宮前クラブの準決勝は、大師ドームの地元川崎キングス、これまた強豪チーム、宮前にとっては気が抜けない試合が続く展開に....。いつものことながら川崎区の少年野球に携わるオトナの方たちのグランド整備、大会運営には頭が下がる思いだ。本当にありがとうございます。
と、いつものように少年野球「晴耕雨読」BLOGを展開したいのであったけれど、小生もヒトの子、ブログを書いても一銭の稼ぎにもならず、仕事の関係やらなんやらで時間的に余裕が無く、今回はサックリ行かせていただきたく候、なんである。その代わり写真は厳選し31枚を掲載。
「掲載」で思い出した。オールスター連合に選ばれてもベンチを温める子もいる。選手交代でも打席や守備に付けない子もいる。それはでも野球に限らずスポーツの勝負の世界では致し方ないことなんである。連合メンバーに推挙されただけでも誇りに思って。なぜなら連合に選ばれなかった6年生はその何十倍もいるのだから。その彼らの分も代表して試合に臨む気持ちを忘れないで欲しい。
「並んで〜」
「集合ぉーーー!」
「行くぞ〜!」「おお〜」
ここまで筆者の一眼レフは標準レンズにて。いきなり300mmの長いヤツを持つと集合の場面は全員が画角に入らないからだった。
このあと速攻応援席に戻り300mmにレンズを交換し、さあ試合開始なんである。
先発マウンドは今年大舞台でも百戦錬磨のRui。熱き心に冷静の鎧をまとって。
外野の例のおじさんコンビ二人も熱い眼差しでホームを見据えるのだった。そばで会話を聞いていると実に楽しい。但し、会話の半分は聞き取れず(^-^)
試合が動いたのは2回表川崎キングス。1点を先制する。宮前クラブはこれをどう切り崩して行くのか。その後もゼロ行進が続く。
宮前Matsui監督は先発Ruiから早々に主将Takashiに継投。Takashiは野球することが楽しくて仕方がないと言わんばかりにマウンドで躍動する。少年の有り余るパワーを自分のカラダから解放せんとしているかのようだ。
4回裏、筆者は外野でカメラを構えていた。
打席は主砲Yui。レンズを向ける間もなくその瞬間はやってきた。
今年この大師ドームで何本目の本塁打になったか。起死回生、その後の打線の起爆剤となる大きな同点ソロホームラン。ベンチで迎える控え選手たちの笑顔がいい。
このYuiの1点で続く打線の導火線に火がついた。松本清張「点と線」ならぬ「点から線」に繋がる攻撃で宮前クラブ一挙4得点。今日のブログの自画自賛的イチオシ写真はこのすぐ下の一枚。安打で出塁し2塁ベースを陥落したTakashiの審判を見る表情と、川崎主将の必死のタッチアピール、それをジャッジする塁審の両手を左右に広げんとする瞬間。土煙のグラデーションが華を添えている一瞬の一枚なんである。
準決ヤンキースでもそうだったが、父母たちの熱い応援の表情と笑顔を見るのは筆者の無情の喜び。このあと何十枚も彼ら彼女らにレンズを向けることになる。ヤンキースナインも一緒に応援。
厳しい表情だったベンチのTadai29番コーチにもやっと笑顔が戻ってきた。
終盤更に継投しピンチを迎えるも後続を切ってとり無失点に抑えた。
応援団席は一喜一憂で盛り上がる。19年前の筆者もこの球場で歓喜の涙を流したことを、昨日の事のように想い出す。
それでも最後まで冷静にじっと戦況を見つめる名将Matsuiさん。
勝った瞬間、抱き合う母たち、握手しあうオヤジたち。
いよいよ決勝戦に進出が決定した。
決勝は市長杯史上、たぶん初の宮前連合同士の決戦なんである。
それはまたいずれの、少年野球「晴耕雨読」BLOGなんであった。
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