2020年5月30日土曜日

マチネの終わりに

TSUTAYAディスカスで借りた映画2本。
「天気の子」は「君の名は」より更なる圧倒的なリアリティーで素敵な映画だった。

昨日観たのは「マチネの終わりに」
劇中スペインからパリへ石田ゆり子に会いに来た福山。彼が彼女に結婚を申し込む。こんなセリフがある。
石田ゆり子が、
「私たちまだ3回しか会ってないのよ。それに私、近く結婚するのよ!」
これに対して福山雅治が言う。
「だからそれを止めに来たんだ」
...くうぅぅ〜、そう来たか〜、なんである。

以前は石田ゆり子って筆者的には全然だったけれど、数年前何かのCMを見て突然めちゃくちゃ素敵に見え始めたんである。彼女は年齢を重ねてからの存在感が素晴らしい。中年以降になって輝く男優はあれど、女優はそれほど多くはない。それに気づいたのは多分筆者も年を経たからに違いない。笑顔の端っこのどこかに憂いを含んだ控えめな寂しさのある表情は、彼女が持って生まれた天性のもので、演技では出せないのではと思っちゃう。
ほんの少しだけ、おこがましいけれど拙著小説「月に雨降る」に通底するような、大人の恋愛ドラマであった。神島龍一と希伊みたいな...。
石田ゆり子さま、10年若かったらプロポーズしていたに違いない。
ただし、筆者は福山のようなイケメンではないし、世界を股に活躍する高名な音楽家の大金持ちでもないし、フサフサの黒髪を搔き上げるほどの毛髪もない。如何ともし難い現実がそこの横たわっているのでった。

好きな小説が映画化されたら大抵は観るけれど、ほとんど小説に勝る映画はない、と言うのが筆者の持論ではあるが、逆輸入的に今度原作の平野啓一郎の小説を読んでみようと思う。しかしその際に問題となるのが、小説を読む際、頭の中ではすでに観た映画の映像化されたイメージが渦巻くわけで、純粋に活字から自分の想像力でイメージする障壁となっちゃうことだ。それでも、まいっか。

さて話変わって。コロナ全面解除とはいえ現実的には段階的解除の今日この頃、赤カブで買い物ついでに第一公園へ。宮前少年野球連盟の一員としては実に懐かしいと言えるほどだった。たったの3ヶ月なのに。一時期は第一と第四が閉鎖されたと聞き及んだけれど、今日はお天気も良く中学生と思しき元気な愛すべき野郎どもが野球をやっていた。彼らも多分、小学生の頃はここで汗を流した宮前の子だったに違いない。

丘の上の愛煙家の通称「峠の茶屋」に行ってみると、如何ともし難い荒れた侘しい光景が...と書けば大げさだけれど、連盟主催の野球が自粛で数ヶ月使われなかっただけで、落ち葉や枯れ枝が散乱し、少し悲しい気分であった。まるで自粛で閉鎖された錆だらけの町工場みたいに。
筆者、自称公園大好きオジサン。以前からコロナ公園閉鎖について思うところがあった。仮に大きな公園利用者が10とする。近隣の小さな公園のそれが5とする。大きな公園を閉鎖して密を避けた時、代わりに小さな公園にはその10の人たちが流入し一気に5から15にまで膨らむ危険性はないのかと。全てを解決することは実に難しいものである。

...
さて最後にお茶濁し。
過日ここで「リモートワーク」のダジャレを書いた。面白かったかどうかの真偽は審議しないとわからない。
もう一発浮かんじゃったので、書いてしまう。

リモート飲み会が流行っている。会社同僚の男二人が試しにこれをやろうとする。TV電話で連絡する。
A「おう、元気?」
B「ん、元気だよ」
「あのさあ、リモート飲み会って流行ってんじゃん?俺らもやってみたくね?」
「おお、いいねえ、やろうよ」
「でさ、俺ら男二人じゃつまんないからさ、お互いに女子を誘ってやろうよ」
「リモート合コンってか?いいけど俺、女子の知り合いあんましいねえんだよなあ」
数時間後。
A「みんな準備できたかな?じゃ紹介します。こちら俺の知り合いの女子C子さんとD子さんとE子さんでぇーす」
B「あ、ども。Bです」
A「んで、Bの女子は?」
B「はあ、あの、こちら俺の妹です。妹しかいなかった」
A「リモート飲み会、妹のみかい?」
....
じゃんじゃん。
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