2016年8月19日金曜日

謎の頭痛顛末記

元来頭痛にはあまり縁のない筆者が、ずっと頭の痛みに悩まされ「これはヤバい病気なんではないだろうか」という疑心暗鬼に陥ったのは二週間以上前であった。その顛末記なんである。日々「頭痛のタネ」はいっぱい抱えているけれど、頭痛の理由は謎なんであった。

最初は右の胸の内部から爪楊枝で突いてくる感覚だった。チクチクチク。これが一日2,3回。翌日は5,6回。更に爪楊枝が鋭利な針に変わり、ズキズキズキと。日を追うごとにその痛みが右腕に移り、更に右腹からも突いてくるようになった。この頃から腹と同時に頭の内部からも針を突いてくるヤツが出現、しかも頭の右側なんである。あきらかに俺の体の中で移動し続けているヤツは右半身がいたくお気に入りらしい。七転八倒するような深刻な痛みではないものの、夜も何度も痛みで目が覚めるようになる。医者にはよほどのことがない限り行かない筆者。でもさすがにこれはいかんともしがたい状況になっちゃったわけで。薬局で相談して頭痛薬を購入服用するも立て板に水、じゃない、焼け石に水なのは百も承知である。とっとと医者に行くべきなんであった。明日は絶対医者に行くぞと決めた。

翌日の朝。
裸の上半身を見て驚いた。右胸のB地区(ワカリマスカ?)を中心に横方向へみっしりとツブツブのデキモノが出現。街を歩いていて見たことない大物のポケモンが現れた時より驚いたのは言うまでもない。速攻ネットでググってみた。
「帯状疱疹」(たいじょうほうしん)なんであった。

これはもしや数年前にフレンズ顧問Kさんがかかったアレに違いない。これの経験者は案外多いのだった。ネット画像には自分の症状と全く同じ画がずらり。昨晩までは内科へ行くつもりだったが、急遽皮膚科を検索。駅前の皮膚専門クリニックに電話すると「営業時間内にもう一度電話してね」という内容の留守番電話メッセージ。おいおい、平日の午前中だぞと思いHPを確認したら「お盆休み」なんであった。結局隣の駅前の数年前に出来た新しい皮膚科専門クリニックへ行くことにした。

あとから知ったことだが、ここは相当数の医師と若い看護師がいるのだけれど、院長はもちろんのこと、その全てが女性なんであった。患者の待ち合い席を見ると男性患者は20%くらいしかいない。とんでもない所に来ちゃったぞという気持ちと、とんでもない所に来れちゃったぞという気持ちと、半分半分であった。更に筆者を初診で診てもらった院長というのが、とんでもない美人女医さんなんであった。(HPで見るより実物のほうが全然素敵であった)
筆者若い頃ならともかく、今や腹がぽっこりメタボってしまって、女性の前で上半身裸になることに抵抗がある(特別の場合を除く)。シックスパッドのクリスチャーノ・ロナウド並みの腹筋と胸筋があれば、言われなくとも喜んで自分から脱ぐのだけれど。美人女医の前で周りも皆女性の看護師で、Tシャツを脱いだ。その間ずっと腹を引っ込めていたのは言うまでもない。向こうにしてみれば単なるオッサンの患者であり、全く意識していないのは理解していても、こちらはそうもいかないんである。
そんな心情はおくびにも出さず、初診終了なんであった。

「帯状疱疹」を簡単に。(脚色を加えているので正確な知識は専門へどうぞ)
子どもの頃水ぼうそうにかかると一週間くらいで治るのだが、完治しても誰でも体内にウィルスが棲息しているんだそうだ。それが大人になってもひっそりと居座り続けるわけで。ところが50代60代くらいになって、抵抗力が弱くなり体調を崩した時などに「しめしめ、この時を何十年待ったことか。やっと俺の出番がきたぞい」的に、育ち盛りの子犬のように体内のあちこちで悪さをするんである。但し、体の右か左のどちらか片方だけで。体内の神経に沿ってその表面にブツブツが現れるんである。20〜30代で発症する場合もある。生涯に3人に1人は発症するらしい。この再発は通常一生に一度だけらしいが、きちんと退治しないとまた悪さをしかねない。空気感染の心配はないのだが、まだ幼い子どもには接触感染の可能性があるとのことだ。しばらくはフレンズに行っても子らには近づかず遠くから観戦するだけにしよう。感染だけに観戦だけにする、なんちって。

治るまで安静にしろと言われたが、酒煙草をやめろとも、ブログを書くなとも、オリンピックに夢中になるなとも言われていないのである。だから書いている、ブログも小説も。でもってワールドカップに比べたら100分の1ほどの興味でしかないけれど、日曜早朝にはブラジル対ドイツのサッカー決勝がある。

オリンピックイヤーも、今年の夏もいよいよ終盤。
もっと汗をかきたかったなあ、いろんな意味で。
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2 件のコメント:

  1. お久しぶりです。(コメントが) 毎日訪問はしております。

    数時間前に一度コメを入れたのですが、載っていませんね。何か手順を間違えたのかもしれません。

    帯状疱疹は、こじらせると神経痛のようにずっと痛みが残ります。兄が七、八年前に足を患って、治療開始がおくれたため歩けなくなりました。あなどってはいけません。しばらく安静にして執筆活動に専念してください。それをお伝えしたくて再度コメを入れます。

    でも、ふだん体を動かしている人は大丈夫なのかもしれませんので、ドクターの指示どおりに予後をくれぐれもお大事になさってください。

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  2. 小野口さん、コメントありがとうございます。

    私も毎朝欠かさずブログ拝見してます。

    この病気のことをちょっと「晴耕雨読」的に面白く書こうと思ったのですが、悪く言えばおちょくった文章になったかもしれませんね。
    今通院して(今日もその予定)治療中なのですが、まだずっと胸の痛みが取れずに困っています。
    お兄さんの話を読んで心を入れ替えようと思いました。本当に侮ってはいけないですね。

    貴重なコメント、ありがとうございました。

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