2023年7月8日土曜日

砂塵舞う白熱の決勝戦

 5年生以下の第一回宮前会長杯、いよいよ決勝戦である。上部大会出場権もある。普段Aチーム登録の5年生も混在してはいるものの、こんなにレベルが高いとは、なんである。あわやホームランの当たりが連発の、決勝戦らしい白熱の、砂塵舞う激闘となった。

●第一回宮前会長杯 野川レッドパワーズVS花の台フラワーズ 決勝戦

第四のQueensからギリで間に合った筆者、ちょうどプレーのコールがあった。初回表のレッパ、まずは幸先良く1点先制す。

その裏花フラは畳み掛ける連打にてあっという間に2点を返し、早速逆転に成功する。話は逸れるけれど、このブログの打撃写真はファインダー越しに打者が打つ素振りを嗅ぎ取ってシャッターを切っていた。バットを振り出した瞬間シャッターを切る。するとほぼバットがホームベースを通過したあとの一瞬を捉えることになる。しかしこれだとボールが映ることが少ないんである。先日も書いたが、出来うる事ならばバットとボールを同じ画角に捉えたい訳で。ところがここ1,2週間でこれの極意をマスターしちゃったんである。今まで三振ばかりだった子どもが、ある日突然打てるようになるみたいに。そんな子ってたまにいるものである。例えばQueensのHioriみたいに。今日も第四で柵越え連発、強烈なボールスピードの圧巻の打撃だった。なので今日の打席写真はかなりの確率でバットとボールがコンビで収まっているはずだ。

そーなんである、レッパのQueens姫5年コンビSatsukiとMiyu。男子に全く引けを取らない大活躍。Miyuに至ってはサード、ショートを歴任するほどの守りの要となった。Queensコーチ陣に進言したいくらいだ。この試合RもHも随所に好プレーの連発で引き締まったゲームとなったんである。

両軍共に2回は無得点、しかしいつ打線が繋がりどちらが得点機を迎えるか分からぬ、緊迫した展開ではあった。そんな折Rが3回に2点を返しついに3:2と逆転する。裏のHの反撃に対してこれ以上の得点は許すまじと、奮闘好守備で切り抜けるRであった。どのチームでもそうだが、守備にファインプレーが出るとチームに一体感が生まれるのは誰でも経験があるだろう。ベンチ帰還に手荒い賛辞祝福をするTsukamoto監督。

この辺から第一公園名物砂嵐が出没し始める。主審Aokiさんが度々ゲームを止めざるを得ない雲行きとなった。4表にはRが大技小技を繰り出し更に1点を追加、4:2のダブルスコア。

しかしまたやってのけるH軍団。さすがは近年の宮前優勝候補常連のDNA。2点をもぎ取りとうとう4:4の同点とした。

第一名物の砂塵砂嵐は外野ライト地域が多発地帯だ。モヤモヤザリザリブオブオと発生開始。

するとどうだろう。突然朝靄の湖面の上に浮かび上がった少女の姿。何か大事なものを落としたのだろうか。一人ぽつねんと悲しみに暮れているようだ。帰ったらお母さんに怒られるのではと心配だ。いいや泣かないで大丈夫さ。お父さんとお母さんにとって一番大事なものは、落としたものではなく、キミなのだから...。

...なんてね。現場で夢中で撮った写真が、こんなに幻想的な絵になるとは思わなかった。今Mac上でじっと見てると思わず空想物語が込み上げてきて、ショートストーリー映画の脚本を組み立ててみた。主演女優はライトのSatsukiである。助演は写真はないがShimada夫妻であった。

この後も4:4のまま砂塵は休むところを知らない。

熱戦は続く。上の写真はこれも珍しい。一枚に審判3人が収まることは滅多にない。下の写真では宮前の重鎮二人Matsui会長Ogasawara顧問のツーショット。

最終回Rの攻撃は怒涛の連打。4:4からゲームを決定的にする5得点の勝ち越し。9:4とHを引き離す。

それでも諦めないH、最後の力を振り絞り1点を返すもここまでだった。結果は9:5でRの優勝。会長杯初代王者となった。

閉会式を粛々と掲載。

前述したが、5年以下と言えど頼もしい活躍を見せてくれた決勝の両軍ナイン。来季を占うには時期尚早だが、今年同様、一個だけ飛び出したチームではなく、切磋琢磨の群雄割拠の様相を予感する。1強19弱ほどつまらないものはない。全チーム含め来季も大いに期待したいものである。

さて最後は恒例集合写真。両チーム共におめでとう。試合後連盟的にはやっと一個の大会が、安全に滞りなく終わったとの安堵感に満ちていた。ネット裏で冷たいビールで乾杯したかったが。レッパはおそらく今晩、野川地方の酒を飲み尽くし、根こそぎ枯渇しているに違いない。

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