2018年12月12日水曜日

フィナーレは有終の美

さて青葉カップ・谷繁杯大会なのだった。宮前からはメイツ、ウルフ、グリーンズも参戦している、今年で10周年を迎えるボーイズ主催の記念大会である。宮前からも多くの選手がお世話になっている。監督Itohに訊いたら「いますよ。ナニナニの〇〇と〇〇と、それから〇〇もそうだし、あと〇〇や〇〇...」選手の名前をツルツルと記憶し即答したことにプチ驚いたのだった。Itohすげえ〜な。筆者は人の名前を覚えるのが昔からあまり得意ではない。美人の名前ならすぐ覚えちゃうのだが。

写真枚数が多いので準決勝は短めに。
VS鴨居ファイターズ。安打数はFがたったの2本、対してKは3本の白熱の投手戦。Fは今季チームを投打で牽引して来た主将Shohが力投を見せてくれた。そしてたった2本の安打は全てRikoの放ったものだった。チームにカツを注入し大いに元気になったのだった。
2:0でF有利から最終回1点を返され緊迫の場面をなんとか逃げ切り、決勝進出を決めた。相手打者が打席から足を踏み越えて打撃したのを来季総監督となるSatohが見逃さず、Itoh監督を通じて審判にアピールプレー。審判団協議の結果「不正打撃」と認められて打者アウト。これも実に大きかった。ベンチワークのファインプレーでもあった。

カープオヤジ1&カープ坊や(^-^)

おやっと思った。なんとバーズ監督Usuiさんが来てるではないか。青葉のキャップを被って。そーなんである。息子さんが横浜青葉に在籍しているんであった。爽やか系イケメン監督である。早速挨拶し、カープ新井の話などで盛り上がった。実にありがとうございますなんである。

さて決勝戦なんである。VS市が尾禅当寺少年野球。準決とはうって変わって打撃戦となった。先発はこれまたイケメンボーイIchiya。前試合の鬱憤を晴らすかのように主砲Akiが長距離砲を飛ばし、Rikoの四球、Kazukiの相手失策などで2点先制す。

ところがなんである。相手チーム市が尾の1番打者K君は、独特のオープンスタンスから強打を繰り出すとんでもないスラッガーだった。いきなりのスリーベースを飛ばしそれが口火となって3点を返された。K君はこの日4の4、単打2、二塁打1、三塁打1の大活躍なのだった。

しかし一旦Fの打線に火がついた以上は、映画「バックドラフト」の消防士でさえ消し止められないわけで。Kenzoh、Shohの連打に加えまた超特大の二塁打を放ったAki。2点追加で6:3とす。

3回からマウンドは主将のHさんにスイッチ。女子なんである。女子野球宮前Queensに携わっているので、一生懸命プレーする女子を見ると実に嬉しくなる。

その後もShohとAkiの打棒が長打の猛威を振るった。横浜の冬空に季節外れのタイフーンがやって来たように。決勝は2時間ある。7回最終回までFは11得点。

戦況を見つめる父母たち。なんて書くと緊迫しちゃってるかのようだが、実際は宮前公式戦と違い、心のどこかでみんな純粋に野球を楽しんでいるはずだ。そんな良い空気感のある大会でもある。Fの美人妻たち。

カープオヤジ2&その愛妻の美人妻。美女と野獣系の素敵なカップルである。

最終回裏市が尾の必死の反撃で脇腹に傷を負ったものの、致命傷とならず逃げ切ったのだった。
優勝!実に良い響きのコトバである。
おしっ!帽子投げだ。長年の経験値を以ってアングルを計算し尽くしてグランドへ飛び出る。しかし計算外だったのは、投げる一瞬前にワラワラとFの父母たちやRikoの兄ちゃんがスマホ片手に視界を遮って来たのだった。危険を察知しアングルを確保すべく、悟空のように瞬間移動したのだが時すでに遅かりし内蔵助。高く舞い上がった瞬間を逃してしまった。戦場カメラマンのリスクマネジメントの悪さに自省の念しきり。

閉会式はサックリ行きたい。やはり子どもにとってナニカ形に残るモノをもらえるというのは嬉しいことに違いない。いや、大人でもそーだろう。ノーベル賞だってそうである。

噂には聞いていた、横浜青葉さんの大会は谷繁氏の後援もあって賞品が豪華であることを。びっくりするほど豪華賞品が手渡される。殊勲賞、優秀選手賞、最優秀選手賞、特別賞etc...。協賛社のAudiさんからはAudiロゴ入り腕時計が贈呈。大人だって垂涎ものである。試合中にAudiの賞品があると察知し、もしや外車が登場か?なんて巷間まことしやかに囁かれたのだった。大坂なおみのGT-Rニスモみたいに。...(^-^)

予定外のサプライズがあった。Audiさんからである。言わば特別賞の特別賞。受賞理由は、三塁コーチャーとして誰よりも大声で声援を送っていたことにより、レギュラーではないNaoyaの名前が呼ばれたのだった。寒風吹きすさぶ中半袖野球小僧が目を点にして駆け寄る。筆者はこの少年野球を支える大人の素敵な「目線」に感激したのだった。
すかさずレンズをNaoya母、スコアラーReinaちゃんに向けると、顔をくしゃくしゃにして大号泣していたのだった。
破顔一笑のカープAdachiオヤジ3&Naoya母。ブルートゥーススピーカーが賞品であった。使いこなせなければ筆者が貰っても良いぞよ。

横浜青葉ボーイズ代表Muraiさんからスピーチ。その内容の骨子は筆者的に解釈すれば、本大会は自軍への少年の入団が最終目標がもちろんであることは当然であるけれど、それよりもボーイズやシニア、中学部活関わらず、子どもたちに長く野球を続けて欲しいという、寛容で大きなコンセプトがあることを感じ取ったのだった。筆者がこのブログをフレンズオンリーからやがて女子野球Queens、さらに宮前少年野球全体にシフトして来たコンセプトとリンクして、私はいたく共感したのだった。
閉会式後Muraiさんにフレンズ、Queens、連盟兼用のオリジナル名刺を出し、ご挨拶。驚いたことにQueensのこともよくご存知だった。自分の井の中の蛙ぶりに我ながら自省。
※後日談。週明けにこのMurai代表から丁重で心のこもった長文メールが届き、窓口のOhmoriマネージャーを通じ、グループLINEでフレンズ全体へアナウンスされたのだった。

最後はお決まりの集合写真。
この時期まで6年生が野球をできるステージを用意してくださった横浜青葉ボーイズさんに改めて感謝。父母さんたちもスタッフとして寒い中ありがとうございました。もうすぐ川崎のこれもまた子どもの健康を守るためのコンセプトの元に、対外試合禁止期間に入る。卒団生にとってはこれ以上ない有終の美を飾れたのであった。

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