2020年10月3日土曜日

ギンギラギンにさりげなく

ギンギラギンにギラついていた太陽の陽射しは、さりげなく秋の柔らかな空気をまとい、それが日本の秋のやり方〜♪

そんな10月の第一土曜、秋の川少連大会、初日である。ここ第一球場では連合の部2試合であった。宮前クラブVS中原レッドスターズ戦。もしこれが宮前ブルースターズとの対戦だったなら、青星VS赤星となっていたのだが。宇宙的に言えばシリウス対ベテルギウスなんちゃって。

初回表宮前の攻撃で、1死走者2塁の場面で3番Akamineくんが、センター方向へのタイムリーツーベースで幸先良く1点先取す。しかし、相手中原先発投手は速球に加えて重そうな球をギュンギュン放り込み、3三振を奪い、宮前はこの1点のみ。

後攻中原に対するマウンドはそのAkamineくん。相手に負けないスピードの本格派速球投手。しかしながら中原は失策と送りバントの後タイムリー安打で同点、その後走者2人を塁に置き5番打者がなんとレフトオーバーの逆転スリーランホームランの快挙。とんでもない長距離砲を擁する強力打線であった。1:4となる。

その後2,3回は互いに無得点のまま。両軍応援席も満席で大盛況。

丘の上から撮ったショット。なにやら打席に金色の粉が天から降り注いでいるではないか。キンキラキンとさりげなく。不思議な現象ではないか。※スマホなら写真をふたつ指でビロローんと画像拡大しないと見えないかもしれない。

金粉キラキラの正体は打席と筆者の中間の空間にウニョウニョ飛び回る羽虫の集団であった。バイクに乗っていてこいつにぶつかると、目や鼻に入っちゃう例の厄介者である。これもさりげない柔らかな秋の陽射しが成せる偶然である。

塁審は宮前Aokiさんと超ベテランKatsuさん。Katsuさんのドシリと構えた風貌、輝かしい経歴と経験値、あまり言葉を発せず黙して語らず。そして何より白いモミアゲは、まるで東京第一銀行の中野渡頭取ではないか。「半沢、東京セントラル証券への出向を命ずる!」なんつって。

4回表宮前は四球からの相手失策などが絡み、無安打ながら1点を返し2:4のダブルスコア。

中原は左腕投手にスイッチ。その前にキャッチャーも単独で交代したのだったが、この二番手捕手も素晴らしい強肩の持ち主で、一番手と引けを取らない選手であった。層の厚さを感じさせる驚異的中原軍団。対して点を返し息を吹き返す宮前美人母応援団。

丘の上にはCNNやBBCはじめ、NHK、民法各局、CATV、ネット配信のアベマTVからユーチューバーまで、宮前湾岸署前には報道陣のカメラの放列である。コーラとメントールを持った闖入者はいなかったが。

積年の思いを果たし引責辞任の中野渡頭取Part2。「半沢、君にはまだ礼を言ってなかったな」

2:4から5回表宮前の快進撃開始。ラストバッターKuramaeくんのヒットを皮切りに、トップに返ってOhtsuka、Kanekoくんの連打、その後四球失策も絡みなんと一挙7得点し、9:4と試合をひっくり返したんである。一時は停滞していた空気も起死回生のビッグイニングとなったのだった。1死走者を背負い、4番打者Subaruにスクイズを命ずる宮前ベンチ采配も大当たりだった。

宮前の打者一巡の攻めはとどまることを知らず、強豪打線を誇る中原軍団も焦りの色を隠せない。

二番手マウンドのKatahiraくんはその強豪相手打線をしっかり押さえ込み、このままフィニッシュ。

ブルースターズKurosu監督は訳あって急遽連合には参戦出来ず。気になる戦況を前線基地へ無線で確認。残念ながらブルースターズ、ヤンキース共に初戦敗退となる。

この後筆者は2試合目の幸区VS麻生区連合のスコアラーを、宮前輪番制でフレンズスコアラーとして本部席で担当。実に1年以上ぶりのスコアラーであった。昨年ジャビット本大会でOhmoriオヤジと仲良くやった以来かも。約20年近くスコアラーをやってきて1年以上やってなかった年はないのだが、果たして勘は戻るか。序盤はすぐに感覚が戻りスイスイスラスラだっだが、中盤以降選手交代で勘が鈍りまくり、間違いを消しゴムで訂正しながら現況をつけて、いやはやスランプとは恐ろしいものである。夏休みの宿題の読書感想文を、一夜漬けで書く小学生みたいな、明日新学期に持っていかなきゃ的な焦りがあった。多少は間違ってもいいのだが川少連へ提出しなきゃならないので、それなりのクオリティー維持はスコアラーのプライドである。1試合目のスコアはワイルダース。やはり精密に書いていたんである。筆者の今回のブログはこのスコアシートを元にアップすることができたわけで。2試合目のスコアラーは筆者と、運営はフレンズAokage父、モンタ父2名であった。モンタ父が試合後最後に「いつも「晴耕雨読」見てます」と言ってくださったのは、このブログの明日への活力となるのであった。

最後におまけ。

通称蚊トンボだっけ?糸トンボだっけ?緑色の細いトンボが本部ネットに儚(はかな)げに止まっていた。

身体は細くても頑張って生きるチカラは誰にも負けない。そんな宮前野球少年少女であって欲しいと、この写真を撮って思ったのだった。

明日は宮前Queens(スマイリーズ)の初戦、多摩川河川敷諏訪球場である。東へ西へ、東奔西走のギンギラギンにさりげなく、それがおーーーーれの、やり方〜、だったりして。

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