2024年5月30日木曜日

少年野球デジタルソリューション


さて少年野球界のデジタル化にまつわる話をいくつか。弊連盟では今季からFujisawaさんが事務局長の任に就き、精力的に例年以上に多くの仕事を日々こなしている。筆者が病気になっちゃうよと忠告しても、全然パワフルなんである。ここ数年来からPCやスマホなどを利用した、いわばデジタルソリューションを強力に押し進めてきた。その功績は枚挙にいとまがないが、一例を挙げればメールによる連絡網をLINEグループにしたり、大会冊子配付をPDF配信にしたりetc。更に各チームが練習後夕刻から区民館に参集し抽選会を行なって来たのを廃止し、リモート会議にした事は実に革新的だった。会場レンタル費用が浮き、時間が大幅に削減でき、各チーム担当や我々も従来なら「区民館へクルマがあるから酒が飲めない」なんてこともなく、自宅に帰ったらまずは冷たいビールをぷしゅ〜っとやってから、何食わぬ顔でリモート抽選会に臨めるんである。もっとも映像はOFFなので赤ら顔でもOKなのだ。酒臭くてもスマホを通じて匂いは電送されないので安心いただきたい。抽選結果はリアルタイムで書き込んで画面共有されるので、Fujisawaさんもトーナメント表を並行して作れちゃうし、速攻で結果をALL-LINEで流せるのである。

近年創設された政府のデジタル庁大臣、河野太郎氏を凌駕する我が宮少連デジタル庁大臣なんである。筆者は数年前あまりに急進的にラジカルに進めちゃうと、デジタル苦手な老齢な方や普段PCなどには縁のないお父さんなどには軋轢(あつれき)が生じて、ついて行けないのではと危惧したのだが、それを言っていたのではいつまでも効率化が望めず、旧態依然のまま時代に取り残されてしまいかねない。いっそデジタル化を進めつつこれに付いて来れるように関係者も努力してほしいわけで。あるいは出来る人がやって、それをチーム内できちんと共有してもらえたら何も問題ないわけで、ノープロブレムなんである。コロナ禍でリモート会議が浸透した事は、ある意味我々にとって逆転の功罪と言えようか。「禍転じて福となす」「人間(じんかん)万事塞翁が馬」である。

さてもう一発。以前も紹介したけれど、今季から連盟ではFujisawaさんが個人的力量で「宮少連公式YouTubeチャンネル」を開設した事は既報の通り。毎大会出来る限りライブ配信して、毎回多くの視聴数に至っている。当初はライブで数人程度だったが、後からじっくり見る人も増えたせいだろうか、過去の最高は春季大会決勝の配信で現在1000回近くの視聴数になっている。最低限の費用で配信ゆえ時に通信速度が落ちたりするトラブルにも見舞われる。当初映像だけだったが、筆者が「この画面の隅にどこVSどこ、スコア点数表示とか出せればもう最高だよね」と無理難題を言ったのだったが、Fujisawaさんは「それがねえ、現時点では難しいんですよ」と。しかし今ではそれが実現しちゃっているのだ。迷惑系ユーチューバーは実に腹立たしく唾棄(だき)すべき存在だが、こちらFさんはボランティア善行系ユーチューバーなんである。下の画像は過日閉幕した防犯決勝レッパVSモンタの動画のいち場面。

是非「宮少連公式YouTubeチャンネル」を登録いただきたい。登録数が増えると、それは取りも直さずその利益を各チームに還元できる可能性があるからである。下記がその「宮少連公式YouTubeチャンネル」。土日仕事で我が子の試合を観れない人、試合後もう一度じっくり観たい親御さんや当事者の子どもたち、遠方にいる祖父母に孫の姿を見せてあげたい...etc。

宮少連公式YouTubeチャンネル


昨日FujisawaさんからLINEがあった。連盟HPにYouTubeを貼り込んだついでに、この「晴耕雨読」BLOGのリンクも貼っておいたので、と。すぐにサムネをこちらで作成し、差し替えてもらったんである。「晴耕雨読」は今となっては連盟公式ブログとなったが、以前までは公認ブログであった。ただ、連盟公式ブログとなった今でも、連盟傘下のQueensやフレンズ公式戦なども書き、たまには全く関係ない日々雑感的個人的思いを綴ったサイトでもあるので、皆様にはその辺は看過いただきたいのである。下の写真はHPのTOPページ、左上に注目されたし。サーバーの許容量が若干小さいのか、画像を追加したことで以前に比べて遅くなった感があるけれど。

「晴耕雨読」BLOGのサムネイル画像。弊ブログでは各チームHPのリンクを貼っているけれど、各チームのHPでこちらのリンクを貼っても頂いているのは数チームのみ。出来れば連盟HPリンクを、もし良かったら「晴耕雨読」BLOG(無理にとは言いません)も相互リンク出来れば嬉しいものです。

