そーなんである、宮前少年野球のメッカ、第一、第四公園の2024整備大会開催なんであった。例年ならシーズン前の2月頃に実施されるのであるが、今年は市学連総会など、やんごとなきオトナの事情にてこの時期にずれ込んだのである。もっとも寒風に身を震わせながら作業するよりも、この風薫る薫風の5月の開催もまんざらでもないわけで。AM第一公園、PM第四であったが、筆者はQueensにて重大な懸念事項の確認と周知打合のために、AMから第四だったため、第一の大規模修繕工事は見ていない。午後になると続々と関係者が参集して来たのだった。
事務局長Fujisawaさん、会長Matsuiさんから挨拶。このブログで一番声を大にして世界の中心で叫びたい事は何か。連盟から招集されて義務感で来られた方も多いかもしれないけれど、気持ちのあり様を、こう変換してみて欲しい。我が子我がチームの選手たちが、怪我なく安全に楽しく野球ができる環境を整えるために整備する...のだと。そう思えば(実際そうだけれど)、モチベーションも変わってくるはずだ。
思えば連盟30th記念誌表紙撮影の際に、第一公園の本塁周りにメットを円形に並べる作業があった。等間隔に綺麗に並べるには、あらかじめグランドに竹串などを刺してマーキングする必要があり、前の晩に家にあった太い竹串をごっそり用意して、翌日撮影に臨んだことを思い出す。ところが見立てが甘かった。本塁周りの地面はコンクリートのごとく堅牢で、全く刺さらないのである。これでは選手がいつ怪我してもおかしくないわけで。井村屋の「あずきバー」は凶器になる程硬い。ある何もない密室で犯人があずきバーで被害者を殴打し殺害、その後犯人はあずきバーを食べちゃって棒も粉々に噛み砕いて飲み込むのである。すると駆けつけた警官は凶器が発見できずに犯人は完全犯罪成立となる(作:筆者)。似たようなシチュエーションの松本清張の小説もあった。そんなあずきバーよりも固いのが本塁周りなんである。そのコンクリート並みに固い地面を会長のユンボがガリゴリ、ガガガと掘り起こしていくのだった。バトンタッチでKosaka副会長も操縦。のちに訊いたんである、なんで操縦できるのかと。以前そーゆー仕事をしていたのかな?と。答えは「サンダースだから出来ちゃうのよ」だった。脳裏の記憶の奥で理由が氷解したのだった。
「爺さんは山へ芝刈りに、婆さんは川へ洗濯に」のように、トーチャンズは力仕事に駆り出されるのだった。人さらいは犯罪だが、ドブさらいは善行だ。QueensのAbeさんは仕事を抜け出して参加。本人曰く「プロの職人を呼んだと思われちゃうな」と。涼しい顔して重労働をこなし、まさに縦横無尽、東奔西走、八面六臂の大活躍であった。
「爺さんは山へ芝刈りに、婆さんは川へ洗濯に」のように、カーチャンズは...おっといけねえ、見目麗しいご婦人方はネットの補修作業が中心だった。トーチャンは遠洋漁業で海へ出て3ヶ月帰って来ない。その間魚網の補修は漁村のカーチャンたちの仕事だ。昼下がり、港の空き地に網を広げて世間話に花を咲かせながら、せっせと紐で穴を繕うのであった。傍らでは猫があくびをして日向ぼっこを...。(作:筆者)なんちゃってなんである。そんな光景であった。
ファウルゾーンなどに掛かる伸び過ぎた枝を切り取る作業。連合統括YoshikawaさんやUekiさんNishimuraさんKohamaさん中心に、ギリゴリ伐採剪定(せんてい)しちゃう。これで試合中ブルペンの投球練習の際も枝葉を気にすることなくキャッチボールができるはず。
ここの外野は筆者が現役オヤジだった頃の大昔、草がボーボーで膝下くらいまで伸びていたことがある。外野にボールが飛んだら球を見失いおしまいであった。その後更には、大雨の際はレフト背後の山から流れてくる雨水が川を形成し、レフト線から三塁方向へ、更にはアマゾン川のように蛇行し、セカンドを経由してライト方面へ抜けるのである。その際に削り取られた地面が谷を作り、イレギュラーバウンドの温床となっている。以前に比べたらマシになったけれど、今でもやはりグランドが広範囲に渡って窪んでいるのである。ここも土を投入し改良工事が敢行された。会長ユンボはもちろん、ここでもAbeちゃんが業者の職人のように何食わぬ顔で黙々と大活躍。
気がつけば審判団中心に、本塁周りは土壌改良工事が行われ、田んぼにしっかり緑の苗が植えてあった。田植えも完了し秋季大会が終わり本格的秋を迎える頃には、「首(こうべ)を垂れる稲穂かな」...なーんて。
そんなこんなでほぼ予定通り16時近く終了。第一公園から転戦した方も多く、大変お疲れ様でした。第一は第四のほぼ倍近い人数だったと聞き及んでいる。第一第四とも、子どもたちのために、保護者の皆様ありがとうございました。連盟関係者、お疲れ様でした。
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