2024年7月31日水曜日

国立競技場+ブライトン三苫薫Vol.2


昨日に続き国立ブライトン三苫Vol2、なんである。銀座線外苑前で降り、一路国立へ。右手には若い頃カープ戦観戦や、2015年フレンズ全国大会出場などで通った神宮球場が。今日はヤクルト戦があるようだ。

程なくして国立が見えてきたのだが15:30くらいか。これから試合終了までの5,6時間電子タバコが吸えないんである。国立は場内はもとより、敷地内も全て禁煙で喫煙所は皆無。はてどーしたものか。実はあらかじめこの件はネットで調べてあった。JTのサイトで見ると隣の絵画館横にかろうじて喫煙所があるんである。隣と言っても歩いて結構かかるわけで。一服し喫煙所を出ると目の前を歩くオジサンはヤクルトファンか、55番村上のTシャツを着ていたのだった。ぬおっと、いけねえ、村上だなんで失礼しました。村上選手、いや村上さん、いや村上様、...いやいや村神様である。実は村上選手、最近我が宮前Queensと間接的にお世話になった方なんである。先日QのSuzukiさんやCocomi父から話を聞いて、プチ感動しちゃったエピソードがある。しかしそれはまたいずれ、Queensブログで開陳したい。サッカーブログでこの深イイ話を書くのは実に勿体無いわけで。

国立へ戻り敷地内をグルリ散策。あちこちでイベントも開催されていた。早めに来て正解だった。そして場内へ入る前に目当ての三苫グッズを求めてブライトン特設ショップへ。...愕然とした。オープン間もないディズニーランドの、ホーンテッドマンションの行列並に人々が並んでいるじゃないのよ。しかも炎天下で行列部分には日陰がないではないか。でもブライトンのキャップと三苫のTシャツ、タオルの3点セットがどーしても欲しかったので、渋々並んだのだが。ショップに入るまでに1時間くらい並んだだろうか。熱中症にならなかったのが不思議なくらいだ。入れ替え制的にやっとの思いで入ったらまた唖然、呆然、愕然、Part2なんである。棚はすっからかんの空っぽで、キャップもTシャツも三苫関連は全て売り切れで、残っているのはジュニア用のシャツ10枚程度と、欲しくもないグッズばかり。それなら三苫関連のシャツはもう売り切れでっせと、アナウンスするか、張り紙をしてくれたら最初から並ばずに済んだのに。ちょっと憤慨したのだった。それでもレジは10台くらい並んでいてフル稼働していたのである。筆者はヤケクソでパンフ冊子と扇子を購入したのだった。三苫シャツに着替えて観戦するつもりだったのにい〜クッソ〜。

意外にも多くのブライトン、または三苫ファンが大勢いて驚いた。東京ヴェルディファンも一定数いたが、ブライトンの圧倒的なそれに比べたら、ブライトン勢は凌駕して余りある勢いだった。場内に入る前にワゴン車の出店でハンバーガーを買い芝の上で食事。とにかくフラフラで日陰で座りたかったんである。オトナの給水タイム、いやアルコール摂取タイム。缶ビールは350ml650円。場内のビールは900円だ。アナ恐ろしや。最近はちょっとしたラーメン+餃子定食でも1,300円くらいなので、金銭感覚が麻痺しちゃう。

いよいよ場内へ。国立の特徴はいろいろあるけれど、その一つはみなさんもご存知だろう、軒庇(のきびさし)の木製ルーバー。近年不燃加工した堅牢な木材を多用した建築が流行りである。昔は住宅以外の巨大建築の外装に木材を使うなんて考えられなかった。この木材は全国の都道府県から調達し、ルーバーの向きはそれぞれの自分の故郷の都道府県へ向かって設計されているんである。楽しい発想だ。例えば山形のルーバーは東北の山形の方角へ向かって設置されている。予想はしていたが、サッカー専用球場ではなく陸上も兼用なので、サッカー観覧には正直向かないのだ。客席からピッチまでが遠すぎるわけで。空席が目立たないようにシートの色をアースカラーでランダムに配色したのも特筆である。3層目は全く客がいないのだがそれをあまり感じさせないから、我々もなんだか気持ちよく観戦できるのだった。iPhoneで自分の席から3カット。

位置は1層目の上の方の通路横。ここをあえて選んだのは前半か後半に左ウィング三苫の駆け上がりを近くで見れるからだった...のだが。先の水曜に開催されたアントラーズ戦をAmazonPrimeで観て愕然としたんである。三苫は前半だけでベンチに下り後半は交代したんである。フル参戦すれば前後半どちらかで目の前で三苫のプレーが見れるのだけど、前半だけだったら、筆者の位置からは一番遠くのエリアでプレーすることになり、後半交代なら目の前に三苫はいない状況になるわけで。ああ、なんと言う仕打ちだよ。日本のファンサとしてフル参戦することを願うばかりだった。

