有馬フレンズ卒団式2018年である。今年年頭にはこんなに優勝旗やカップなどを勝ち取ることをいったい誰が想像しただろうか。チーム力が尻上がりに上昇したように思う。ドジャース杯、新人戦、青葉カップ。念願の県大会出場。南部リーグや北部大会なども含めて中盤防犯大会あたりから終盤にかけてぎゅんぎゅん右肩上がりであった。筆者のみならず新人戦の優勝は、来季の安泰を示唆するものでは決してないことは自明の理である。むしろイバラの道を覚悟で臨まねばいけないはずだ。筆者の見立てでは来季宮前は群雄割拠と予想する。
筆者も含め例年のように先遣隊は2時間前に集合。「会場を解錠し開場」するんである。セッティングに関わった5年生母らからおねだりされて集合写真。来年の今頃は彼女たちがハンカチ片手に涙することになるのだが、今年は卒団生のために準備奮闘の笑顔の美人妻たちである。
選手入場後、代表Yanagisawa、来季総監督となるSatoh、監督Itohから挨拶、来賓の市議会議員Odaさんも。
チームDVD音楽担当のNatsukiちゃんに司会はNishiharaオヤジ。野球は巨人、司会は巨泉。少年野球は宮前、司会はYanagiさん。有馬はフレンズ、司会はNishiharaと昔から相場が決まっているんである。
完敗はしたくないものだが、乾杯は何度やっても良いものだ。発声は顧問Kanedaさん。母たちは今年は色紙をやめてアルバム形式で勝負。これがなかなかの評判であった。作るのはかなり苦労したに違いない。フレンズ母は介護士と保育士を仕事にしているのが多いのである。その保育士のテクノロジーが遺憾無く発揮された作品群である。
さてご歓談を。しかしわずか10分しかない。10分後には代表と筆者で今年の成績発表の大イベントが控えている。そのあとはカメラマンでほとんど席には座らない。毎年のことであるが、今年もこの時間しか飲み食い出来ないんである。因みに今年も料理は一皿、ビール3杯しか飲んでない。
そして成績発表なんであった。幾晩も深夜まで制作に没頭した成績表冊子、そしてこの日の発表は、子どものためであることは第一義であるが、同時に我々スコアラーたちの集大成でもあるわけで。一年間の努力がここで報われると言っても過言ではない。スコアは付けっ放しでは実に勿体ないのである。年間ベストプレーヤー賞はKaneda,Inoue,筆者のOBスコアラーから、その他の成績賞は代表Yanagisawaさんからの資金提供にて。
しかし写真はない。筆者がマイクを持ってMC進行しちゃってるからである。様々な賞を設けて表彰するのだった。今年はほとんどAkiとShohが賞を総なめ状態であった。代表特別賞は???、Kazukiであった。一同納得。毎年賞を貰えなかった6年の子には本当に申し訳なしと思いつつ。写真がないのでフレンズロゴを掲載。これも数年前筆者がデザイン制作したもの。
30分後。さて文章割愛しながら写真にて。
今季ベンチスタッフからコメント。更に昨年OBマネージャー母のTomoちゃんから卒団生へお祝いの言葉と贈呈品。
そしてメインイベントの一つDVD上映大会なんであった。会場暗転し粛々と映像が流れ出す。ほどなくして早くもNatsukiちゃんなどはハンカチを目に。6年生母のテーブルではほぼ全員が嗚咽を漏らしていたのだった。顔を覆うバスタオルが1リットルの涙を吸い込み、すでに吃水線を超えてあたりは涙の洪水と化していたのだった。
卒団生親ではないのに熱き男、Nakamuraオヤジも号泣であった。時として熱い男はイコール情にもろいものだ。
DVD制作はKanakoちゃんの力作。写真選定と音楽などはNatsukiちゃん、筆者も一部介入。Queensの数年前のDVDでは赤ちゃん時の写真を取り入れて感動ものだったが、今年フレンズでも幼少時の卒団生写真を盛り込んだ。Natsuちゃんのナイスアイデアであった。涙と笑いを誘わないわけがない。
卒団生から挨拶。更に親への作文朗読とその贈呈。これは親にとって一生の宝物になるはずだ。筆者の時代にはなかったが、もしあったならば息子娘の結婚式前夜に、部屋の隅からこれを取り出し、一人涙するに違いないんである。
Ichiya,Riko,Kazuki,Haruto,そして主将Shoh。今年はそれぞれに個性豊かな子どもたちばかりであった。最後の母マネNonちゃんは3年前のRuiに続いて最後の年。マイクを持った途端号泣が止まらない。
最後はShohにハグ。Shohは「ちょっ、何言ってるか分からないんですけど」的に照れる。長年のOhshiro父母のフレンズへの貢献度は計り知れない。様々な場面でチームをサポートしてもらった。感謝!
6年生から在校生へネーム入りグラブケースを贈呈。
後半戦は和やかに盛り上がる。卒団から一転、来季へシフトする。2019年主将はAki。副将はKenzohとそしてなんとサプライズ、Anjuであった。会場はどよめき拍手喝采。彼女は練習中はもちろん試合中も、冷静に先を見据えた指示をチームメイトにすることが出来るキャラなんである。今年は野球的にも秘めたる伸び代(しろ)を感じることが多い。入部当初は真正面に来たゆる〜いフライを避けて、わざわざワンバウンドさせてから取る。どんなに我々コーチが口酸っぱく言っても「無理!」と言って言うことを聞かないのだった。今では実に成長してくれた。卒団生5人へ送るアルバムには細かい字でびっしりと贈る言葉を書き連ねていた。色紙であれほどの文章量を書ける小学生はそうそういない。監督Itohくんは主将だけは決め込んで、副将はベンチグループLINEに諮(はか)ったそうだ。(諮るとは人の意見を聞くと言う意味)。副将に指名した総監Satohくんの慧眼(けいがん)であろう。副将Kenzohと共に来季を盛り上げて欲しい。
お開きなんであった。
....
ふう。毎年何十年もやって来た卒団式。やっと肩の荷が下りた。現役父の頃はこのあと達成感と脱力感でフレンズロスに陥ったものだった。そして還暦を迎えた今年は違う意味での達成感と脱力感を感じるようになった。来年は周年行事の準備期間が待っている。
このあと二次会はいつもの有馬の名店鮨屋、葵扇(きせん)寿司へ。これまたフレンズへの貢献度はトップクラスのOBYanagisakiのお父さんの店である。旨い鮨や刺身を肴に大いに盛り上がるのだった。写真はあえて掲載しない。掲載し始めると後日別ブログにしなきゃいけないほど盛りだくさんだからだ。
こーして2018年もいよいよ暮れゆく時期となった。
毎年毎年、卒団生とその親たちが自分の中を通り過ぎて行く。彼らは輝く未来の次のステージへ向かって去りゆく。そして数少ない我々OBコーチはまたここへ残る。来季からまたこの繰り返しが待っているのだった。だからこそ我々は未来を見据えた、長期的展望の気概を持ってチーム運営に臨まねばならない。今年だけ良ければいいのではないからだ。
このブログがチーム(フレンズ、Queens、連盟)が一枚岩となる、その一助となれば幸いである。
今年ももうじき、終わっちゃうなあ。
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