予想通りの雨だったり、予報を裏切る雨じゃなかったり、Yahoo!雨雲レーダー通りの降雨量だったり、雨雲レーダー通りじゃない曇り空だったり。「女心と秋の空」ならぬ「猫の目」のようにコロコロ変わる天気に、川崎たまなみ大会や宮前少年野球連盟事務局の急転直下への臨機応変、各チームの早朝雨空を見上げての予定変更連絡網、いやはや水面下での縁の下の力持ちたちの孤軍奮闘があっての少年野球なんである。梅雨時ならではのそれぞれの奮戦記があるのだった。野球界では昔から言うではないか。「野球は審判と天気には勝てない」と。それで良いのである。近年日本ではドーム球場が林立しているので、野球は天気に勝っちゃうことも否めないのであるが、雨に打たれて泥だらけになって勝った負けたの悲喜こもごもも少年野球の経験は、絶対貴重な財産になるに違いないと思うのは筆者だけだろうか。この二日間も雨中戦の熱闘があったのだった。
さて個人的にいろいろあってこの雨の土日は少年野球に行けてない。土曜はノジマ電機に小雨降る中バイクを走らせエアコン発注し、その後Queensの北部大会に行く予定なるも、ノジマの親切丁寧なれど、それが逆にアダとなって予想外の対応にここでエアコン買うことを断念し、外に出て駐輪場の赤いカブの傍らで空を見上げれば、雨脚がドガスカ強くなってエアコンと同時にQの試合も断念せざるを得なかったのだった。
しかしながら土曜午後はQueens代表Murataさんの、川崎JA専務退職お祝いの久々の飲み会なんであった。これは雨が降ろうと槍が降ろうと、あと数時間で巨大隕石が地球に激突し世界が終末を迎えようとも、行くと決めた以上は、宮前平七輪焼肉居酒屋「鉄四」へ馳せ参じたのだった。
宮前Queensは女子野球。その昔野球の子どもたちの裾野を広げるため腐心していた巨人軍から前代表故Kasaharaさんにオファーがあり、氏からグリーンズのKoshimizuさんへ監督要請があり(現Q総監督)、さらにKoshimizuさんから現Queens代表Murataさんへ一緒にやりましょうとお誘いがあっての、今日のQueensがある。これにのちに宮前少年野球連盟前会長Sohmaさんがどっぷり女子野球を後押ししハマることになって今日にいたるのであった。その途中過程で筆者もKasaharaさんからの誘いでQの棺桶に片足を突っ込んだのであった。筆者はともかく、前述の4名は片足どころか全身棺桶に収まったようなものである。女子野球Queensの黎明期を創造し過渡期を支えたいわば4人の神なんである。Kさんを除き3人は筆者の小説にもモデルとして登場させている。四天王?はたまた七福神?七福神ならその末席に筆者もQ広報として鎮座ましませることができるであろうか。最近滅法腹がメタボで布袋さんのような風貌になっちまったのだが。(※布袋を「ぬのぶくろ」と読んでしまったアナタ、若干を「わかせん」と誤読しちゃうタイプですな。あるいは出汁を「でじる」と読んじゃうF母なっちゃんのような(笑))
Murataさん、JA退職おめでとうございます。お疲れ様でした。
Qのみならず川崎少年野球、宮前少年野球にただならぬご協力ご尽力いただき、誠に感謝にたえません。Kasaharaさん亡きあとQ代表として歴代の母たちの声に耳を傾け、真摯にQの発展のために陰になり日向になり、時に飄々として笑いを取り、時に豪快に決断し、時に味噌ラーメン10人分を奢っていただき、時に酷暑の中アイスクリーム30人分の太っ腹、ありがとうございました。
私は人間としてのMurataさんが好きである。Qにハマった男たちの大きな要因の一人である。
なんか、故とか現とか前とか複雑になったのだが、JAはめでたく退職し順風満帆の余生が待っているけれど、Queensの代表職はまだまだ続くわけで、どうぞこれからも宮前Queensをよろしくお願い致します。
このあとMurataさんの慰労会感謝祭は延々三次会までハシゴし、Qの現状と未来の展望についての母会長Satokoちゃんの熱弁や、笑いを交えた熱いトークで夜は更けて行くのであった。7月には連盟主催のMurataさん慰労会も開催予定なんである。筆者はフレンズのジャビット本大会壮行会とバッティングし現在考え中である。
来たれ、女子野球Queensへ!
子どもも親も絶対損はさせませんから。親も子も女子野球Queensに入って良かった、と思えるチームがここにあります。
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さてさて、写真がないじゃないか。ここからはオマケ的日々雑感である。
先日近くのスーパーで見かけた山形の旬のさくらんぼ。
郷里山形と見るや否や気になる今日この頃である。年取ったなあ。
しかし高っか!
そんなこんなを山形同級生39LINEでやり取りしていたら、偶然にも山形の姉からサクランボが届いたんである。まるでルビーよりも艶やかな赤い宝石のようだった。見た目通りめっちゃ美味しかったのは言うまでもない。夜のウィスキーロックのお供にも最適なんであった。
受け取ったその日の午後は仕事の打合で品川のクライアント某T社へ。
浦和のホテルレストランの仕事で高層ビルの19階から見た東京の風景。受付嬢はいつも来るたびに4名ほどが忙しく立ち働いている。みなさんめっちゃ美人さんでしかも感じがよく、この日はいつもは見かけない新人さんと思われる女性社員が筆者の担当だった。容姿端麗、麒麟淡麗、あまりに綺麗な美女だったので筆者ちょっと年甲斐もなくドキドキしちゃうくらいだった。しかし若い頃ならいざ知らず、今はこの思いを完璧なまでに隠し、IDカードを持って跪いてきた彼女の、スカートから垣間見える白い膝頭を一瞥しつつも、クールに「ああ、どうもありがとう」と、男の助平心を微塵も見せない完璧な笑顔で返せる年になった俺なんである。
この日の東京は、遠くに2020オリンピック建設の槌音(つちおと)を感じる、薄曇りの遠景を背にして穏やかに目の前のそこにあった。
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