※最後に「デジタル問題」に因んで、最近筆者がAmazonで購入した歴代3台目の外付け記憶装置、HDDではなく中国製SSDの腹立たしい話を書こうと思ったけれど、時間的にもうおしまいなんである。16TBで1万円弱という信じられない甘い謳い文句に騙されて買ったモノは、慣れっこになったいつもの単なる中国粗悪品ではなく犯罪的な偽装品だった、というお話。例えて言うなら「クリスマスケーキにナイフを入れたら中身はウ●コだった」てゆーくらいの。速攻返品したが腹の虫は収まらず、胸の内をここで吐露したかったけれど、機会があればまたいつか...。と言っておきながら、三歩歩けばニワトリのように忘れちゃう筆者ではある。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2024年5月27日月曜日

グランド整備 トーチャン芝刈り、カーチャン洗濯

 そーなんである、宮前少年野球のメッカ、第一、第四公園の2024整備大会開催なんであった。例年ならシーズン前の2月頃に実施されるのであるが、今年は市学連総会など、やんごとなきオトナの事情にてこの時期にずれ込んだのである。もっとも寒風に身を震わせながら作業するよりも、この風薫る薫風の5月の開催もまんざらでもないわけで。AM第一公園、PM第四であったが、筆者はQueensにて重大な懸念事項の確認と周知打合のために、AMから第四だったため、第一の大規模修繕工事は見ていない。午後になると続々と関係者が参集して来たのだった。

事務局長Fujisawaさん、会長Matsuiさんから挨拶。このブログで一番声を大にして世界の中心で叫びたい事は何か。連盟から招集されて義務感で来られた方も多いかもしれないけれど、気持ちのあり様を、こう変換してみて欲しい。我が子我がチームの選手たちが、怪我なく安全に楽しく野球ができる環境を整えるために整備する...のだと。そう思えば(実際そうだけれど)、モチベーションも変わってくるはずだ。

思えば連盟30th記念誌表紙撮影の際に、第一公園の本塁周りにメットを円形に並べる作業があった。等間隔に綺麗に並べるには、あらかじめグランドに竹串などを刺してマーキングする必要があり、前の晩に家にあった太い竹串をごっそり用意して、翌日撮影に臨んだことを思い出す。ところが見立てが甘かった。本塁周りの地面はコンクリートのごとく堅牢で、全く刺さらないのである。これでは選手がいつ怪我してもおかしくないわけで。井村屋の「あずきバー」は凶器になる程硬い。ある何もない密室で犯人があずきバーで被害者を殴打し殺害、その後犯人はあずきバーを食べちゃって棒も粉々に噛み砕いて飲み込むのである。すると駆けつけた警官は凶器が発見できずに犯人は完全犯罪成立となる(作:筆者)。似たようなシチュエーションの松本清張の小説もあった。そんなあずきバーよりも固いのが本塁周りなんである。そのコンクリート並みに固い地面を会長のユンボがガリゴリ、ガガガと掘り起こしていくのだった。バトンタッチでKosaka副会長も操縦。のちに訊いたんである、なんで操縦できるのかと。以前そーゆー仕事をしていたのかな?と。答えは「サンダースだから出来ちゃうのよ」だった。脳裏の記憶の奥で理由が氷解したのだった。

「爺さんは山へ芝刈りに、婆さんは川へ洗濯に」のように、トーチャンズは力仕事に駆り出されるのだった。人さらいは犯罪だが、ドブさらいは善行だ。QueensのAbeさんは仕事を抜け出して参加。本人曰く「プロの職人を呼んだと思われちゃうな」と。涼しい顔して重労働をこなし、まさに縦横無尽、東奔西走、八面六臂の大活躍であった。

「爺さんは山へ芝刈りに、婆さんは川へ洗濯に」のように、カーチャンズは...おっといけねえ、見目麗しいご婦人方はネットの補修作業が中心だった。トーチャンは遠洋漁業で海へ出て3ヶ月帰って来ない。その間魚網の補修は漁村のカーチャンたちの仕事だ。昼下がり、港の空き地に網を広げて世間話に花を咲かせながら、せっせと紐で穴を繕うのであった。傍らでは猫があくびをして日向ぼっこを...。(作:筆者)なんちゃってなんである。そんな光景であった。

ファウルゾーンなどに掛かる伸び過ぎた枝を切り取る作業。連合統括YoshikawaさんやUekiさんNishimuraさんKohamaさん中心に、ギリゴリ伐採剪定(せんてい)しちゃう。これで試合中ブルペンの投球練習の際も枝葉を気にすることなくキャッチボールができるはず。

ここの外野は筆者が現役オヤジだった頃の大昔、草がボーボーで膝下くらいまで伸びていたことがある。外野にボールが飛んだら球を見失いおしまいであった。その後更には、大雨の際はレフト背後の山から流れてくる雨水が川を形成し、レフト線から三塁方向へ、更にはアマゾン川のように蛇行し、セカンドを経由してライト方面へ抜けるのである。その際に削り取られた地面が谷を作り、イレギュラーバウンドの温床となっている。以前に比べたらマシになったけれど、今でもやはりグランドが広範囲に渡って窪んでいるのである。ここも土を投入し改良工事が敢行された。会長ユンボはもちろん、ここでもAbeちゃんが業者の職人のように何食わぬ顔で黙々と大活躍。

