンチとギャラリー父母は湧き上がる。おいおい待てよ。すかさずiPhoneを抜いてベンチのスコアラー母に電話する。
「今のはワンヒット、ツーエラーでの得点だからね。間違ってもランニングホームランなんかじゃないからね」
あとでスコアブックを見たら、案の定....。筆者も駆け出しの頃はやった覚えがある(^-^)
どんな相手でも礼を欠いた態度でプレーしてはいけない。強かろうが弱かろうが関係無し。もし試合中弱者相手にハメを外してニヤニヤしてプレーする子がいたら怒鳴りつけてやろうと思っていた。監督に交代を進言しようと。ギリギリでそんな子が何人かいる。子どもだからそれは致し方ない。それをさせないようにするのは指導者の責任だ。
指導者の器とは野球技術を選手に開陳することだけではなく、選手のメンタルな部分をいかに見据えているかどうかなのではないだろうか。
筆者の経験の浅い見聞では、そういう意味でフレンズYanagisawa代表以外で挙げるならば、富士見台ウルフのOgasawara監督である。名将と呼ばれるに相応しい人物である。
解析するのがマジ面倒なのでベストプレイヤーは、オヤジ飲み会でSuekiさんが言っていた先発登板の3年Yuuta。それに新人のKimura兄弟、弟Tomoki。小ちゃい子だがガッツがある。ランナーで出塁したら「キンタロー。」のようにフライイングゲット的両手をピラピラさせ離塁してリード。やんやんやんやの拍手喝采でフレンズ外野を湧かせる。入部当初のShougoを彷彿とさせる風貌。
20:1の大勝であった。
もう一度言う。「勝って兜の緒を締めよ」
そして、がんばれ宮崎台シャークス!
負けても負けても....一生懸命プレーするキミたちの姿は、宮前の宝だ。
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