他のスタジアムはよく知らないが、前後のシート間がめちゃくちゃ狭いのである。誰かが席を移動するなら、通路までの全員が立たなければならない。それでも慎重にヨロケながら通るほど狭いのだった。三苫のTシャツ22番を着たファンが本当に多かったのは驚きでもあり、嬉しくもあった。

試合前の練習でブライトンメンバーが登場。三苫が出てきた時は会場がドッと湧き大きな拍手が。昨シーズンより上半身が筋肉質になったように思うのは筆者だけだろうか。ここからは一眼レフも併用して撮影。(ピンボケあり)

観客席も2層目まで埋まってきた。スタジアム全体がブライトンファンで、熱狂的ヴェルディファンはゴール裏の陣地を埋めていた。サッカーはトラブル防止のためファンの席の棲み分けがはっきりしている。太鼓ドラムのリズムは中々素晴らしかったが、相手選手紹介のアナウンス時にはやめて欲しいものである。いよいよキックオフ。運悪く前半の三苫は一番遠くのエリアだった。

遠くでも三苫はすぐに識別できた。ただ生で観る感動はあったけれど、正直TVで観るような迫力は感じられない。人物がアップじゃないのと全体の流れが把握できないからだ。これは自分でも意外だった。三苫がボールを持っただけで大歓声。途中非常にトリッキーなヒールタッチから猛然とスピードアップしてボックスへ突進するプレーがあったが、遠くからでもその凄さがわかり、周囲のファンと一緒に「ミトマ〜行けえ〜!!!」と叫んだのであった。

一時期ヴェルディのボールポゼッションが長く、どーしたブライトンと言う場面もあったが先制点はブライトンのファン・ヘッケがゴールへ押し込んだシュート。彼は本田圭佑に実にそっくりで、ネット上では「ヘッケイスケ」と呼ばれている。あっという間にハーフタイム。この日3杯目の高いビールを買いに売店へ。先のアントラーズ戦では国立がガラガラで空席が目立ったが、今日は2層目まで埋まり盛況と言えるだろう。多分マンUやマンCや、C・ロナウド、ネイマール、メッシなどバロンドール級の選手来日なら、満席どころかチケットもプレミアがついて入手困難なはずだ。

席に戻ると後半戦開始...。やっぱりね。メンバー掲示板に漢字が見当たらず全部カタカナだ。つまり三苫は交代で悪夢は現実のものとなったんである。左ウィングにはアディングラが位置していた。三笘と同じスピードもありアグレッシブに前に出る性格で、ミスも多い反面ゴールも決め切る力のある選手。飄々としてすっとぼけた顔は、元日産会長カルロス・ゴーンに似ているのである。後半メンバーは新人勢が多く若い構成になった。

試合はブライトンの勝利。ちゃっかりアディングラもゴールを決めちゃって。ゲームキャプテンに指名された三苫がインタビュー。その後場内を全員で一周するサービス。間近にきた際に動画を撮ったのだが重すぎて掲載できないので、一部動画を切り取って掲載。

目の前に来た時「三苫〜!!!」と叫んだが「鷺沼〜」と付け加えるのを忘れた。鷺沼と聞こえれば少しはこっちを振り向いてくれるかと思ったのだが。スタンドの全員が三苫の名前を叫んで、手を振っていた。実に素敵な光景だった。

こーして筆者の夏は終わった、てか。三苫のゴールがなかったことが若干心残りだが、8月からの新シーズンに期待したいのである。移籍の噂がどうなるか分からないが、主力数人が去って新監督も若くてチームとしては未知数だ。移籍がないとわかった時点で三苫のTシャツを探すとするか。おっと更に日本代表の新ユニY-3のシャツも購入せねばだ。パリオリンピックでは日本のメダルラッシュや激闘が連日伝えられている。筆者本業の少年少女野球もあるし、スポーツの夏はまだ終わらない、2024年なんであった。

※この日ヘロヘロになって帰宅。寝る前にふとTVでなでしこジャパンの試合が目に入った。ついついド深夜の最後まで観ちゃったんである。お陰で今週は筋肉痛と寝不足でヘロヘロなんである。

