2020年8月10日月曜日

悔しさよりも素敵なこと

宮前秋季第二日目、二回戦なんである。今回の戦場カメラマンリポートは2試合のみ。例によってスコアブックなどの記録がないため、若干の齟齬(そご)があっても甘受(かんじゅ)看過(かんか)されたしなんである。

第一公園スタジアムでは今大会屈指の好カード、巷でよく言われる「事実上の決勝戦」と言っては他のチームに申し訳ないけれど、過日のジャビットでの両者の死闘は未だ記憶に新しいわけで、それもあながち当たらずとも遠からずの、モンタVSウルフ戦である。「文学的表現的前振りの長さ」は「晴耕雨読」の真骨頂なのでお許しくだされまし。


得点的には静かな幕開けだった。M軍無得点の裏W軍1点先制しまずは盛り上がるWベンチ。写真2枚目は常温で30分放置した雪見だいふくPart2である。


「少年よ大志を抱け」はクラーク博士。「ビッグな夢を見よう」はマクドナルド博士。

またしてもこの男がやってのけたんである。走者二人を塁に置き、打席は4番Subaru。ドンピシャのタイミングでバットが一閃(いっせん)、高々と舞い上がった打球はレフトフェンス後方へ吸い込まれていったのだった。白い星マーク中央の白い球が着弾寸前のボール。
コロナ明けてジャビット、連合岩井杯、ポップアスリート、そしてこの秋季大会。全ての参加4大会で本塁打を記録しているSubaruなんであった。ビッグな夢を見させてもらっているのは他でもない、Fujisawaオヤジかもしれないのだった。

一気に点差が開いたけれど、M軍の超攻撃的打力と底力は誰もが知るところ。がしかし、得点圏まで走者を進めるも結果が出せずに焦燥感漂うモンタ。一旦火がつけば米国の森林火災のように手がつけられない猛攻打線なのだが。

試合後懐かしい人に声をかけていただいた。モンタの5番Keigoくんの父Teramotoさんであった。
その昔、この「晴耕雨読」ブログがコメント欄で炎上した時に、法的になんら問題なしとメールで援護射撃してくださった人である。ブログでの写真掲載や名前の記載など、あの時は実にナーバスになった時に筆者の心を救っていただいたのだった。当時はフレンズ父他、存命だったKasaharaさんはじめ宮前関係者の多くからご支援をいただいた。その一人がTeramotoさんであった。職能上の使命感も手伝ってのことだったかもしれない。

すでに少年野球モンタに関わって3人の息子さんとともに15年にもなるという。その最後の瞬間が今日この日となった。6年は秋季で敗退すれば事実上の最後である。真っ赤に日焼けしたその父の笑顔には、負けた悔しさよりも、どこか爽やかな達成感が浮かんでいたのを私は嬉しく思うのであった。

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さて二試合目はドングリーズVSフレンズである。


一回戦の接戦を勝ち上がってきたD軍、奮闘なるか。

F軍は初回からダイヤモンドを駆け巡る展開。しかし決して猛攻長打連発というわけではないのが残念ではあるが。打順順にフレンズナインの写真を。

ちょっと恥ずかしいエピソードを挿入。F軍の広報だから書ける自虐的話。Fはなんとヘルメットを忘れちゃったんである。急ぎ取りに戻ったのだが、試合開始時刻は刻々と迫る。最悪は連盟所有の連合ヘルメを借用するかという状況となった。連盟と相手チームの了承を得ることは必須である。本部席では散々イヤミを言われることは自明の理。
「全国大会まで行った名門チームがなにやってんの」
「ヘルメ借用料、高いよ〜」
「罰として相手チームに3点くらいはあげとかないとな」...etc。
もちろん悪意のないイジリなんであるが、こーゆー時に矢面に立たされて肩身の狭い思いをするのがNishihara副会長。Itoh連合コーチや筆者も例外ではない。本部席で平身低頭しちゃうのであった。フレンズはこういう面では昔はもっとひどかった。今はかなり規律正しくなったと思うのだけれど、うっかりミスは今でも、あるいは誰でもあるわけで。筆者とてそーである。
結果、ギリで間に合ってことなきを得た。実にホッとしたのであった。以前は誰が積み込んでも分かるように、学校の体育倉庫には「遠征持ち物チェックリスト」を掲載してあるのだが、今はどうだろう、慢心がそーさせたのだろうか。

