2018年7月29日日曜日

Bチームは面白い

今週は台風予測情報をチェックする毎日であった。規定外のコースを辿って東から西へターンしその途中に週末関東上陸かと思いきや、土曜はギリギリかすめて西へ旋回して行ったんであった。確かに土曜は風雨が強い時間帯もあったし、その余波が日曜午前にもっと残るかと思ったのだったが、案外晴れ間が差してきたりして、これだから天気予報はいまだに信用しちゃいけないんである。しかし、「経験したことのない危機」となれば一旦はそれを信用し、終わって見れば杞憂になることが望ましい。信用せずに避難を遅らせて甚大な被害を被るよりはましなんである。結果論と言えばおしまいだけれど、自然の猛威を軽んじてはいけない。都会に暮らしているとそういう感覚が鈍ってしまうけれど、地方の被害の報道を見るたびに、自分だったらすぐに避難しただろうかと自問自答すればあまり自信がないのも事実ではある。「まだ大丈夫」「うちは大丈夫」「この辺はかつてそんな被害にあったことないから大丈夫」それが通用しなくなってる昨今の異常気象なんであった。ここ数年の熊本の地震や西日本豪雨災害含め自然災害による犠牲者の方のことを思えば、あまり軽々しくこういうことは書けないのだけれど。

さて刻一刻と変化するそのYahoo!天気の台風画像を見て、当然土曜は全滅としても日曜は微妙な感じであった。雨が上がってもグランドに含まれた水がどれほどコンディションに影響するかが未知数なんであった。しかしこれは予報よりもかなり早く台風が立ち去ったためか、試合は行われることになった。筆者は土曜はまんじりともせず仕事に没入し、今日日曜はフレンズBの秋季大会ブロックリーグ戦、VSアリコのスコアラーでベンチ入りしたんである。やれる時はやっておきたい。会場は平小学校。過去に何度か来たことがある。グランドの特徴はライト後方に砂場があり、大昔右翼手が足を取られて転倒したりした記憶がある。今日見たらそれがない。そもそも筆者の記憶違いだったろうか。それもまあ、「少年野球あるある」的なグランドローカルルールと思えば仕方がない。またこれも筆者の記憶ではどこかは忘れたが、セカンドベースとセンターのちょうど中間に大きな大木が聳え立っているグランドがあって、そこに打球が飛んだ時には何がしかの特別なルールがあったように思う。昔合宿で行ったグランドだったかな、記憶は曖昧、ミー、マインなんである。

宮前公式戦スコアラーなのでカメラはご法度。試合に影響ない時間に撮った数枚を。

ベンチ後方を見ると小さい子とじゃれ合うAyumuちゃん。フレンズ渉外本部マネージャー兼スコアラー本部長でありながら、フレンズオトナの中で唯一無二の、「子供目線」で子供と会話が出来る人物なんである。オトナには時として不可解な「コドモ語」が理解出来る稀有な存在。頑なに心を閉ざした小さい子でも、このOhmoriコーチの魔術にかかってはココロをとろかせるのであった。

夏らしい入道雲が目に見えてカタチを変化させていく。もくもく、むくむく。下部に若干不穏な台風の余韻を引きずった灰色の雲を抱えながら、白いむくむくは秒単位でその姿を変幻自在に変えてゆく。もくもく、むくむく。

さて試合なんであった。「晴耕雨読」は前置きが長い。
有馬子ども会と有馬フレンズなんである。お互い地域はお隣同士。ニューヨークヤンキースとニューヨークメッツが戦うサブウェイシリーズとかみたいである。
初回は表裏互いに「無安打、3四死球、1失策」と見事に同じような内容で3:2の得点でアリコ1点リード。「こりゃ同じ展開だな」と思ったのだったが、1点追加されて4:2アリコとなったFの2回裏の攻撃では、6得点し逆転、4:8とダブルスコアの逆転劇。しかし内容的にはBチームにありがちなもの。ほとんどの得点は四死球、WP、PBによるものだった。
Fの女子力は高い。AチームにはRikoとAnjuがいて今頃は横浜方面で遠征試合に臨んでいるはず。こちらBにはSatsukiとReonaがいる。宮前公式戦スコアラーなのでカメラは構えられない。なので写真は席を立ってベンチの後ろに一歩移動しいわゆる「幽体離脱」した状態でシャッターを切る。この写真は筆者が撮ったのではなく、筆者の分身が勝手に撮ったものである。

アリコは後半サードの女子Endohさんがマウンドへ。数年前のQueensのHonamiと言い、今のAの捕手である宮前でも注目の女子と言い、このBの女の子と言い、アリコも実に女子力の高いチームなんであった。サウスポーで豪速球を投げ込んでくる有望株なんである。Queens広報目線で見れば、将来が実に楽しみである。

3回表アリコは4得点し、スコアは8:8の同点に持ち込んだ。白熱の展開。(実際は互いに無安打での試合ではあるがそれもBならば良しとしよう)裏のFの攻撃では時間が残り少ない。微妙なゲーム展開となった。逆転しても早く攻撃が終わったのでは次の回に入っちゃう。じっくり時間をかけて逆転しこの回を終わるのが理想である。
首相...じゃなかった、主将のRairenが両チーム通じて初の長打となる見事な右中間へのエンタイトルツーベースで出塁。二死後、走者三塁にて3番Haruが内野安打でRairen帰還し逆転に成功したのだった。Haruが逆転の決勝点を叩き出し湧き上がるFベンチ、応援席。まだ時間は数分ある。その後途中すでに時間が過ぎていたのはiPhoneで確認しわかっていたけれど、Fの勝ちは決定していたので筆者は流していた。筆者の記録では12時58分開始ですでにリミットを1,2分経過。自主運営席ではまだ気づいてないようだった。Kohnoshinの打席が終了するのを待って時間経過をアピールし試合終了。8:9でフレンズ薄氷の勝利。
Bと言えど、いやBだからこそ、将来のAチームを担うチームだからこそ、どんな内容であれ勝ちは楽しく嬉しいものである。
Rairenは球は走っていたけれど勢い余ってストライクが入らず、四死球が多かったものの、終わってみれば相手打線を無安打に抑えた力投。途中振り逃げ三振も含めれば6連続三振も記録。
Bの試合は予想だにしないプレーでスコアラー泣かせではあるけれど、実に面白いのであった。

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