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2024年7月30日火曜日

国立競技場+ブライトン三苫薫Vol.1

 少年野球とは関係のないサッカーブログ。そーなんである、ブライトンJAPANツアー2024+国立競技場なんであった。

まずは国立(コクリツ)。サッカーの聖地と呼ばれていることもさることながら、東京オリンピックで隈研吾設計の作品としても有名になった建築である。過去のブログで国立上空を飛ぶブルーインパルスの件は書いた。単純にサッカーと建築好きの筆者はいつかは中に入って建築としての見学をしたいと常々考えていたんであった。有料見学ツアーもあるので、今年暇な時に行ってみようかと。

もう一つはこれも何度か書いているけれど、イングランドプレミアリーグのブライトン三苫薫である。まずは三苫。先のワールドカップで三苫の1ミリですっかり有名になった彼。奇しくも地元鷺沼出身とあって、筆者は一気にファンになったんである。近年のサッカーではパス回しからのゴールを狙うスタイルが主流だが、その中にあって三苫の敵を置き去りにする圧倒的ドリブルが、プレミアでも大きく評価されている。人間性も真摯でシャイで、でも明るい性格が人気の秘密でもある。昨年からプレミアを観るために高額なサブスクに入り、毎週のように深夜2時頃まで観戦する習慣が続いた。

同時にブライトンというチームも好きになっちゃったんである。イギリス南部の小さな港町が本拠だが120年の歴史がある。長年最下位の3部に低迷していたが78年目でプレミア1部リーグに昇格、近年はオーナーの改革と経営が安定し、昨季はリーグ6位まで上り詰めたのだった。その立役者の一人が三苫である(監督のデ・ゼルビも含めて)。世界最高峰と言われるプレミアリーグでは、数億円で獲得した無名の選手を育てて、数年後に数十億で売却するというビジネスが立派に成立している。(賛否両論あり)実際三苫も4,5億円で引っ張ってきて、今は獲得に名だたる名門チームの名が上がり、最近強豪チェルシーあたりが移籍金100億でオファーするなんて噂も巷間まことしやかに囁かれている。スペイン、ラ・リーガの久保も110億円でプレミアが本気になっているなんて噂もある。全くもって野球とは桁違いの、合法で巨額な人身売買ビジネスのようだ。

しかし今年の三笘は怪我で長期離脱したことは周知の通り。筆者もサブスクを解除しブライトンを観るのは8月からの24-25新シーズンから再度契約するつもりで三苫の復帰を楽しみにしていたんである。さてそんな中、ブライトンがプレシーズンマッチとして選んだ先が日本なんであった。もちろん三苫人気にあやかってのことだろう。ブライトン&ホーブ・アルビオンJAPANツアー2024なんである。有名チームは毎年こーゆー世界ツアーを実施し金を稼ぐと同時にファンを増やし、そして新シーズンへの試運転を開始するわけで。マンチェスターUなどは世界中に何億人ものファンがいる。

筆者思った。移籍するかどうか、その前に三苫が見れる、ブライトンが来る、しかもいつか行こうと画策していた国立で...。6月から意を決してチケットを購入しようとネットサーフィン。水曜のアントラーズよりも観客が多いと思われる日曜のヴェルディ戦にした。全てのチケット購入サイトを何度も検索し、少しでも良い席を狙った。国立は1層2層3層に分かれ、メインとバックスタンド、ゴール裏の席とそれらの組み合わせで値段が違う。近い席は迫力があるが、ゲーム全体が観れない。一番の理想はメインスタンド2層の一番前の席。まず取れないし¥26,000で一番高額になる。重要なのは三苫が左ウィングなのでドリブルで攻め上がる時に近くで見れる席。ということで懐具合と相談し、バックスタンド、ブライトン側の席に絞ったのだった。(メインスタンドにすれば良かったと後で後悔)

画像の席を¥17,000で購入した。1層の後ろの席で、しかも通路脇の席だ。いちいち移動する際に「すみません」と言って他人に迷惑をかけることがない。「すみません」と言われて「どーぞ」と立ってあげる立場の方が楽なんである。新幹線は窓側が良いけど。ゴールラインの僅かにピッチ寄りが欲しかったので、散々待った甲斐があった。(メインスタンドにすれば良かったと後で後悔Part2)

ブライトンの主要メンバー。来日メンバーには主将ダンクやケガ離脱のソリー・マーチなどが含まれず残念。

さて、ここからが当日の顛末を記載するわけだが、前置きが長いのは「晴耕雨読」の悪癖なんである。炎天下熱中症になりかけだったり、グッズ購入に腹が立ったり...etc。ところが気がつけばもう今日は時間が遅いのであった。地下鉄を降り国立へ向かう辺りから本題に入るつもりだったが、電池切れにつき次回に譲りたい。最後の写真はコレ。ライブ会場でのビールは全てを凌駕するサイコーのアイテムである。

