2022年5月23日月曜日

想定外の決勝戦

2022年第55回防犯大会最終日なんである。写真は100枚近いはず。まずは本大会の部3位決定戦から。

●モンタVSサンダース戦

シートノックが現宮前で一番上手いと巷で噂のS監督Fujiwaraさん、宇宙開発かと言うほどの豪快なキャッチャーフライを決める。シートでのキャッチャーフライはノッカーの華である。フレンズ筆者的には、FのYanagisawa代表のそれは「神ノック」であり、逆回転をフルにかけた最後のキャッチャーフライのノッカー好手は、Satoh総監がピカイチであった。宇宙開発どころかボールがM78星雲まで達するかと思われるほどの、高い打球を正確に打ち上げる。捕手はたまったもんではないけれど。...初回Mの攻撃は無得点に終わる。

その裏対するSは幸先よく2点先制す。

4裏に0:2の均衡を破ったのはまたしてもS、更に2点を加点し0:4とする。がしかし、次の5表にはM軍も奮起し3得点、1点差まで追い上げた。Mのサブキャだろうか、あらん限りの声でチームを鼓舞するベンチ控え選手。(違っていたらゴメンなさいまし)

最終回となった5裏にはダメ押しの1点を入れS軍が逃げ切り3:5で3位の座を確定させたのだった。この3決のあとすぐに表彰式に移る。両軍共にアッパレなんであった。

●ジュニアの部決勝 花フラVSウルフ戦

初回先攻はH軍、Jrと言えどなかなかの強者揃い。初回にして4点先制する。

対するW軍その裏得点ならず。4:0。

決勝戦と言えどJrの場合は稀に大差がつくこともある。Hはこの後ギュンギュン加点していくのだった。記者席には美人カメラマンが参集し一眼レフを構える。Q姫でもある花フラこれまた美人さんのKaedeも登場。ダイヤモンドを駆け巡る。

しかし長年王者に君臨してきたW軍相手に、ここまで大差がつくとは予想外だった。その後も大量得点し22:1のコールドでHのJrの部、晴れて優勝の栄冠を勝ち取ったのである。

●本大会の部決勝 野川レッドパワーズVS花の台フラワーズ戦

いやはやJrならまだしも、本大会決勝では通常は点を取り合って、あるいは気迫の投手戦で大差はつかないのが通例である。いわゆる「決勝戦らしい白熱した試合」という慣用句があるよーに。

この対戦、春季では花フラに軍配が上がり優勝、レッパナインは苦汁を飲まされたわけで、Rにとってはまさにリベンジ、しかもジャビット優勝の勢いもある。対する春季覇者Hも勝って兜の緒を締めて今日を迎え決勝戦に臨んでいるはずだ。

蓋を開けてみれば「今まで経験したことのない豪雨」とかの予想外の展開となった。初回表Rはいきなりの長打連発猛攻打線爆発にて、4点先制する。フツーなら総合力に勝るHだってこのくらいの点差なら挽回出来るはず...だったのだが。

対するH軍。その裏は無得点で3:0となる。Rの守備ではHの得点機に6-4-3か4-6-3のダブルプレーまで披露。併殺なんて久々に見た気がする。しかしここまでは誰しも「この後また接戦になるに違いない」と踏んでいた初回であった。

「赤いきつねと緑のたぬき」の対決には両軍多くのギャラリーが駆けつけ、5万人収容の外野観覧席は赤と緑に覆い尽くされたのである。

2回にはアカリキギャオスレッパ軍、更に2点加点する。大昔は違ったけれど、近年少年野球では9番に上位へ繋げる選手を起用することが多くなった。決して9番目の打者ではない。バントや進塁打などでトップバッターへバトンが渡せられれば、彼は大役を果たした事になる。しかしRの9番Noguchiくんは繋ぐどころか、前進守備の間隙を縫って、見事タイムリーを打つ殊勲打、9番が打点を挙げられるチームは真の強者の証(あかし)である。2015年のフレンズがまさにそーだった。下位打線が繋いで繋いで打点も記録するチームであった。

対するH軍、Tadai監督も黙っちゃあいない、あらゆる手を尽くすもR軍の長打猛攻打線にはなすすべなし。決してHだって打線が湿っていたわけではない。Hの強烈な打球も、外野への長打コースの飛球もあったものの、ことごとくR守備陣の鉄壁の守りに阻まれてしまうのである。この日のRはまさに走攻守3個の全てのギアが見事に噛み合い、確実にしかも大量加点していくのだった。Tsukamoto監督やSuzuki29コーチ、美人秘書...じゃなかったスコアラーをベンチに従え万全の体制。Noguchiコーチの遠吠えも宮前中にこだまする。

いったい全体、世界中の誰がこんな展開を予想しただろうか。本部席では大会決勝でこんなに大差のついたのは記憶がない、とはSasaki副会長。もっとも一昨日の昼飯の記憶も曖昧だから、おいそれと信じるわけにもいかないのだが。筆者とて同じである。それにしてもまあ、よく打つR、外野フェンス直撃弾の雨アラレ、H軍も奮闘するもこれではたまったものではないだろう。万策尽きたかTadai監督。しかし最後まで諦めずに選手を鼓舞していた監督や、死闘に耐えた花フラナインにも拍手を送りたい。

ショート主将くん超美技でHの反撃を阻止すると、筆者は見ていなかったがファーストくんも負けじと一塁側ファウルフライを超超超美技にてキャッチ。

世界中からこの日の決勝を観んとばかりにマスコミも殺到した。美人カメラマンの望遠レンズの方列。傍(かたわら)で「策士、策に溺れる」なんて独りごちるOgasawaraさん。最終回一矢報いるかH軍団!?なんとか1点をもぎ取り完封だけは免れた。

繰り返すようだが19:1のよもやの結果となった。あっぱれR軍はもちろんのこと、Hナインも最後まで諦めずによく頑張った。これで終わってはいけない。この悔しさをバネに切磋琢磨してほしい。最後はショートフライを手堅く捕球し、ナインと抱き合って喜ぶ光景となったRであった。リアル二刀流「野川の大谷翔平」くんも感涙で頬を濡らし号泣していた。

恒例帽子投げ大会。筆者これまで何十枚この帽子投げを撮ってきたのだろう。何回見ても素敵な光景である。圧倒的な強さを誇示したレッパ軍団、優勝おめでとうなんであった。

さてこの後の閉会式と連盟打ち上げ大会ブログは後日となるわけで。今は月曜23:30。黒霧島のロックを舐めながら、深夜TV「激レアさん」を観つつ夜は更けてゆくのだった。

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2 件のコメント:

  1. レッパさん!圧巻でした!素晴らしい!おめでとうですね!そして、Jr.は5年生いるフラワーズ軍に対して頑張って最後まで堂々とプレーをしたウルフさん!かっこよかったです。この学年差は褒め称えてあげたいな。
    次の低学年大会で同学年同士がやっと戦える時に真の勝者を見るのが楽しみでまた一つ酒のつまみになります。

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  2. 匿名さん、遠い南の国からコメントありがとうございます。(^-^)
    確かに近年Jrの試合は学年差があったりして、実質的なレベルになるであろう低学年大会が物差しになるかもですね。
    次回また期待しましょう。
    飲み過ぎないよーに(^-^)

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