2020年11月4日水曜日

新人戦とバンクシー?

 本日11/3火曜はいよいよ新人戦開幕である。第一公園ドームと第四公園スタジアムと迷った末に第四へ。新人戦は来季の宮前群雄割拠の勢力を占う、未来予想図となるわけで。ただしここでの結果が全てではない。冬季の練習でチーム力の優劣が逆転しちゃったりもするからだ。だから冬場の練習は侮れないのである。さて、例によってスコアブックがないので、詳報は書けず写真で雰囲気だけを伝えたい。350枚から厳選したものの、70枚前後になっちゃう。2.5試合分を掲載。

まずはサンダースVSメイツ。筆者が行った時にはすでに勝敗は決まったかのような大差で、サンダース圧倒的優勢の11:0。頑張れメイツ。

これは珍しい。本部席の運営は宮前美人妻図鑑。運営席全て母たちが担当するのは稀である。しかもお綺麗なお姉さんたちばかり。

その後ろのページは宮前連盟オジサン図鑑。S監督Iidaさんの熱い檄が飛ぶ。

終盤たまらずマウンドへ。Iida先生、「宿題ちゃんとやってきた人?」生徒たち、「ハイ僕やってきました!」的な。いったい何を訊いて挙手を求めたのだろうか。(^-^)
2試合めはモンタVSヤング。運営席はこれがフツーの光景である。選手は互いにソーシャルディスタンスにて挨拶。

ヤングいきなりピンチを迎え早々にマウンドへ向かうイブシ銀の智将Ishikura監督。事なきを得てその初回裏には、逆にヤングが幸先良く2点先制。

両軍のKurosuさんとKohnoさん。巨頭会談である。塁審はQ主将Karin父のShimadaさん。ルパン三世から脱皮して、どこかサッパリした印象を受けたのは筆者だけだろうか。さすがは沖縄出身である。一瞬だけDA PUMPのISSAに似ている写真があった。「カーモン、ベイベェ〜、アンメリカ〜」

2,3回に小刻みに加点し同点とするモンタ軍。今年のベスト4の一角を担ったチーム力は5年新人諸君にもDNA根付いていた。

実力伯仲の様相か。すかさずYも1点をもぎ取りまた2:3とリードの展開。ところがどっこい、Mもまた点を入れ追いつ追われつの好ゲームで3:3。

最終回Mは大逆転に成功、一挙4得点し7:3として裏のYの攻撃。決して追いつけない点差ではない。諦めずに頑張るYナイン。一死後ヤング打線が火を吹くようなショートライナーを、ジャンプ一番ファインプレーでキャッチするショートくん。一瞬でツーアウトとなった。続く打者も全く同じ素晴らしい打球を左中間に....超えたか!?と思った瞬間、またしてもショートくんがジャンピングキャッチ。あっという間にゲームセットであった。

3試合目はレッパVSフォルコンズ。ニューヨークサブウェイシリーズよろしく、野川軍同士の対決となった。

レッパはこの主将くんが投げても打っても何しろ目立っていた。歴代レッパ選手の伝統を受け継ぐその風貌とプレーが強烈な印象を残す。初回Rが2点先制する。まさに「赤力」を具現化したようなパワー。

どっこいその裏、Fの切込隊長Qの元気娘Tohkoが鮮烈なツーベースヒットで出塁すると、同じく2点を返し同点に。2塁でガッツポーズするTohkoを見て、「良くやったぞTohko!」と、冷静を装いながら内心ニンマリしたに違いない母スコアラーUeshimaさん。

Fにはご存知Qのポニーテール3人組がいる。TohkoとKana&Emi。

お姉ちゃんのKanaが打席に立つと、まるでアヒルの池に降り立った白鳥のように、凛とした風情がある。(と、思うのは筆者だけだろうか)

こちらも巨頭対談、副会長OgasawaraさんとRのTsukamotoさん。Tsukamoto監督は今季秋季大会にて強豪ウルフを相手に劇的勝利を収め、達成感とやりきった感満載のようであった。時折熱くなり過ぎるレッパベンチに、的確に水を差してアドバイスを伝えていた。拙欄「晴耕雨読」を愛読されているとのこと。実に嬉しい限りである。

さて最後である。5:2で迎えた最終回Fの反撃。おそらくRは若干の余裕があったかもしれない。その間隙をついてFが本塁を陥れる。一人帰り5:3。更にクロスプレーでまた一人帰り同点。際どかったが筆者の写真判定(「晴耕雨読」的AVR判定)では、僅かにRのミットタッチよりも、F選手の足が早く本塁に接地していた。しっかりと見極めた主審Katsuさんの正確なジャッジ。これで同点となった。

更にもう一人生還。5:6の最終回の大逆転劇。必死で自分の左腕を指して時間切れをアピールするFコーチ陣。

このままゲームセット。これも逆転サヨナラの好ゲームとなった。2020新人戦はまだ始まったばかり。頑張れ未来の宮前戦士。

.....

さて最後に「晴耕雨読」BLOG的クイズ。

試合後トイレに寄ってカブで帰ろうとしたところ、第四公園の公開喫煙所となる一塁側の古びたコンクリート壁を見て、どこか違和感を感じたのだった。長年の経年劣化により黒く汚濁した民家のあの壁である。モノクロの面白い文様の中に、あわよくばネズミのイラストを描いたバンクシーを発見しようと思ったりして。左下に黒い鳩がいるような気がしないでもないが。下の写真をよーーーーくご覧あれ。 

まるで水墨画を連想させるその壁の違和感はバンクシーではなかった。壁に露出した何本かの丸い塩ビの雨水排水管。中央の下から3番目の高い位置にある排水管に、なんと白いボールがスコンと収まっていたんである。地上4mほどあろうか、まるで樹に開けた巣穴からヒョッコリ顔を出したリスみたいに。或いは、ヒマラヤの雪が舞い散る岩肌を徘徊し、周囲と同化するユキヒョウのように、ひっそりと居座っていたのだった。

このボールがスポッとはまり込む瞬間を見てみたかったなあ、などと想起しつつ明日からまた仕事、やっと筆を置く「晴耕雨読」であった。

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2 件のコメント:

  1. 突然の投稿失礼します。いつも楽しみに拝見しています。
    黒壁の上のマンションが実家です。子供の頃毎日ここで壁当てをしました。その時から黒ずんでました(笑)
    当時(30年前)は土橋ウルフとフラワーズが2強でした。
    今は隣の区のチームでお手伝いをしています。
    今後とも宮前区の子供たちのためによろしくお願いいたします。

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  2. tkmさん
    コメントありがとうございます。
    まさかまさかの、ここに実家のある方からコメントをいただけるとは、驚きました。
    「土橋ウルフ」懐かしいですね。今では「富士見台ウルフ少年野球クラブ」という、若干長すぎる名称に変わりました。今でも宮前最強ではあります。

    もし仮に30年前に星飛雄馬のような少年が、このパイプ穴を狙って意図的にボールを投げ込んだのでは?などと想像したらもっと楽しくなりました。

    素敵なコメントに加えて、今は近隣の区で少年野球に携わっておられることを知り、
    ますます、ありがとうございます。

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