北部大会なんであった。普段ブロガーとして迷彩服にベレー帽を被り、硝煙立ち昇る少年野球界の戦場を彷徨するので、試合の記録係スコアラーは滅多にやらなくなってしまった。しかしブロガーとは「試合の記録」よりも「戦場の記憶」を後世に伝えるために存すると自負する今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか、的な「晴耕雨読」の出だしでよろしいでしょうか。
とは言ってもたまに時間があれば少しはフレンズのスコアラーもやんなきゃだわと、この日は迷彩服を脱ぎ重い一眼レフを仕舞って、久々北部大会のスコアラーに臨んだのであった。相手は宮崎モンスターズ。毎年宮前勢力図の強豪の一角に敢然と存在し、文字通り素晴らしいモンスター級のスラッガーを輩出する、圧倒的打力のチームという印象が強い。「あくまでも個人の見解」であるけれど。今TVなどで流行りの「あくまでも個人の見解」ですのテロップを踏襲した。アレは一種のマスコミのリスクマネジメントである。
しかしながら場は北部大会である。少しユルイ空気感と野球を学習して楽しもう、というコンセプトだろうか(「あくまでも個人の見解」です)、普段試合に出られない選手に試合経験を積んでもらうというコンセプトの元(「あくまでも個人の見解」です)、和気藹々的に試合開始。
※「あくまでも個人の見解です」...と言わずに済むように、今度機会があったら北部大会の大会要項や目的、規約などあれば見せてもらおうと思う今日この頃ではある。
スコアラーの責務を担う傍ら、試合中一瞬机を離れてドラゴンボール的瞬間移動を駆使し、ベンチ外で写真を撮った。ましてや相手チームにはMoritaさんのサングラスの奥から眼光鋭い視線を感じるからなおさらである(笑)。これはカメラを持っているとほとんど職業病なんである。なので写真枚数は少ないからほぼ全部掲載しちゃう。
衆人環視のもとで健気に投手を務める女子選手。学年の割にとても筋がいい。ぜひQueensへおいで下さいまし。
Fのマウンドは午前の秋季準決で、まさかの殊勲の代打二塁打を放ったHaru。バットのおかげ、なんてオトナジョークが飛び交ったが、あれは実に素晴らしいバッティングだった。偉大なアニキにどんどん似てきたのが気になる。腹のあたりとか顎の下とか。父母どっちに似たのだろう。先日そのことを言うと本人もニカニカ苦笑いしていた。将来はきっとTVKで中継され、8年後には甲子園出場しNHKで放映されるに違いないから、頑張れHaru。
最近めっぽう成長したKohnoshin。少年の姿から一気に男の風貌に変わったと思うのは筆者だけだろうか。成長したのは身体だけではない。ココロもぐんと大きくなったようだ。その一瞬を捉えたと思ったのがこの柔和な笑みを浮かべる一枚。母もEmiちゃんだけに、良い笑みを見せていた。いつの間にこんな素敵な笑みを自然と出せるようになったのだろう。久々に親戚の甥っ子に会った叔父さんのような気分。
頑なに自分の殻に閉じこもっていたセミの幼虫が、夏を迎えて殻を脱皮し大空へ飛び立たんとする瞬間みたいに。
遅くに入部したRiku。運動能力とセンスは悪くないのに伸び悩む時期か。一皮むければ良い選手になるに違いない。(「あくまでも個人の見解」です)
今季試合出場機会が少なく、写真枚数も少ないのでシャカリキにシャッターをシャカシャカ押しまくる。
Ryuunosukeと言う名前はフレンズでは二人目である。芥川は龍之介、筆者の息子はJunnosuke。関係ないか(^-^)
頑張れRyuunosuke。期待してるぞ。
試合後MVP表彰式。試合終盤ベンチでItoh監督がMVPを二塁打二本を放ったHaruyaにするか、見事なピッチングで相手打線を封じ込んだShuntoにするか、試合最後まで悩んでいた。最終回のピッチングで三振を取ったらShuntoにする、と意を決した監督。その思いが届いたかどーかはつゆ知らず、その通りに最後に相手主砲を空振り三振に切って取ったのであった。筆者急ぎ集計すると打者14に対し8奪三振であった。あっぱれである。変則フォームから繰り出す鋭い弧を描く投球軌道。将来実に楽しみである。
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今日川少連30th記念誌制作委員Suetomiさんから非常に丁寧なお詫びのメールがあった。宮前少年野球マップのオリジナルデザインは、全体バランスから掲載を断念とのこと。むしろこちらこそ恐縮であった。相手の気持ちを慮(おもんぱか)り、真摯にこうべを垂れる文面に感銘を受けた。そんな川少連記念誌が楽しみである。
転じてフレンズ40th記念誌は来月から記念誌チームの本格始動。筆者が全てのページを制作せねばならず、若干腰が引けている。今日も本来ならページデータの作成を己に課しながらも、夜は酒が入りついブログネタを書いてしまう今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
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