言葉って面白い!と思ってつらつらシャカシャカ書き散らしているこのブログ。「コトバ...」のシリーズも今日で15個目です。14個目までは右のアーカイブからお暇な時にどうぞ。今日はここ数日頭に残っているいくつかのコトバにまつわるお話を...。
1.TVニュースのニュース原稿を読み上げるアナウンサー。
さきほどのニュースで、ティファニーの指輪を指にはめて、そのまんま逃走しまんまと高価な貴金属を盗んだ韓国人の犯人が捕まった...という内容のアナウンスを耳にした。映像は見ずに音声だけ聞くともなしに聞いていたらアナウンサーが読み上げた次のくだり。
「......。容疑者の○○は自らの犯行を認めており、犯行の動機については巨額で多額の借金があったためと、.....」
ヘンだと思いませんか?「巨額で多額」っていったいどんだけ〜みたいな。一般的に多額よりは巨額のほうがより大きい金額を指すと思うけど、この場合「巨額で多額」というのはまるで盆と正月が津波に乗って一緒にやってきたようで、どうにも理解出来ないのである。それとも巨額の借金がいくつもあって結果、多額になったのか?あるいは、巨額=1億円と、多額=100万の借金が10個くらいあって合計=1億1,000万というような意味あいなのか?ついでに巨額と多額のボーダーラインはいくらを基準に決めるのか?とそこまで悩んでしまった次第。たぶん巨額と多額の使い分けはその前後の文脈で決定されるべきだろうと思う。例えば脱税などは多額の脱税とは言わず、巨額の脱税と言うように。
アナウンサーは悪くないと思うが、原稿を書いた人とそれをチェックするべき上司の怠慢かなあ。
2.ニュースつながりで、数年前に読んだ新聞記事から。
ここ地元川崎市有馬には県立川崎北高校がある。小生の息子、娘ともお世話になった高校だ。もし私立高校に行っていたらそれこそ多額の↑(^^)↑学費と定期代がかかるところを、自転車で通える公立校に受かってくれた子どもに今更ながら感謝であるm(_ _)m。数年前のある朝、朝日新聞のローカル版に川崎北高の文字が目に留まった。興味をもって読んでみたら、北高近くの民家に泥棒が入り自転車で逃げていったらしいという内容の記事。詳細は忘れたけど最後に書いてあったのがコレ。
「...。犯行後犯人は自転車を利用したが、途中で乗り捨ててその後歩いて逃走した模様である」
ヘンだと思いませんか?Part2。「歩いて逃走」っていったい...みたいな。歩いてるのに走って逃げるとは?まさか競歩みたいにして逃げたの?犯人が歩いて現場から立ち去ることはままあることだから良しとしても、その表現を「歩いて逃走」というのはいかがなものか。
ちょっと話が脱線する。走って逃走するのはスティーブ・マックィーン。歩いて逃走するのがジェームズ・コバーン。映画「大脱走」だね。マックィーンはバイクで走りまくり鉄条網に阻まれて顔を傷だらけで御用。対照的にコバーンは旅人に変装し渋くハットを目深にかぶり人目を避けて泰然と歩いてフェードアウト。
いや〜映画っていいもんですね〜。
おっと閑話休題。
事件報道において犯人が逃げる時の表現は自動的に「逃走」の2文字を使うのが原則なのだろうけど、もう少しコトバに気遣いがあってもバチは当たらないのでは。間違いでは決してないけれど、どこかしっくり来ないものがある。まるでフレンズの車出しに対する「お車代」も同じ感覚。(←これはウチのチーム内部の問題なので他の方にはワカリマセンよね)
3.いつものフレンズバカオヤジどもの飲み会での話。
いつものコーチ連中数人での飲み会。小生仕事だったけど居酒屋にいるオヤジからお誘いの電話あり。受話器の向こうに居酒屋の喧噪と、酒の匂いを感知。ダメ押しは携帯のあの小さな受話器の穴からヤキトリの焦げるかぐわしい香りと、肉汁が炭火に落ちた瞬間の「じゅわっ」という音と瞬時に立ち上る白い煙、更にそれに目をしかめる焼き鳥屋のオヤジの渋い眉間の皺まで想像してしまったからもうダメ。仕事を早々に切り上げ、「財布+ショートホープ+ジッポ」の飲み会の三種の神器を懐に猛ダッシュ。速攻ダッシュしたので側溝にはまるとこだった(^^)
そこで仕入れたちょっぴり面白いお話.....。
...と、ここまで今日のブログを書いて今、フト思った。
上記1だけでもひとつのブログに書けるよなあと。
上記2もちょっと膨らませて次の日にもう一個書けるもんね。
上記3に至っては「飲み会でのバカオヤジのアホ話」なんてタイトルにすればいっくらでも書けちゃうなあと。
正直.....これ以上書くのはもったいなく思えてきた。
これを出し惜しみと言うのか、寸止めと言うのか、美人局と言うのか、イク前に焦らすのが楽しいと言うのか(久々エロい表現!)よくわからないけど、次回またいつか「コトバその...?」で上記3の続きを書いてみたい。
イケメンKawakamiコーチから聞いた話なので、Kawakamiファンクラブ(?)の母たちには必読ですぞっ(^^)/~
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