さて閑話休題。Fナインの打席活写続きである。そのヘルメのFマークが横に寝ちゃっていたのには笑ってしまった。


試合は一方的にF優勢のまま展開する。

せっかくなので外野からのアングルも。それにしてもしかし蒸し暑い日であった。カメラを構えていると、ともすると熱中症の予感が頭をよぎることもある。倒れてしまっては恥ずかしいし、周囲に迷惑をかけることが嫌である。こまめに給水を心がける。若い頃は水も飲まず平気で闊歩していたが、こんな気遣いも現代ならではか。今の熱中症は昔は日射病と言っていた時代だ。看護師を昔は看護婦、准教授は昔は助教授と言っていたみたいに。


最後のD軍攻撃では代打くんが。Dベンチからも笑いが漏れるような、微笑ましく楽しいキャラの選手であった。

試合は0:18でコールドゲーム。

さて連盟連絡網から本日秋季大会の総括。
【第一公園】
第1試合:犬蔵 0 vs 11x イーグルス
第2試合:ウルフ 8x vs 1 モンタ
第3試合:ドングリーズ0 vs 18x フレンズ

【第四公園】
第1試合:Bウルフ 12x vs 2 Bヤング
第2試合:メイツ 7x vs 5 フォルコンズ
第3試合:リトル 12x  vs 2 松風

来週から秋季大会中盤に突入する。
前述のように今年は宮前少年少女野球の6年生には可哀想な年となったが、逆に野球ができる少ないチャンスを目一杯、集中して謳歌してほしい。
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2 件のコメント:

  1. 取り上げていただきありがとうございました。
    Aでの優勝が,長男が勝ち投手になって以降,9年間無いモンタですので,オレンジ,若獅子を
    制した今年の代で何とかと思っていましたが,力を出し切れず,残念でした。
    晴耕雨読には,フレンズとの対戦が多かった5年前くらいから取り上げていただきましたが,
    掲載される度に,子どもたちと楽しませていただきました。特に次男は,宮前ナンバーワン投手の一人と
    過分な評価をいただき,自信にもなったと思います。
    あのときも,突然のメールで失礼しましたが,続けていただきたい一心で,メールをさせていただきました。結果,ブログを止めるという結果にならず,本当によかったなと思っています。
    三男は,恐らく連合の芽もないでしょうから,これから真剣にチームで宮前の公式戦に臨めないことは
    残念ですし,寂しい気持ちです。ですが,晴耕雨読に取り上げたもらった,取り上げてもらいたいという
    気持ちで頑張る子どもたちも少なくないと思いますので,これからも,ご無理のない程度で,継続を
    お願いします。これからも,楽しませていただきます。ありがとうございました。

    teramoto

    返信削除
  2. teramotoさん、コメントありがとうございます。
    モンタは9年間?優勝から見放されているなんて、言われるまで気づかないほど、一瞬信じられない思いです。
    毎年強豪の一角、いや筆頭として宮前では当たりたくないチームの代表なので、何度も優勝してるような印象があったのに。

    あの時は本当にお世話になりました。誹謗中傷しない、子どものことは悪く書かない、などの最低限のモラルを課してこれを書いてるのですが、なかなか難しいこともあります。近年もその子を擁護するために、良かれと思って書いたたった1行の文章で、その親の怨みを買う結果になり、以来その親とは口もきかない間柄となりました。私にすれば相手の筋違いの「逆恨み」ですが、親にとっては子どものことしか頭になくて、非常に残念でなりません。もう卒業してるので、今はどうってことないですが。でもまだブログ書く時は引きずっちゃいますね、今でも。

    本当に長い間モンタ+宮前の少年野球に携わり、支えてくださりありがとうございました。
    お子さん達のおかげで、良い思いもできて感謝ですね。
    お疲れ様でした。

    おっと、まだ調布でのジャビット本大会がありました。
    昨年のフレンズは初戦敗退で苦い涙を飲みましたが、モンタさんは是非勝って美味い酒を飲んで下さいね。(^-^)

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