2022年7月4日月曜日

死闘の決勝戦

 本日はAM子ども会決勝、PM低学年決勝なんであった。けれど、取捨選択したものの、写真枚数が軽く100枚を超えてしまうので、2部構成で行きたい。今回は子ども会決勝、明日以降に低学年決勝なんである。

子ども会決勝●レッパVS花フラ

そーなんである。春季に続き防犯決勝でも同一カード、花フラにしてみれば防犯での忸怩たる思いは今だに記憶に新しい。なんとしてでもリベンジなんである。一方のR軍。今季通じて他を圧倒する走攻守のバランスの良さと、他を凌駕する長距離猛爆打線の強さ。自信が過信となり、やがて慢心となることはあったのだろうか...。それは観ている我々もそーだった。

初回R軍2点先制。筆者は見ていない。その裏H軍は無得点だったが2回R軍もゼロ。Rが畳み掛けて得点できなかったこの展開が、この先に大波乱を巻き起こすことになるのである。

Hは何とかリベンジを果たしたい。がしかし、エースWakimotoくんのカミソリのようなキレの良いボールには鋭さが増し、攻略出来ずにスコアボードにはゼロが並ぶ。

R軍の強烈な打球にも怯まず食らいつき、随所に好守を見せてなんとか失点を免れるH。防犯の忌まわしい記憶から一転し決勝戦に相応しい展開となった。

4表にRに待望の追加点1で3:0とする。いまだに無得点のHに対してR軍に心の隙間があっただろうか。これまでの実績を鑑みればそれも頷けるのだったが。

H主将Kohamaくんを今季何度もファインダーを通して見てきたが、いつもチームを鼓舞し劣勢になった時こそ、闘志を漂わせる姿には、ずっと一目置いてきたんである。今日もすでにユニフォームを真っ黒にして一塁へヘッドスライディング。

マウンドは長身のYamaguchiくんへスイッチ。筆者的にはブログやQueensを通じてMiyauchiくんやUreshinoくんなど、父母にそっくりな面々も活躍している。Rは相変わらず強烈な打球を連発する。

5回ついにHは1点を返す。さすがは今季の宮前2大強豪である。たった1点なれどこれがのちに大きく意味を持つことになる。3:1。

堪らずRのTsukamoto監督タイムを要求。いつもTsukaマジックを目の当たりにしてきたH軍、今度は多大まれなるTadaiマジック炸裂なるか。

ちょっと休憩。筆者第一へ行った時、フレンズの子ども会担当Achiwa母と会話。レベルの高い試合に目を丸くして嬉しそうに試合を観戦。筆者「決勝くらいになると勝ち負けよりも、純粋にレベルの高い素晴らしい野球を楽しめるよ」と言ったら可愛い目を一層丸くして頷いていた。そーなんであった。フレンズに限らず一回戦敗退的なチームは、こーゆー宮前の素晴らしいレベルの試合に接する機会が悲しいかな少なくなる。その正解は筆者にもわからないが、事実今日の鬼気迫るR軍の投手や、H軍の死闘には実に圧倒される内容となった。ただフレンズの名誉の為に言っておくと、過去にフレンズもその圧倒的な強さを宮前や神奈川で誇示出来た時代が何度かあった。栄枯盛衰、艱難辛苦、臥薪嘗胆、捲土重来であれ、なんである。(面倒なので読み仮名と意味はGoogle先生に聞いてみてね)

さてこの試合一番の場面である。最終回剣ヶ峰、後が無いH軍、走者を置いて打席は満を侍して眠れる巨人、Yamaguchiくんが登場。筆者「もしここで本塁打が出れば同点か。でもまさかな」筆者予見の甘さだった。結果に舌を巻くことになる。カミソリ速球を振り抜いたバットが一閃(いっせん)すると、白球は高々と舞い上がりH応援団の待つレフトスタンドへ着弾する。飛距離も対空時間も長い、値千金の同点大ホームランだった。思わずUreshino母が嬉しそうに、涙するYamaguchi母に駆け寄りハグする場面も。

特別延長戦突入となった。これぞ決勝。大舞台で開き直ったかのような表情の投手Miyauchiくん。焦ったか?無死1,2塁なれどR軍まさかの無得点に終わる。これが大きく両軍の士気に関わったはずだ。緊迫した良い試合の理由の一つは、ド派手な空中戦だけではなく、四死球とエラーの少なさも大きな要因となった。

その裏は当然1点を取ればサヨナラ勝ちな訳で、長打は不要。ひたすらスクイズで地道に勝利を狙うH軍。ついにスクイズが決まり3:4で逆転勝利の花フラナインであった。歓喜の最終場面。

勝っても負けても両軍ともに号泣する子が多くいた。Rは常勝軍団として負けてこそ初めて学ぶことがあったはずで、これでますます強くなる可能性すらある、と筆者は思う。両軍ともに素晴らしいゲームであった。審判部長、マスクをかぶったKosakaさん曰く「疲れたけど、いい試合だったから野球が楽しかったよ」が、全てを物語る。

恒例優勝の帽子投げ。

それでは粛々と閉会式の様子を。1大会で4人ものホームランを打ったチームってあるだろうか。しかも複数回の本塁打を打った選手もいる。レッパであった。実に立派なレッパである。

敗戦の将多くを語らず...であるが、優勝の将HのTadaiさんは、勝っても負けても多くを語るんである。そこがまた氏のキャラなんである。対するRのTsukamoto監督は「全部監督の俺のせい」とゴメンなさいと男気を見せていた。両軍ともに実に天晴れであった。

ではでは集合写真を。試合後こんなに静かなレッパを見ることは珍しい。

さてすでに日曜深夜0:30を回った頃。この後の午後の低学年大会決勝はまた次回なんである。

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