気がつけば審判団中心に、本塁周りは土壌改良工事が行われ、田んぼにしっかり緑の苗が植えてあった。田植えも完了し秋季大会が終わり本格的秋を迎える頃には、「首(こうべ)を垂れる稲穂かな」...なーんて。

そんなこんなでほぼ予定通り16時近く終了。第一公園から転戦した方も多く、大変お疲れ様でした。第一は第四のほぼ倍近い人数だったと聞き及んでいる。第一第四とも、子どもたちのために、保護者の皆様ありがとうございました。連盟関係者、お疲れ様でした。


にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング

2024年5月26日日曜日

決勝は白昼の伯仲戦

 土曜は宮前少年少女野球のメッカ、第一、第四の大整備祭り大会フェスティバルなんであったが、それはまた次回ブログに譲り、今回は防犯大会3位決定戦、決勝戦の模様をホットなうちにお伝えしなきゃなんである。

●3位決定戦 ヤングVSウルフ

初回表Yは1点先取し幸先良いスタートを切る。更にその裏Wは無得点となり1:0となった。

2回にもYが1点追加し2:0とリード。裏にW軍ようやく1点を返す。それにしても今日は捕手を務めるNanaちゃん、打撃でも絶好調、強烈なツーベースなどで2:1と迫る。いつもの勢いが見られないWを尻目に、またしてもYが3表に1得点し毎回得点の3:1。Wは今日はスロースタートなのか、はたまたY軍がこのまま...。

ついに3裏のW、守備の乱れなどもあり3点を返し、3:4とついに逆転す。

4裏ここまで善戦してきたYだったが、ついに狼の牙が鷹の片翼に噛みついたのである。W得意の畳み掛ける攻撃陣。大量7得点する展開となった。ようやく本領発揮と言ったところか。

賞賛すべき選手は何人もいるが、中でも極め付きはNanaちゃんであった。バットをパワフルに一閃すると、センターをはるかに超える、もしやHRかと見まごう、特大のツーベースを放ったのだった。このタイムリーでゲームセット。3:11XでW軍が防犯3位を獲得、Yは4位となった。

●決勝戦 モンタVSレッパ

いよいよ長きに渡る防犯大会の頂上決戦の時が来たんである。今季の宮前スリートップはレッパ、モンタ、ウルフであることは誰も否定できない。中でもレッパは頭一つ、二つ抜きん出ているのも既に万人が認めるところであろう。聞くところによれば現チームでの戦績は、昨年の新人戦、いや会長杯から宮前公式戦負けなしの怒涛の勢いなんであった。グランドスラム達成でもおかしくない戦績である。対するモンタ、決して実力的に引けを取らない強豪。宮前でもトップクラスの主将投手と、怪物猛攻打線は伝統のチームカラー。果たして今大会決勝は...。

初回Mは無得点の幕開け。両軍投手陣は高レベルで堅固なため派手な打ち合いにはならぬのかと、頭をよぎる。

しかしやはりレッパであった。その裏からいきなりの、長打攻勢に小技を折込み、1点でも多く確実に点を取らんとするいわばRのお家芸。0:3とする初回であった。

しかしなんである。さすがはこれぞ決勝戦。3点取られたら3点取っちゃう、拮抗した戦いがここにはある。Mも負けじと猛攻を仕掛け3:3の同点、試合を振り出しに戻す。その後互いに睨み合いが続き無得点、3回終了時で3:3。

4回についにMが1点加点し4:3と逆転に成功す。M主将君の打席に対してR軍監督Tsukamotoさん、2打席連続の申告敬遠を発動。しかし見応えのある決勝、裏のRも必死にスクイズ成功させ点を奪取し、またしても同点に。4:4となる白熱の大接戦の展開となった。決勝はこーでなくっちゃだわ。

互いに攻守別れてヒソヒソ話。

決勝戦らしい息詰まる白昼の伯仲の白熱の熱戦となった。しかしこの戦いに決着をつけたのはモンタ軍なのだった。5回表に2点タイムリーツーベース、僅か2得点ながら値千金の2点を追加し、6:4と引き離す。互いの投手力と堅守を考慮すれば、大量点は期待できないからこそ、この2点差は大きいのだった。今季の強さを思えばレッパ最後の大逆転サヨナラだって十分ありうる展開。しかしR、願い叶わずついに公式戦連続優勝記録は、ここで膝を折る結果となったのだった。両軍ともにまさに死闘、素晴らしい戦いであった。

恒例優勝の帽子投げ。今までR軍にことごとく苦渋を飲まされてきた、その悔しさを払拭するかのように、赤紺の帽子たちは快晴の青い空に高く舞い上がったのだった。

●閉会式

では粛々と写真にて。優勝カップをアップで撮ると筆者が写り込み、間接的セルフィー写真となる。

議員さんスピーチと最後の行進を。

では集合写真を掲載。前回もそーだったが、本日ピーカンにて帽子のツバで顔面はマックロクロスケ。Macでシャドウ部を明るく補正した。一挙掲載。連盟HPにも掲載予定。

にほんブログ村 野球ブログ 少年野球へ
にほんブログ村
少年野球ランキング