いよいよ春季VS花フラ戦であった。八面六臂の活躍が期待される主将で主砲のAki、これに加えて他のメンバーがいかに七転八倒しながらも七転び八起きし、Akiだけに頼ることなくチーム一丸、一枚岩となって試合運びが出来るかが、今年のフレンズの命題なんである。(※あくまで筆者の私見だが)
昨年の新人戦の覇者という冠は脱ぎ捨て、ゼロからのスタートという心持ちで今年を迎え、指導者陣もその意気込みで練習鍛錬、切磋琢磨してきたんである。2月中旬以降の練習試合などはこれまでほぼ無敗で、まだまだ未熟で未完成ながらも、開花宣言間近の膨らむ桜の蕾のように、チームの誰しもが期待に胸を膨らませてここまで努力してきたのだった。
先発マウンドHはすらり長身、サウスポーのKoieくん、対するFはこれまた左腕のKenzoh。Nakamura3兄弟にあって、この下の弟Kenzohが最初にフレンズへ飛び込んできて、その後上の二人の兄がシブシブ入部してきたという、実に珍しいオモシロ兄弟入部パターンなんであった。強いメンタルをもつKenzoh、グローブは胸に折りたたんで投げた方がコントロールが安定するぞ。
Fベンチは今年から総監となったSatoh、監督Itoh、29Inoueがベンチ入り。全てフレンズを卒団したOBたちである。これまた稀有な指導陣と言えようが、筆者的にはむしろとても誇るべきことだと思うのである。
HはTadai、Satoh、Koie各氏のおなじみの面々。Hina、HarukaのQueensコンビ姫はここぞの切り札で温存(^-^)か。
ボールガール、バットガールのSatsuki、Reona。
2回表Fが走者を3塁に置きBKで先制点。なにやら嬉しそうな三塁コーチャーのもう一人の姫副将Anjuなんである。細かく的確な指示をチームメイトに送るのはAnjuの美点である。
しかしその裏Hの攻撃では四球失策に加えてTomitaくんの安打などで4得点と一挙に逆転。
ファインダー越しにゲームを見ていた筆者は、まだまだ序盤、Fならきっと最後にはやってくれるはず、と自分を無理に納得させていたのだった。
ボールガールとバットガールのガールズトークをとーくから狙った笑顔のショット。女子のマシンガントークは年齢差、首都圏と山形の差(?)、洋の東西をを問わず健在なんであろうか。
いつも夫婦してFのムードメーカーのスコアラーAyumuちゃん。いつもニカニカ笑っている彼もFの劣勢に流石に厳しい表情。
久々Inoue夫妻がやってきた。Shinoちゃんは当時のフレンズ母軍団を牽引し、ダンナInoueさんはFが近年全国大会へ行った時の29番コーチ。モノマニアでありバリバリのハーレーライダーでもある。全世界に夫妻の笑顔を配信しちゃうわけで。
時間も迫ってきた最終回、果たしてビッグイニングとなるのかフレンズ。前試合ではいいところがなかったManatoが自身起死回生となる2点タイムリーとなる追撃、続くAkiのレフト安打でさらに追加点で4:5と肉迫する展開に。一喜一憂の母軍団。
しかし...同点とするにはあと1点をモノにできなかった。本塁ベースは遠かった。1点差まで詰め寄るのが精一杯だったのだった。これも実力のうち。推して知るべし春の嵐。
対するHは緊迫のゲームを制し、まるで優勝したかのような歓喜に沸いていたのだった。上に行っても頑張ってほしい。
決して驕り高ぶっていた訳ではない。普段通りの野球ができていれば...と思うのは日本中の少年野球関係者が思うところである。しかしそれが出来ないのも実力のうちなんであろうと思う。
試合後、久々に見た。選手の大半が泣いていたのを。公式戦で負けて号泣するのは、それだけ期待と自信があったからこその裏返しと言えよう。もっと上のステージでの涙なら予想出来たけれど、ここでグランドを熱い涙で濡らすことになろうとは、筆者的には無念でならない。しかしこれはオトナ目線かもしれない。子どもたちの胸に去来する涙の意味はどうだったのだろうか。6年生になったAnjuの号泣が印象的だった。
これで全てが終わった訳ではない、むしろこれからだ俺たちは。今日の敗戦を胸にしまい下を向くのは今だけ、明日から上を向いて不甲斐なかった自分自身へのリベンジと思い、頑張ってほしい。
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さてこの後2試合があったけれど、ブロガー的にはもう日付が変わったので筆を置きたい。春の嵐、砂塵の中の戦いがそこにあった。
今、イチローの緊急引退記者会見を見ながら書いている。
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