この土日の野球ネタは星の数ほどあれど、果たしていったい何から書けばよいのか迷っちゃうんであった。当然土曜の時系列から書くのがセオリーではあるけれど、昨日日曜日の防犯決勝戦は興奮冷めやらぬうちに書かねばという思いも強いわけで。昔から言うではないか。「鉄は熱いうちに打て、ネタは熱いうちに書け」と。
というわけで時系列を無視して防犯を書くけれども、一気に決勝のあとの閉会式までアクセルを踏み込んで行きたいので写真枚数が半端ない。60枚近くになるはず。覚悟されたしなんである。
昨年からRawlingsさん協賛による防犯大会、花の台フラワーズVS向丘サンダースの決勝戦。「集合!」のコールとともに両軍メンバーが本塁へ駆け出す。審判は宮前のKosaka部長はじめ重厚な宮前審判団。大ベテランUchimuraさんは神奈川県連の人でもある。
スタメンについては予備知識のない筆者が誤記すれば結果良いことはひとつもないので類推でしかないが、向丘Sの先発はエースYamadaくんではなかった。おそらく準決勝でイニング数を消費してしまったからに違いない。前の試合で何イニング投げたかによっては、後半で登板もあり得るわけであったが、果たして...。
花の台Fには連盟記念誌でともに戦った戦場カメラマン、Nemotoさんが健在である。
またSには20年以上前からS及び宮前の野球少年を追いかけているTakahashiさんがいる。
ともに筆者には手が出せない高級レンズ群を所有する強者なんであった。
試合は2回裏Sが1点を先制すると3回には3点を追加し優位に展開することに。
S監督はTakeshimaさん、F監督はSatohさん。
Fが守備の時、S打者の高く舞い上がったショート後方のフライを遊撃手と左翼手が交錯し激突。二人とも転倒したんである。一瞬会場が静まり返ったが遊撃手がグラブを差し出し捕球をアピール。アウトであった。その瞬間を捉えた写真がこれ。遊撃手が捕球したグラブを真下から左翼手がグラブごと「捕球」しているではないか。本来ならば「声を出せ!」と怒られるところだが怪我がなかったゆえ、この二人の気迫に拍手を送りたい。
※ピンボケなのは筆者の未熟さゆえ悔やまれる。
回は中盤、4回裏にも1点を追加し5:0となったS。観衆の慣習としてこのままSの圧勝かと思ったのだったが、5回表にはFの集中打が炸裂したのであった。その迫力は猛爆と言っても過言ではないだろう。連打の嵐だった(...と記憶する。スコアブックがないので正確性に欠けるけれどもあながち間違いではないと思う)。
なんと一気呵成に5:5の同点に追いついたF軍団であった。一気に試合がヒートアップする。
その後またゼロ行進の膠着状態が続く。
両チームのプレーの一挙手一投足に評価を加えながら観戦するMatsuiさんとOgasawaraさん。この二人は今季連合宮前クラブの監督コーチとなる。28番はTadaiさん。いやはや重厚な布陣なんである。
同点のまま迎えた最終7回裏のSの攻撃。誰しも「もしや特別延長か?」の可能性が頭をよぎるわけで。しかしここでSの底力が発揮されることになった。全ての塁上を走者が埋めた。望遠で外野の掲示板を確認してみる。打者のカウントは二死満塁フルカウント。サヨナラか延長か...。
投手の最後の腕を振り絞った次の一球。
歓喜するサンダースベンチと応援席。
それにしても両軍ともに「決勝戦」の名に恥じない、実に素晴らしい伯仲した熱戦であった。両チームの選手たちとベンチに惜しみない拍手を送りたい。
ノーサイド。両軍の闘将が喫煙可能の「丘の上特別観覧席」で談笑する。レンズを向けたら開会式閉会式でその美声を聴かせるリトグリ出身のYanagiさんが「おお〜二人のツーショットですか!」と満面の笑み。
............
さてその閉会式なんであった。もう、とうに23時を過ぎたのでここからは写真中心に行かせていただくわけで。
Rawlingsさん協賛の豪華賞品にはあの「ゴールドグラブ賞」のミニチュア版があった。オトナでも欲しくなっちゃうのである。
観客席は五万五千の大観衆が埋め尽くす。
では申し訳ないけれど写真中心にて。
協賛社であるところのRawlingsマーケティング本部ディレクター、Handaさんから豪華賞品の授与。東京新聞Teshigawaraさんからも。筆者と同じテッシーなんであるが、この人の仕事に対する真摯な姿勢にはいつも頭が下がる思いだ。東奔西走、極寒、酷暑を問わずカメラを構え、立ったままメモを取る姿には記者魂を感じる。一昨年のフレンズ快進撃の際に懇意にさせていただいた人である。その節、神宮球場やベイスターズJrの件ではたいへんお世話になった。
ではせっかく撮った写真なので文章なしで各チームの姿を循循と粛々とアップ。ジュニアの部も含めて。連盟広報の責務を全うせねばなんである。
連盟と言えば10円募金の呼びかけは長年Ohtakeさんであったが、過日の大けがにより戦線離脱を余儀なくされた氏に代わって新たに任命されたのは、同じアリコの長身痩躯Uekiさん。Ohtakeさんは無事最前線へ戻ってきた。
(※今日筆者が外出していると、軽やかにチャリを駆るOhtakeさんと偶然遭遇した)
夕まぐれの陽光に照らされた野球少年少女。
まだ5月というのにすでに真っ黒に日焼けした子どもたち。
その褐色の腕の色の濃さが、勝者の証(あかし)でもある。
他の各チームの選手たちも一様に真っ黒であった。
逞しくあれ、宮前野球少年少女たち。
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