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2024年7月27日土曜日

吹き飛ばせモヤモヤを

 今日土曜はQueens(連合スマイリーズ)の初の練習試合であった。その前にかなり寄り道をば...。

毎年掲載している近所のヒマワリ。青空バックに映える黄色と緑。うーむ、夏である。甲子園出場校もだいぶ決まってきたようだ。実に真夏を迎えた感じがハンパないわけで。

こちらもご近所の有馬中央公園。数日前には夏祭り盆踊り大会の準備が着々と。昨日と今日がその開催日。つまりこのブログ執筆中に盆踊りは満開なはず。実際今も遠くから祭りの太鼓のお囃子が聴こえてくるわけで。有馬、東有馬、鷺沼あたりから多くの人が来場する結構大きなお祭りではある。写真は昼間の準備中のもの。提灯には「有馬子ども会」のものも。いわゆるアリコは有馬町会のこの大きな組織の中の、一つの少年野球チーム。他のチームの多くもそうであるように。地元の中高生は昔の小学時代の友人に遭遇して盛り上がる場でもある。

最近のこのブログ、タウンニュースの引用が多いのだが、今週金曜もウルフの子ども会大会川崎大会出場の記事があった。仕事が忙しくてつい失念していたがここで掲載しちゃう。しかし今日になって悲報が...。

さて、寄り道は思いのほか遠回りになった。Queens練習試合である。内容は多くは語るまい。写真は極力セレクションで入った仲間を中心に選択。追加の赤ユニフォームは5着。子ども用サイズでは合わない子が多く、大人用Mサイズで発注。26,27,31,32,33番である。来週のシスタージャビット開会式に間に合ったことで筆者の肩の荷は降りた。

相手は強豪横浜ベイガールズ。我がQは今回の主力のうち5,6名を欠いていたが、それでも新加入の選手も多く筆者的には過大な期待を抱いていたのである。もう大会まで多くの時間も機会もないけれど、なかなかメンバーが揃わず実戦に即した連携プレーなどは全くできていないわけで。

先発マウンドはSackyだった。今日会ったら髪を軽く染めていた。おお、似合ってるじゃん。おそらく夏休み限定なんだろう。「Sacky12歳真夏の大冒険」なんである。

第四公園、朝一番に椅子に腰掛けたフレンズ母Ayaちゃんがいたので後ろから声をかけた。「ウイっす、おはよ!」と。顔を合わせたら新加入の別人母だった。怪訝そうな顔で挨拶されたのは言うまでもない。いきなりタメグチだったから無理もない。実にゴメンなさいなんであった。後ろ姿がクリソツな二人がこれ。関係者なら頷けるはず。Sacky母に話したら同じ思いだったらしく得心して爆笑だった。

試合は粛々と...Qが一方的に攻められて...横浜の大量得点で...試合途中で大差がついてしまったんである。主力を欠いているというのは、ヤマユリで全国大会金沢へ行っているMiyu、Miu、ソフトボール全国大会秋田へ行っているAbe姉妹、子ども会川崎大会で等力へ行っているNana、その他にもCocomiなど数人が欠場であった。

悲報その1。ヤマユリは初戦敗退。

悲報その2。子ども会等々力のウルフも初戦敗退。

悲報その3。秋田のソフトはここ数日の「経験したことのない災害級の大豪雨」で山形秋田が大打撃を受けたことは周知の通り。大会は延期ではなく中止となったそうだ。Abeファミリーは秋田へ向かう途中で(または出発直前?)断念だったそうだ。断念で残念。

これらの情報が昨日と今日一気に飛び交って、なんとも沈鬱な空気になった我々Q及び連盟関係者なんであった。

試合はSeira、Kotohaにリレーするあたりから締まって来た。豪速球が唸りをあげる。

5回にはそのKotohaに待望の柵越えタイムリー2塁打などで3得点、3回の1点と合わせて4点を記録。しかし相手も柵越え2塁打複数発で大差での試合となったんである。

前述悲報3個に加えてこれまた想定外の悲報であった。Satoh監督不在で監督代行のUeshimaさんが額に汗し奮闘していた。ジャビット実戦まであともう1個練習試合があるのみだ。連盟肝入りで連合として招集した以上は、相当の期待値があり相応の数字も求められるわけで。筆者は両方の立場ゆえその狭間で苦悩することもあるが、選手もベンチもプレッシャーに負けず、伸び伸びと実力を発揮してほしいものである。

さて明日日曜筆者は、日中仕事して夕方からブライトンJAPANツアー観戦で国立へ。それはまたいずれ...。

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